作成:2018.11.12 更新:2023.2.4
タイラバフックは自作できる!大きなマダイを釣って自慢しよう!
タイラバフックは自作することができます。タイラバに限られたことではありませんが、釣りにとってフックは魚をしっかりと釣り上げる最重要パーツです。今回は、そんな大切なタイラバフックの作り方を解説していきます。
タイラバフックは簡単に作れる!

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タイラバはフック、ネクタイ、スカートのパーツが組み合わさって構成されていますが、一番重要なパーツがフックです。マダイの口は硬く、しっかりとフッキングすることが大事ですが、複数回使用したタイラバの場合バラシてしまうことがあります。これはマダイの硬い口にフックが刺さりにくくなったことが原因で、なるべく一回釣りに使ったタイラバは、フックを交換する必要があります。そこでおすすめするのが「自作フック」です。
自由自在な「自作フック」
「自作フック」は、簡単に作ることができて、簡単に交換することができます。例えば、市販のタイラバを買った際に、フックに使用しているラインの色や、2本のフックの間隔が気になる場合に、自作フックで自分好みのタイラバに仕上げることができるのです。
初めての場合は落ち着いて
自作フックはある程度回数を重ねると上手く作ることができます。初めて自作フック作る場合は、フックとラインを結びる工程で、間違った結び方をしてしまうと、マダイがかかってもバラシてしまう恐れがあるので、最初はゆっくりと、落ち着いて作ることが大切です。
タイラバフックに必要な材料や道具!

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ここではタイラバフックを自作する際に必要な材料や道具を紹介します。
ライン(アシストライン)
タイラバフックに使用するラインは、PEラインやアシストラインを使用します。太さ(号数)は8号前後をおすすめします。アシストラインの中にはPEラインの芯にフロロカーボンが内蔵されてるものもあります。
柔軟さと強度を兼ね備えたライン!
従来のシーハンターに比べ1.2倍の結束強度を誇ります。耐摩耗性に優れているのでマダイの歯にも負けない強度があり、しなやかで柔軟性があるラインです。
コシがあるPEアシストライン!
PEラインの中にフロロカーボンが内蔵されているので、適度なハリが生まれ、リーダーやネクタイの絡みを抑制してくれます。また、フロロの効果で、結び目の緩みも解消してくれます。
劣化に強い!
タイラバフックの自作に適したアシストラインです。アラミド繊維のように紫外線による強度劣化がほとんどなく、扱いやすいラインです。
フック
フックはタイラバ用のフックを使います。サイズは5〜6号までが基本となります。5〜6号のフックは、手のひらサイズのマダイが釣れているときに、それ以上の大きいサイズは6~8号を使うと良いでしょう。メーカーによっては、フックのサイズをS・M・Lで分けている場合もあります。
優れた貫通性能!
とにかく刺さりを重視して作られたタイラバ・テンヤ専用のフックです。マダイの硬い口にもしっかりとフッキングできる優れた貫通性能と、マダイのパワーに負けない強度を兼ね備えたフックです。
フッキング性能が高いタイラバ用フック!
徹底的にフッキングを研究したタイラバ用フックです。
サクッと刺さるタイラバフック!
ダイワのサクサスシリーズのタイラバ用フックです。サクサスシリーズは、フックの表面にフッ素系特殊プレーティング加工を施すことで、貫通性能が向上したフックです。
熱収縮チューブ
フックとラインの結び目を固定する上で重要なアイテムです。熱収縮チューブはライターで固定することができますが、熱湯やドライヤーで固定できる低温収縮タイプもあります。
しっかりと結び目をホールド!
自作フックで気をつけたいのが、フックとラインの結び目が弱いと、マダイとのファイト中にフックが取れるということです。熱収縮チューブで固定することで、結び目からフックが取れることを抑制してくれますし、OWNERの熱収縮チューブは、ドライヤーでも固定できる低温収縮タイプなので、簡単に装着できます。
ハサミ
ハサミは普通のタイプでも使えますが、PEラインに対応した釣り用のハサミをおすすめします。小さいサイズのハサミであれば、釣り場でラインカッターとしても使えます。
釣り場でも大活躍!
一般的なハサミでPEラインを切ると滑りやすいですが、このハサミはギザギザ加工でPEラインが切りやすくなっています。手のひらにすっぽり入るコンパクトサイズに、切れ味が長持ちする超高硬度ステンレス鋼使用のため、ラインカッターなど釣り場でも活躍するアイテムです。
ペンチ
ペンチは大きすぎず、先端が細身のタイプのペンチをおすすめします。
定番ラジオペンチ!
使いやすいオーソドックスなラジオペンチです。
裁縫用ボンド
ボンドは木工用ではなく、PEラインの繊維にも対応したボンドが必要です。
あたゆる繊維素材に対応!
ナイロン、レーヨン、アクリル、布など様々な素材に対応しています。
ライター
熱収縮チューブを固定するのに必要なライターは、一般的なオイルライターで十分使えます。
タイラバフックの作り方

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タイラバフックに必要な材料を揃えたら、いよいよタイラバフックを作ります。ここでは、タイラバフックの作り方を紹介します。
1、フックとラインを結びつける。

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1つ目のフックを結びつけます。フックとラインは「内掛け結び」で結びます。さらにラインの先をペンチでつかんで、きつく結びつけます。余ったラインを切ります。
2、もう片方のラインの先にフックを結びつける。

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熱収縮チューブを2mmの長さに切ったものを2つ用意します。先ほど結びつけたフックから20cmぐらいの位置でラインを切り、熱収縮チューブを2つ入れます。チューブを入れた後、フックを結びつけます。両方のフックの結び目にボンドをつけて固定します。
3、熱収縮チューブで補強する。

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フックの結び目に熱収縮チューブを入れて、ライターか熱湯で熱して補強します。もう片方の結び目も同じように熱収縮チューブを入れて熱して固定します。
4、フックの位置を決めてラインを結ぶ。
タイラバフックは、2つのフックの間隔をずらしてラインを重ねて持ち、ひとつ結びでループを作って完成です。フックの間隔は、フックの下にフックがくるようにずらすのが一般的ですが、何度かタイラバ釣りを経験することで、好みの間隔を決めるのもおすすめです。
タイラバフックはたくさん作って釣りに出かけよう!
タイラバ釣りは、たくさんフックを用意することで有利に攻めることができます。フックはサイズ、長さ、フックの間隔が違うものなど、バリエーションを増やすと良いでしょう。マダイは、フックのサイズを変えるだけでフッキングの成功率が向上します。実際にタイラバ釣りの経験者は、フックだけをケースにたくさん収納しています。タイラバフックをたくさん自作してタイラバ釣りを楽しみましょう。