作成:2018.10.22 更新:2021.3.5
エギングロッドでチヌに挑戦!重めのルアーを使えばチニングできる!
エギングロッドでチヌに挑戦するには、スペックの問題はほとんどないので十分に対応できます。気になるのは対応するルアーウェイトですが、ルアーを選べば問題ありません。初心者がエギングロッドでチヌを楽しむことはほぼ問題なく可能です!
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目次
エギングロッドならチヌでも問題ない!

出典:Visual Hunt
エギングロッドでチヌは釣れるのか?
もし、今持っているロッドでチヌも釣れるなら、幅が広がって楽しみも増えますよね。
実は、エギングロッドでもチヌを釣ることはできるんです。
その理由は、なんといってもロッドが丈夫なことです。
チヌは、ものすごく引きが強いことでも有名な魚です。
そのため、ロッドが柔らかすぎるとラインが疲労してバラしてしまうことも多くなります。
そこで、チニングロッドは、バットという竿の手元の部分が硬く作られていて、チヌの引きに対応するようになっています。
エギングロッドでも、重いエギと大きなイカに対応するためにロッドがしっかりと作られているので、チニングにも転用することができるのです。
チニングロッドに必要なスペックは以下の通りです。
- 長さ:7~8ft
- 重さ:115~100g
- 硬さ:ML
- ティップ:掛けならチューブラーティップ 乗せならソリッドティップ
- 対応ルアーウェイト:2-12g
エギングロッドとチニングロッドの違いはココ!

出典:Visual Hunt
エギングは、エギという「えび型」のルアーを用いて「イカ」を釣る方法です。
もともとは「餌木」という木でできた疑似餌を使った日本古来の伝統的な釣り方でした。
チニングは、ルアーでチヌを釣る方法の総称で、メインはジグヘッド(錘のついた針)にワームという柔らかいルアーをつけて、底(ボトム)をズルズルと引いてくる「ズル引き」となります。
ただし、メタルジグという金属製のルアーを用いる方法や、トップゲームと言って海面に逃げてきた小魚を装って海面でルアーアクションをつけるような方法もあります。
エギングとチニングの一番の違いは、この「エギ」の重さと、チニングのワームなどのルアーの重さの差が大きいことです。
エギングロッドの方が少し長い
長さの面では、エギングでは7~8ft以上の長い竿を使います。
特に、ロッドの長さは「遠くへ飛ばす」「大物に対応する」「足場が悪くても使える」などのメリットがあります。
短ければ、「取り回しが楽」「操作性が上がる」などのメリットがあり、どちらを優先するかは自分次第となります。
チニングでも、7~8ft程度が主流ですので、ロッドの長さに違いはありません。
若干エギングの方が長めという印象です。
ロッドは軽い方が疲れない
重さの面でも、エギングは一日中エギをしゃくっておく必要があり、重いロッドでは大変な労力となります。
そこでエギングのロッドは100gを切る軽量のモノが多く、疲労を抑える工夫がされています。
ロッドが軽いと、長時間の釣りでも疲れにくくなりますし、操作性がいいというメリットがありますが、その分強度が悪くなるというデメリットもあります。
エギングロッドは、重さの面でもチニングにも十分対応しているといえます。
エギングロッドとチニングロッドの違いは硬さ
硬さとなると、エギングの場合エギ自体が重く、アオリイカの大きいものでは40㎝にもなります。
そのため、エギングのロッドは硬めに作られています。
チニングでは、引きの強いチヌに対抗するため、バットと言われる竿の手元の部分が硬くなっています。
こうした部分はエギングロッドでも十分に対応できます。
エギングロッドの場合、ロッドが硬く対応するルアーウェイトも数十gと大きくなります。
逆にチニングでは、わずか3.5g程度のワームをつけて投げることもあるので、こうした軽いルアーにも対応していないと、感度が鈍くなってしまいます。
エギングとチニングの大きな違いは、この「ルアーウェイト」の点です。
チニングでは13g程度の重いルアーから、3.5g程度の軽いルアーでもしっかりと感じることができる感度が重要になります。
エギングロッドの特徴は、軽くて丈夫! 重いルアーにも対応!
エギングでは通常長さが7~8ft以上の少し長めの竿を使用します。
イカを狙って遠投することもあるため、ロッドは長い方が有利となります。
重さは100gを切る軽めのものがたくさん出ています。
エギをしゃくってアクションをつける必要があるので、重いロッドではすぐに使れてしまいます。
ティップ(穂先)の種類については、通常はチューブラーティップが主流とのことですが、ソリッドの方があっているという人もいて、両方販売されています。
チューブラーティップとは、穂先が空洞なためほとんどしならず、ダイレクトにアクションが伝わるので、フッキングに適しており「掛け」の釣りで使われることが多いです。
ソリッドティップでは、穂先が詰まっていてしなやかでよくしなります。
感度はよく、対象魚がルアーを咥えて持って行っても、しなりで追いかけてくれるので「乗せ」の釣りで使われるロッドです。
エギングロッドの最大の特徴は、対応ルアーウェイトです。
エギの場合、号数で表されますので、ルアーウェイトという表記はありません。
3.5号のエギが主流で、重さにすると15g程度となります。
4号以上では20gにも及ぶことがあるため、エギングロッドはかなり重いルアーに対応しています。
チニングロッドの特徴は、長さが必要なく、対応ルアーウェイトが12g程度まで
チニングでは、長さは7~8ft程度で、チヌは足元でかかることが多く、遠投の必要もないのでそれ以上の長い竿を使うことはほとんどありません。
重さは100g程度で、ワームをズル引きするくらいならそれほど疲れることはないといえます。
ティップの種類は、やはり「掛け」ならチューブラーティップ、「乗せ」ならソリッドティップといった具合です。
ここまではエギングのロッドでも十分に対応することができます。
問題は、ルアーウェイトです。
通常、チニングロッドではルアーウェイトに幅のあるものでも2-12g程度です。
チニングに対応するには、3.5g程度のルアーでも大丈夫なものを選ぶか、もしくは、メタルジグやトップゲームのようなある程度重さのあるルアーを使用することになります。
それであれば、まったく問題なくエギングロッドでチニングを楽しむことができます。
エギングロッドでチヌを釣るならルアーはコレを使え!

出典:Visual Hunt
エギングロッドでチヌを釣るには、ワームを用いた方法、メタルジグを用いた方法、トップゲームなどのいくつかの方法があります。
ポイントは、少し重めのルアーを使うことです。
ズル引きに使うバイブレーションならコレ!
こちらは自重が9gありますので、エギングロッドで問題なく使用できます。
釣り方はボトム(底)まで落としてズル引きでOK。
簡単にチニングを楽しむことができます。
メタルジグならコレ!
こちらも自重が7gですのでエギングロッドで対応可能。
ズル引きでも根掛かりしない設計で安心です。
自重が10gあるので、問題なくエギングロッドで対応できます。
こちらもズル引きで良く動いてくれる優れたルアーです。
トップゲームならコレ!
こちらは海面に浮かせてルアーアクションを行うトップゲームのルアーです。
自重が7.3gですので、エギングロッドで対応できます。
こちらもトップゲームで使うフローティングルアーです。
自重が9gで、エギングロッドで対応できます。
チヌを狙うならエギングロッドは軽いエギに対応したものを!

出典:Visual Hunt
おおむねエギングロッドであれば、どんなものでもチニングに対応することができます。
強いていえば、対応するルアーウェイトが3.5g程度でも大丈夫なものであれば言うことはありません。
長さは7~8ft程度、重さは100g程度、「掛け」ならチューブラーティップ、「乗せ」ならソリッドティップです。
エギングロッドであれば、おおむねこれらの条件は満たしてくれます。
ダイワのエギングロッドなら安心!
こちらのエギングロッドであれば、ルアーのウェイト幅も広く、十分にチニングに使えます。
チニングロッドの代わりに、エギングもできるこのロッドを購入する人もいます。
ダイワ(Daiwa)エギングロッドスピニング8.3ftエメラルダスアウトガイド83Mエギング釣り竿
長さ:8.3ft
自重:113g
エギ:2~3.5号(2.5~20g程度)
メジャークラフトはやっぱりコスパ!
メジャークラフトでは自重を公表していませんが、レビューでは軽くて使いやすいとありました。
こちろらもコストパフォーマンスがよく、チニングもエギングも楽しめるロッドとなっています。
メジャークラフトエギングロッドスピニングファーストキャストエギングFCS-802EL釣り竿
長さ:8ft
自重:非公開(レビューでは軽いとのこと)
エギ:2~3.5号(8~20g程度)
手持ちのエギングロッドでチニングを楽しもう!

出典:Visual Hunt
ここまで見てきたように、エギングロッドとチニングロッドの差はそれほど大きくはありません。
たとえば、細かな違いも気になるくらいのベテランになれば、それぞれのロッドを用意するのは当然です。
ただ、これからチニングをはじめたいという初心者であれば、手持ちのエギングロッドで十分対応できるといえます。
まずは、今持っているエギングロッドでチニングを楽しんでみることからはじめてはいかがでしょうか。
もしくは、これから釣りをはじめたいという人は、エギングロッドは、アジングやメバリングなど他の釣りにも対応する部分がありますので、おすすめのロッドとなります。
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