作成:2018.11.4 更新:2023.3.25
タイラバは自作できる!自作タイラバの作り方を紹介します!
自作したタイラバで大きなマダイを釣ることができれば、こんなに楽しいことはありません。自作することで、好きなカラーを大量に作ることもできますし、コストパフォーマンスにもつながります。今回は、タイラバの作り方を紹介いたします。
意外と簡単に作れるタイラバ!

出典:Amazon
タイラバは、カラフルなボディでマダイはもちろん、青物やカサゴのような根魚を狙うことができます。市販されているタイラバは色も豊富ですが、購入後にチューニングされる方も多く、「これなら釣れる」という、自分が好きなカラーコーディネートというものがあります。タイラバを自作するメリットは、好きなカラーの組み合わせや、サイズもすべて自分で決めることができ、材料があれば大量に作ることもできるので、コストパフォーマンスにもつながります。
デメリットの部分は、メーカーのタイラバはテストを繰り返し、完成された設計になっていますが、自作タイラバはテストされていないので、実釣を繰り返し納得できるタイラバに完成してかたちになります。ただ、どんどん釣果が良くなり、釣れるタイラバを作れるようになる楽しみから考えると、はるかにメリットのほうが大きいです。
自作タイラバに必要なパーツ

出典:Visual Hunt
タイラバを作るために必要な素材は大きく分けて、ヘッド部、ネクタイ、スカート、フックです。これら以外にもパーツを固定するチューブなどがありますので、詳しく解説いたします。
錘となるヘッド部
ヘッド部は、錘の役割があるので重さ、形状、材質によって沈むスピードが変わります。マダイを狙うタナに合わせて重さを決めると良いので、同じカラーのタイラバでも、ヘッドのサイズを分けて作るのもおすすめです。ヘッド部は、各メーカー種類も豊富で、キラキラしたものや、暗い水中で光るケムイラタイプなど様々です。最近は、高比重でコンパクトなタングステン素材も人気です。
波動を生み出すヘッド形状!
低重心設計のヘッドで、独特の波動を生み出すことでネクタイのアクションを向上させます。
捕食スイッチを入れるネクタイ
タイラバで一番キモとなるのがネクタイです。最近では、スカートを使わず、ネクタイでタイラバ釣りを楽しむ方も多くいます。材質はシリコン製とゴム製がありますが、扱いやすいとしてシリコン製が主流になっています。形状は、ストレートとカーリータイプを使用する方が多く、いろんなカラーを揃えておくことをおすすめします。
自由な形にネクタイをつくる!
自由にカットできるので、自分のこだわりをもったタイラバを作ることができます。
カット済みで簡単!
すでに完成されているネクタイなので、初めてタイラバを作る人におすすめです。
ネクタイを作るのが難しい方におすすめです。また、耐久力にも優れているのでガンガン使えます。
アピールとボリュームがアップするスカート
スカートは、カラーも豊富でボリュームも増え、アピール度がアップするだけでなく、フックを隠すというステルス性能もあります。材質はシリコン製とゴム製がありますが、最近では扱いやすさからシリコン製がメインになっています。
水中で広がる3Dカット!
3Dカットにより水中でしっかりと広がるフレア効果と耐久性があるスカートです。
しっかり刺してバラさないフック
フックは、強靭なタイラバ用のフックに、太くて強い8号以上のPEラインを装着します。
貫通性とパワーが両立したチヌ用フック!
タイラバやテンヤに向いているチヌ用のフックです。貫通性もあり、パワーがあるので大きなマダイとファイトしても負けません。
自作用のPEライン!
紫外線にも強く、劣化が少ないPEラインです。
自作タイラバに欠かせないチューブや止め具
ネクタイやスカートを束ねるときはシリコン製チューブと止め具(スライド)を使います。また、フックとラインを固定するときは熱収縮チューブを使います。
シリコンチューブ
ネクタイとスカートを結束する際におすすめです。
フックとラインを固定する!
90度で収縮する熱収縮チューブです。
しっかりとスカートとネクタイを束ねる
スカートとネクタイをしっかりと止めることができます。自作タイラバに欠かせない部品です。
自作タイラバの作り方!

出典:写真AC
タイラバを作る際に必要な材料と工具を紹介いたします。
必要な材料
- ヘッド
- ネクタイ
- スカート
- フック
- PEライン
- 止め具
- シリコン製チューブ
- 熱収縮チューブ
必要な工具類
・ペンチ
フックとラインを結びつけたり、シリコン製チューブを広げたりする際に使います。何かを潰すような作業はないので、大きいペンチより、ラジオペンチくらいのサイズがおすすめです。
・ハサミ
ラインやシリコン製チューブをカットしたり、スカートが一枚のシートになっている場合に活躍するアイテムです。
・クリップ
スカートが一枚のシートになっている場合にシートを挟み込むのに使います。もしない場合は、ガムテープでも代用できますが、安定して使えるのはクリップです。
・カッター
普通のカッターでも良いですが、細かく操作できるデザインカッターをおすすめします。とくにネクタイをカーリーテール状にカットする場合は、デザインカッターの方が有利です。
・ライター
フックとラインを固定するときに熱収縮チューブを炙るときに使います。
ステップ1「フックをつくる」

出典:Amazon
1つのタイラバに2つのフックを使います。太いPEライン(8号)とフックが平行になるように指でつまみ、ラインを折り返して、ラインとフックをまとめて4〜5回巻きつけます。先ほど折り返したときに出来たループの中にラインの先端を通して引っ張り、さらにラインの先をペンチでつかんで、しっかりと引っ張り結びつけます。
ラインは20cm前後で切り、ラインの先から熱収縮チューブを2つ入れて、ラインのもう片方も同じ様にフックを結びつけて、両方のラインとフックの結び目に熱収縮チューブをかぶせ、ライターで炙ってしっかりと固定させます。フックの位置は均等にならないようにずらして、一重結びで結んでフックは完成です。
ステップ2「スカートとネクタイをつくる」

出典:Amazon
スカートは、切れてないシート状になっている場合、シートの一方を強力なクリップ挟んで固定し、シートを引っ張り、繊維に方向に逆らって横からハサミで切ると1本づつスカートが出来ます。
ネクタイは、カッターなどでストレートかカーリーテール常に切ります。スカートと一緒に束ねる端の部分は横幅2〜3mmにしてください。
スカートとネクタイを束ねるために5mmくらいにカットしたシリコン製チューブと止め具を使います。通しやすくするために、ペンチ刺して広げると、止め具に付けやすくなります。
ステップ3「フックを止め具とヘッドを通す」

出典:Amazon
最後に、フックのラインを、スカートとネクタイがついた止め具とヘッドに通したら完成です。
ちょっと工夫!「ヘッドをカスタマイズする」
ヘッドはシルバータイプのものがあるので、自分好みにカスタマイズしても面白いです。例えば、100円ショップで売っているアクリススプレーなどで、カラーを変えるのも良いですし、ラインストーンや、マニキュアなど塗って派手にしてもアピール度がアップします。
自作したタイラバで、さっそく釣りに行こう!
タイラバは、マダイの強い引きが楽しめる釣りですが、自作したタイラバで釣れたら格別です。タイラバは簡単に作ることができますし、慣れたら細かいところまで手を加えることができます。また、釣り仲間同士で交換しあうことで、自作タイラバの良い点や悪い点が見つかり、さらに良いタイラバを作る近道にもなります。まずは1本作るところからです。自作したタイラバで大きなマダイを釣り上げましょう!