作成:2018.11.1 更新:2023.7.5
投げ釣り仕掛けを自作!胴付き仕掛けは誰でも簡単に作れる!
胴付き仕掛けは投げ釣りの定番の仕掛けです。完成仕掛けも販売されていますが、コストを抑えるには自作が一番です。簡単に作れるので自作仕掛けの入門としても最適でしょう。
誰にでも作れる簡単な作り方を紹介します。
投げ釣り胴付き仕掛けは自作がおすすめ

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投げ釣りの仕掛けと言えば、主に天秤仕掛けと胴付き仕掛けがあります。胴付き仕掛けは天秤仕掛けと比べて、根掛かりに強いので、根の多い場所で有利となる仕掛けです。また、構造がシンプルなので手返しがよく、アタリもダイレクトに感じられるメリットもあります。
胴付き仕掛けは道糸に幹糸を結び、一番下にオモリを取り付ける下オモリ式の仕掛けです。幹糸から2〜3本の枝スを伸ばし、その先に針と餌を付けて魚を釣り上げます。
今回はこの胴付き仕掛けの自作方法を解説します。胴付き仕掛けは船釣りでも使われる仕掛けですので、作り方の基本を覚えておけば、様々な釣りの場面で活躍してくれます。是非作り方を覚えましょう!
投げ釣り胴付仕掛けに必要なアイテム

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- 針:キス6号、カレイ・アイナメ13号など
- 幹糸:フロロカーボン8号
- 枝ス:3号
- スナップ付きサルカン
- 発光玉
投げ釣り胴付仕掛けで必要なアイテムは上記の5点です。ただ、発光玉だけは必ずしも必要ではありません。付けても付けなくても大丈夫ですが、カレイ釣りやアイナメ釣りには集魚効果のある発光玉は有効だと言われています。
針とハリスのサイズや形状は、ターゲットの魚に合わせてください。使用するアイテムを細かく設定することができるのも自作仕掛けの強みの1つです。釣果の上がるように最適な針を選びましょう。
下オモリ式の胴付き仕掛けでは、オモリのサイズに合わせた太さの幹糸を使用してください。オモリのサイズに対して幹糸が細すぎるとキャストの際に切れてしまう可能性があります。20号以上のオモリを使う場合は、8号以上の幹糸にしましょう。
自作仕掛けに最適!60本入りお買い得カレイ針
仕掛けを自作するなら針はたくさん入ったお買い得商品がおすすめです。60本入りで約900円とリーズナブルで、品質の高さで定評のあるオーナー製のおすすめカレイ針です。
簡単自作仕掛けにおすすめ!ハリス付きカレイ針
針にハリスを結ぶのは一番細かい作業になるので、面倒な人や細かい作業が難しい人にはハリス付きの針もおすすめです。
幹糸用におすすめ!強度抜群のシーガーグランドマックス
強度の高さが特徴のフロロカーボンハリスです。幹糸用としてはピッタリですのでとてもおすすめです。
コスパの高さで選ぶならこれ!「クレハ Jr.シーガー」
コストを抑えるなら、このJr.シーガーがおすすめです。非常にリーズナブルな価格ながら品質の高さは間違いありません。3号なら枝ス用としてピッタリです。
お得な100個入り!スナップ付きサルカン
スナップ付きサルカンは、高品質で強度が高く、かつリーズナブルな製品がおすすめです。この商品は100個入りのお買い得商品で、サイズも5サイズ入っていて、使い勝手に優れるので非常におすすめな商品です。
Crochローリングスイベルベアリングサルカンロックスナップ付ブラック 5サイズ 100個入り
メーカー:Crosh
サイズ:6、8、10、12、14 5サイズ入り
カラー:ブラック
100個入り
派手なカラーで魚を誘う!発光玉ソフト
カレイ釣りなどで発光玉はとても有効です。自作仕掛けを作るなら、このような小物も使って色々と試してみるのも面白いうでしょう。ソフトタイプの発光玉は針を結んだ後でも取り付けることができるので使いやすくおすすめです。
投げ釣り胴付き仕掛けを作ってみよう!

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手順1「ラインを必要な長さにカットする」
まずは、幹糸用と枝ス用のラインをカットしましょう。使いやすいように好みの長さにカットしてください。
標準的な2本針の投げ釣り胴付き仕掛けを作るなら、幹糸の長さは80cm〜100cm、枝スの長さは8cm〜12cmくらいが一般的です。
手順2「幹糸にスナップ付きサルカンを取り付ける」
次に、カットした幹糸にスナップ付きサルカンを取り付けます。両端に取り付けてください。片方は道糸に取り付ける用、もう片方はオモリを取り付ける用になります。
サルカンのリングにクリンチノットという結び方で取り付けます。下の画像を参考にしてください。見やすいように幹糸を黒い紐、サルカンをシルバーのリングとして説明します。
まず、左上の画像のようにサルカンのリングに幹糸を通してから、4〜5回ほどグルグルと巻き付けます。次に、幹糸の端を右上の画像のように、巻き付けた部分に通してください。その状態で巻き付けた部分を絞っていき結び付けます。解けないように固く結んで、余分なラインをカットすれば完成です。

出典:Fishing Pro
手順3「幹糸にチチワを作る」
次に、幹糸の枝スを伸ばしたい部分にチチワを作ります。目安としては、道糸から1つ目の枝ス間が30〜40cm、枝スと枝ス間が30cm〜40cm、枝スからオモリまでが20cm〜30cmくらいが平均的です。カットした幹糸の長さに合わせて取り付ける位置を決めましょう。
チチワは下の画像のように作ります。まず、チチワを作りたい部分に、左上の画像のように輪っかを作ります。そして、上側にあった紐を真ん中に紐に巻き付けます。3〜4回位巻き付けて、左下の画像のようにしてください。そして、下側の紐を上側にできた輪っかに通してチチワを作ります。チチワの大きさを調整しながら、巻き付けた部分を絞っていけば完成です。

出典:Fishing Pro
手順4「枝スにチチワを作る」
次は、枝スの端に8の字結びでチチワを作ります。
8の字結びの結び方は下の画像のとおりです。まず、左上の画像のように枝スを2重にして2重の輪っかを作ります。そして、2重の輪っかの部分をもう一回撚ってください。そして、上側にあった輪っかを後ろ側から2重の輪っかに通してください。左下の画像のような状態になれば正解です。固く絞って解けないようにし、余分なラインをカットすれば完成です。

出典:Fishing Pro
手順5「枝スに針を取り付ける」
次は枝スのチチワを作った反対側の端に針を取り付けます。針は強度の高い内掛け結びで取り付けましょう。発光玉を付ける場合は、先に枝スに通しておいてください。
内掛け結びは、下の画像のように取り付けます。まず、針の軸を引っ掛けた状態で輪っかを作ります。次に、枝スの端を輪っかに通して巻き付けます。5回以上は巻きつけるようにしましょう。そして、針から抜けないように巻き付けた部分を抑えながら、両側から引っ張っていきます。解けないようにギュッと結び、余ったラインをカットすれば完成です。余った部分は邪魔になりますので綺麗にカットしましょう。

出典:Fishing Pro
手順6「枝スを幹糸に取り付ける」
最後に幹糸のチチワと枝スのチチワを結びつけば胴付き仕掛けの完成です。下の画像のようにストラップを付けるように取り付けてください。この結び方なら枝スだけ交換することもできるので便利です。
道糸に取り付け、オモリを取り付ければ終了です!
出典:Fishing Pro
自作の投げ釣り仕掛けで釣果を上げよう!
自作の仕掛けは、狙いに合わせて最適なスペックで作ることができるので、完成仕掛け以上に高い釣果を上げることが期待できます。初期費用はかかりますが、長い目で見たトータルの費用は、完成仕掛けを使うよりも圧倒的に安上がりですので、本格的に釣りをしていきたい人なら是非仕掛けは自作していきましょう。
投げ釣りの胴付き仕掛けの自作は決して難しくありませんし、他の釣りにも応用できますので、入門としても非常におすすめです。是非、今回の記事を参考にして自作の仕掛けで投げ釣りに挑戦しましょう!