アジングサビキは読んで字の如しですが、サビキ仕掛けにルアーを取り付けてアジを狙っていく釣り方です。
何といってもそのメリットはコマセなどのエサの準備がいらず、お手軽でありながら爆釣も狙えるという点です。
マヅメの時間帯など、活性の高いときにアクションで誘ってあげると、すべてのハリに食い付いてきますので、あとは手返しよく釣っていくのがポイントになります。

注意点としてはアクションで仕掛けが絡んでしまうことがあるので、ハリスの数を調整する必要があります。

サビキ仕掛けはハゲ皮やサバ皮など魚皮のものが集魚力という意味でおすすめです。
ただ夜釣りの場合など蛍光スキンの方が集魚力が上がることもありますので、王道のピンクスキンと合わせて、使い分けができると理想的です。

天然素材独特のアピール力で、抜群の集魚力を誇ります。

天然素材の自然な誘いで魚を魅了するハゲ皮。

メタルジグも付いて、すぐに使えるサビキセットです。
サバ皮やラメ留などきらきらと抜群の集魚力です。

アジングサビキにおいて基本となる仕掛けは魚皮のサビキ仕掛けにオモリとしてメタルジグを付けるというものです。
メタルジグのサイズによっては大きめサイズの青物も狙うことができます。

ただアタリがない場合はサビキ針にワームを付けてオモリかメタルジグを付けるという仕掛けもありです。
メタルジグの代わりにワームプラスジグヘッドでも問題ありません。

それぞれの仕掛けについてご紹介していきます。

メタルジグはアジ狙いの場合は小型のものを使用します。
3gから重くても10gくらいまでのものを使用します。

またメタルジグの形状についてはアジでも吸い込みやすいストレートタイプのものがおすすめです。

根掛かりでロストしやすいメタルジグですが、5個セットなので安心です。

アジにぴったりの形状とその日の食い気に合わせた色の選択ができる汎用性の高いメタルジグです。

鉛より比重の重いレアメタルのタングステンのメタルジグです。
コンパクトなので鉛製のものよりも重たいウェイトを使用できます。

少し手数は増えてしまいますが、メタルジグでアタリがない時はすべてのハリにワームを付けるという方法もあります。
アジングではワームの方が食い付きがいいので、アタリが出やすくなります。

ワームもアジの捕食スタイルに合わせて、細めで柔らかい材質ののピンテールタイプがおすすめです。
長さは2インチ程度で、太いワームの場合はカットして使用すると食い付きが変わってきます。

アジの捕食スイッチを入れるアクションを見せるワームです。
形状、長さともにアジにベストマッチします。

アミノ酸のうまみ成分とエビ粉の香りで強烈にアジを引き寄せます。
さらにはワームの振動がアジに伝わることで、知らず知らずのうちに引き寄せられてきます。

ピンテールの波動だけでなく、水中できらきらと光ることからアジを誘い出すことができます。

ロッドは穂先のやわらかいアジングロッドがおすすめです。
7ft前後の長さのものを選びましょう。
代用する場合は同等の長さのエギングロッドでもOKです。
またオモリを使用するので、対応しているロッドを選ぶようにしましょう。

ダイワのエントリーモデルでありながら、月下美人と比べても遜色ない機能性を持ったアジングロッドです。
軽めのジグでアジを誘うのに向いています。

リールは軽量で取り扱いのしやすい小型のスピニングリールがおすすめです。
ギア比は極端にハイギアのものでなければ問題ありません。
ローからノーマルギアを選択するといいでしょう。

ダイワのエントリーリールでありながらダイワテクノロジーが詰め込まれており、コストパフォーマンスに優れたリールです。
価格は6000円ほどです。

伸縮度の低いPEラインはアクションをそのままルアーに伝えてくれますので、アジングサビキにおいても有効です。
0.6号か0.8号の細いものを選択し、リーダーに1号のフロロカーボンラインを使用します。

0.6号のマルチカラーのPEラインです。
アクションをルアーに正確に伝えてくれます。

1号のフロロカーボンのショックリーダーです。
摩擦に弱いPEラインの弱点を補ってくれます。

アジングサビキにおいてのアクションは仕掛けが絡まないように基本的にはタダ巻きでOKです。
キャストして底を取ったら、ゆっくりとタダ巻きをしていくことでアジを誘います。

フォールアクションで誘う場合は仕掛けが絡まないようにハリスの本数を調整してあげるといいでしょう。

ここ近年のブームであるアジングサビキには人によっても色々な考え方があります。
ジグのみやワームにオモリ、ワームにジグヘッドなど様々に変えていくことができます。
またアクションもフォールで誘ったりタダ巻きであったりと選択肢が多いです。

さらには仕掛けの色や形状なども加味していくと、途方もない選択肢の中からその日の状況にあった仕掛けでアジを狙っていくことになります。
自身の狙った釣り方で狙った魚が釣れた時の喜びはただ釣れた時とは比べ物になりませんので、ぜひ自身の仕掛けを考えてアジングサビキを楽しんでください。