作成:2018.10.26 更新:2023.2.4
アマダイ仕掛けの自作方法を解説!意外と簡単で超安上がり!
釣りにも慣れてきたら仕掛けも自作するのがおすすめです。なんと言っても安上がりですし、好みの仕掛けが作れるので釣果も上がります。
今回はアマダイ釣りの仕掛けの作り方を解説します。
親子サルカンを使うアマダイ天秤仕掛け

出典:Foter
今回はアマダイ釣りの最もオーソドックスな仕掛けである、天秤吹き流し仕掛けの作り方を解説します。メインラインにオモリを付けた片天秤を付け、その先にハリス、枝ス、針を取り付ける仕掛けとなります。一本針を使う人もいますが、2本針の仕掛けが一般的ですので、ここでも2本針の仕掛けを解説します。
この仕掛けの特徴的な部分は、天秤から伸びてきたハリスに三叉の親子サルカンを繋げて、そこから枝スを2つ伸ばして針を付けることです。親子サルカンを使うことによって、餌の回転によって糸ヨレができることを防ぎ、仕掛けの絡まりを防止する役割がありますので、親子サルカンもしくは三叉サルカンを使うことをおすすします。
アマダイ釣りの仕掛けに必要な道具

出典:Stockvault
- 針:チヌ3〜4号
- ハリス:フロロカーボン3号
- 親子サルカン:4×5
- スナップ付きサルカン
- 夜光玉:2号〜3号
- (ガン玉:B〜1号)
必要なのは以上の5点です。ガン玉は潮の流れなどで使い方が変わるので、製作する時には付けず、船の上で調整する形となります。とりあえず今は必要ありませんが、いざ釣りに行く時は忘れずに用意しておきましょう。一般的には針上30cmくらいの部分に打つことが多いです。
針はチヌ針を使用します。餌にオキアミを使用しますので、餌が取れづらいケン付きの針がおすすめです。
ハリスは枝スとサイズを分けなくても大丈夫ですので、3号のフロロカーボン1つを用意しましょう。
夜光玉も好みで付けなくても大丈夫です。ただ、アマダイにはかなり有効と言われているので、できれば付けることをおすすめします。
餌が取れづらいケン付きチヌ針
ケン付きで餌が取れづらく、ケイムラ仕様で深い場所でも高いアピール力のあるチヌ針です。
高品質船釣り用ハリス
フロロカーボンのハリスと言えば、この「クレハ シーガー」と言われるほどの定番のハリスです。品質の高さはピカイチですのでアマダイ釣りでも非常におすすめです。
強度抜群!親子サルカン
ステンレス製で高強度を誇る親子サルカンです。アマダイ釣りにも安心して釣りに使うことができます。
扱いやすいソフトタイプ発光玉
ソフトタイプの発光玉は、針をハリスに結んだ後でも取り付けれるので扱いやすくておすすめです。
様々なサイズが揃ったスナップ付きサルカン
仕掛け作りでは何かと使うことの多いスナップ付きサルカンは、たくさん持っていても良いでしょう。様々なサイズが揃っているので、利便性が高くおすすめの製品です。
Crochローリングスイベルベアリングサルカンロックスナップ付ブラック 5サイズ 100個入り
メーカー:Croch
サイズ: 6、8、10、12、14 5サイズセット
100個入り
忘れずに用意しよう!ガン玉
ガン玉1つで釣果が大きく変わることもあります。釣りに行く前にはガン玉も忘れずに用意しましょう。
実際に仕掛けを作ってみよう!意外と簡単!

出典:Stockvault
では、実際に仕掛けを製作していきましょう。ハリスの長さや結び方はあくまで基本的な方法ですので、より頑丈な結び方をしたり、ハリスの長さも自分で研究して調整することはもちろん問題ありません。
手順1「ハリスをカットする」
まずは、使用する長さハリスをカットします。
長さは天秤から親子サルカンまでのハリスが1m、そこから下に伸びる親針用のハリスが1m、親子サルカンから横に伸びる枝ス用は40cm前後にするのが一般的です。
手順2「親子サルカンにハリスを結ぶ」
次にカットしたハリスを親子サルカンに結びましょう。結び方は、サルカン結びの基本であるクリンチノットで結びます。ダブルクリンチノットや漁師結びなどでも大丈夫です。
取り付けるサルカンの向きは、枝ス用の短いハリスを違う場所に付けないように注意してください。枝スはサルカンに横向きに取り付けられている子サルカン側に取り付けてください。
クリンチノットの結び方
わかりやすいように、紐とキーホルダーの輪っかを使って解説します。紐がハリス、キーホルダーの輪っかをサルカンの輪っかだと思ってください。
まずは、ハリスをサルカンに通し、4,5回ぐるぐると捻ります。
出典:Fishing Pro
次は画像の様に、ハリスの端を、捻ったハリスの間を縫うように通していきます。サルカンの横を通って、さらにその持ってきたハリスの間を通します。
出典:Fishing Pro
後は捻った部分を絞って、ガッチリと結べばクリンチノットの完成です。余った部分は邪魔ですのでカットしましょう。この画像ではかなり余ってしまいましたが、やりすぎるとハリスが短くなってしまいますので注意してください。
出典:Fishing Pro
手順3「スナップ付きサルカンを取り付ける」
次に天秤に取り付ける部分にスナップ付きサルカンを取り付けます。ここもクリンチノットで取り付けます。抜けたりしないようにしっかりと結び付けてください。
手順4「ハリス・枝スに夜光玉と針に結ぶ」
最後に発光玉と針を付ければ完成です。まず、ハリス(枝ス)に発光玉を通してから針を付けます。ソフトタイプの発光玉なら後付けもできますが、ソフトタイプ以外なら忘れずに取り付けましょう。針は外掛け結びでも良いですが、より強固な内掛け結びの方がおすすめです。
枝ス側と下針側を両方取り付けたら完成です。
仕掛けを自作して釣りをもっと楽しもう!
仕掛けを自作するのは慣れないと少し面倒くさく感じてしまいますが、慣れれば意外と簡単に、素早く完成することもできます。自分で考えて作った仕掛けで魚が釣れると、喜びもまたさらに大きくなるので、是非今回の解説を参考に仕掛けを自作して、美味しいアマダイを釣り上げましょう!