作成:2018.11.4 更新:2023.3.24
マルイカ釣り仕掛けの作り方を解説!自作の仕掛けはよく釣れる!
マルイカ釣りの直結仕掛けと直ブラ仕掛けの作り方を解説します。高い釣果が期待できるこの2つの仕掛けは本格的にマルイカ釣りをするなら是非用意したい仕掛けです。
仕掛け作りがはじめての人でも簡単に作れるように、わかりやすく解説していきます。
自作も簡単!マルイカ仕掛け

出典:Foter
手返しの良さ抜群!直結仕掛け
マルイカ釣りで高い釣果を上げたければ、直結仕掛けは用意しておきたいところです。直結仕掛けはブランコ仕掛け、直ブラ仕掛けと比べて圧倒的に手返しが良く、アタリもわかりやすい特徴があります。また、スッテの交換も容易で、投入機を使わなくても仕掛けを投入できることから、マルイカ釣りで釣果を上げるには最適な仕掛けと言えるでしょう。
直結仕掛けは、スッテのカンナにハリスを直接接続して連結していくという独特の仕掛けになります。完成仕掛けも売っていますし、スッテの間のリーダーだけの製品も販売されています。自作ではこのリーダーを製作していくのですが、非常に簡単に作ることができるので自作がおすすめです。
バラしづらくて釣果が期待!直ブラ仕掛け
もう1つ、直結仕掛けでマルイカのうまく釣れない時のために、直ブラ仕掛けも作っておきましょう。直結仕掛けほど手返しは良くありませんが、バラしづらく特徴があるので、コンディションによっては直結仕掛け以上の釣果を上げることもあります。
また、直ブラ仕掛けの作り方は基本的にブランコ仕掛けの作り方と同じですので、直ブラ仕掛けの作り方を覚えれば、ブランコ仕掛けも簡単に作れるようになりますので、是非覚えましょう。
マルイカ釣り仕掛けに必要なアイテム

出典:Stockvault
直結仕掛け
- イカスナップ
- サルカン
- ハリス用ライン:フロロカーボン5号
- 捨て糸用ライン:フロロカーボン4号
- ビーズ
- スナップ付きサルカン
マルイカ釣り仕掛けの自作に必要な道具は上記の6点になります。サルカンは必ずしも必要ではありませんが、スッテに取り付けることで、ヨレを防いで仕掛けが絡まるの防ぐことができます。ただ、アタリは取りづらくなるデメリットがあるので、好みで取り付けてください。
捨て糸はスナップ付きサルカンを取り付け、仕掛けの一番下のオモリ部分に使います。ハリスよりワンサイズ細いラインを使うことで、仮に根掛かりしたとしてもオモリのロストだけで済ませることができます。
ビーズはスッテのカンナに引っ掛けたハリスを止めるのに使用します。
直ブラ仕掛け
- イカスナップ
- 幹糸用ライン:フロロカーボン4号
- 枝ス用ライン:フロロカーボン3号
- 回転ビーズ
- スナップ付きサルカン
直ブラ仕掛けに必要なアイテムは、上記の5点になります。
幹糸は4号くらいのサイズで、枝スは同号の4号かワンサイズ小さい3号くらいが標準的です。
直ブラ仕掛けでは枝スを結ぶ部分に回転ビーズを使った作り方が一般的です。色々な結び方がありますが、回転ビーズを使った仕掛けはブランコ仕掛けにも使えますのでおすすめの方法です。
強度と扱いやすさ抜群のイカスナップ
信頼あるダイワ製のイカスナップは、使っていて安心感があるのでおすすめです。
スイベル付きで糸よれ軽減!快適イカフック
スイベル付きのイカフックは糸よれ防ぎ、トラブルの軽減に役立ちます。
信頼高いフロロカーボンハリス
クレハのシーガーはあらゆる釣りで高い評価を得ているハリスです。高品質の製品は安心感が違いますのでおすすめです。
万能に使える発光玉ハードタイプ
ビーズは特にどんなものでも良いのですが、ハードタイプで小さめのビーズを使用しましょう。これは数も多くておすすめの製品です。
強度の高いスナップで安心!スナップ付きサルカン
小さいと使いづらいし強度も心配なので5号程度のサイズがおすすめです。オモリの部分に使いますので大きくても特に問題はありません。
直ブラ仕掛けに最適!スーパー回転ビーズ
直ブラ仕掛けの幹糸と枝スを結ぶ部分に使う回転ビーズです。4号のハリスならMサイズくらいがちょうどいいです。
マルイカ直結仕掛けを作ってみよう!

出典:Stockvault
手順1「ハリスを必要分カットする」
まずは、ハリスを必要な本数分カットしていきます。好みの長さにカットして構いませんが、スッテとスッテの間は90cm〜1.2mくらいが一般的です。繋げるスッテの本数分用意してください。多めに作っておいてもいいでしょう。
また、捨て糸用のラインもカットしておきましょう。捨て糸の部分には少し長めの150cmくらいが使われるのが一般的です。
手順2「捨て糸にスナップ付きサルカンを付ける」
マルイカの直結仕掛けを使う場合は、捨て糸にオモリ用のスナップ付きサルカンを取り付けます。
スナップ付きサルカンはクリンチノットで結びます。下の画像を参考にしてください。黒い紐をライン、シルバーの輪っかをサルカンとしてイメージしてくださ。
まず、左上の画像のようにラインをサルカンに通して4,5回程グルグルと巻き付けます。そして、右上の画像のようにラインの端を通します。そして巻き付けた部分を絞っていけば完成です。最後に余分なラインを邪魔にならないようにカットしてください。

出典:Fishing Pro
手順3「イカスナップにハリスを結ぶ」
イカスナップにハリスを結びます。サルカンを付ける場合はイカスナップにサルカンを付け、サルカンにハリスを結んでください。ここもクリンチノットでしっかりと結びましょう。
手順4「ハリスにビーズを使ってチチワを作る」
次は、ハリスのスッテに結んだ反対側の部分にチチワを作ります。ハリスを下の画像のようにビーズに通し、ハリスの端を8の字結びで結び目を作って抜けなくします。もしも、ビーズの内径が大きくて結び目を作っても抜けてしまう場合は、ハリスの切れ端を使って2重に結んで結び目を大きくする対策をしてください。
また、捨て糸のサルカンを取り付けた反対側も同様にチチワを作ります。
出典:Fishing Pro
手順5「スッテを繋げていく」
手順4で作ったチチワをスッテのカンナに引っ掛け、ビーズを絞ってスッテ同士を繋げていきます。カンナの真ん中に引っ掛けるように取り付けてください。そして、一番下のスッテに捨て糸を引っ掛けて、道糸に繋げれば完成です。
マルイカ直ブラ仕掛けを作ろう!

出典:Foter
手順1「ラインを必要な長さにカットする」
まずは、幹糸と枝スを必要な長さにカットしましょう。幹糸の長さは6mくらいを目安にカットしましょう。枝スの間隔を1m前後で5本くらいのスッテを付ける一般的な仕掛けにする場合ちょうどいい長さになります。
枝スの長さは大体1cmくらいが平均的です。使いやすいように好みの長さにカットしましょう。短いと結ぶのが難しいので、長めに用意しておいて結んでからカットする方法がやりやすいです。
手順2「幹糸に回転ビーズを取り付ける」
幹糸をカットしたら、枝スを取り付けるための回転ビーズを取り付けていきます。回転ビーズの長い方が幹糸側になるように取り付けてください。
まず、回転ビーズを取り付けたい箇所に8の字結びでコブを作ります。そして、回転ビーズを通してから反対側も8の字結びで結び、結び目のコブで回転ビーズを挟んで固定します。取り付ける部分の間隔を測りながら必要な分取り付けてください。
手順3「枝スにイカスナップを取り付ける」
次に枝スにイカスナップを取り付けます。直結仕掛けと同じ様にクリンチノットでしっかりと結びつけましょう。
手順4「枝スを幹糸に取り付ける」
次に、イカスナップを取り付けた枝スを、幹糸に取り付けた回転ビーズに取り付けていきます。
幹糸と直角になる穴に通して、8の字結びでコブを作って枝スが抜けなくなるように作ります。枝スの長さを調整しながら作ってください。結んだら、余分なラインは邪魔になるので綺麗にカットしましょう。回転ビーズ全てに取り付けてください。
手順5「幹糸にスナップ付きサルカンを取り付ける」
最後に、幹糸の両端にスナップ付きサルカンをクリンチノットでしっかりと結びつけ、余分な部分をカット取り付けて余分ラインをカットすれば完成です。
自作仕掛けでマルイカを釣り上げよう!
マルイカ釣りの仕掛けは、道具さえ揃っていれば非常に簡単に作ることができます。お気に入りのスッテを使うこともできますし、なにより非常に安上がりですので仕掛けは自作がおすすめです。
自作の仕掛けを使って釣果が上げれば、喜びもとても大きいので、是非今回の仕掛けの作り方を参考に自作のマルイカ釣り仕掛けを作って、美味しいマルイカをたくさん釣り上げましょう!