作成:2018.11.4 更新:2023.7.5
マダイの仕掛けの作り方を解説!自作仕掛けでたくさん釣ろう!
船からマダイを狙うマダイコマセ釣りの仕掛けの作り方を解説します。仕掛け自体は非常にシンプルな構成となっていますので、手順とラインの結び方などを覚えてしまえば簡単に作ることができます。完成仕掛けよりもずっと安上がりですので是非覚えましょう。
シンプルな作りのマダイコマセ釣り仕掛け

出典:Foter
マダイ釣りと言えば、おかっぱりからのカゴ釣りや投げ釣り、船からのコマセ釣りやテンヤ釣り、タイラバ釣りなど様々ありますが、中でも代表的な釣りと言えば船からのコマセ釣りでしょう。非常に高い釣果が期待できるので、非常に人気の釣りです。今回はこのマダイコマセ釣りの仕掛けの作り方を解説します。
コマセ釣りはビシカゴと天秤を使い、撒き餌でマダイを誘って釣る釣り方です。天秤から先の仕掛け自体はシンプルで、天秤の先にクッションゴムを取り付け、そこから10m前後のハリスを伸ばします。その先に針を1本付ける1本針仕掛けか、ハリスの途中に枝スを伸ばした2本針仕掛けが一般的です。
2段テーパー仕掛けでさらに釣果アップ
ハリスの途中にサルカン(スイベル)を挟んで2段階にした「2段テーパー仕掛け」という形にすることもあります。上側と下側のハリスの太さを分けることで、より自然にマダイを誘うことができ、サルカンをオモリとした誘い方ができるメリットがあります。サルカンのサイズを変えることで、仕掛けの沈み方を変えるなど多彩な誘い方ができ、高い釣果が期待できる仕組みです。
仕掛けの自作は初期費用こそ必要となりますが、長い目で見れば非常に安上がりです。慣れてしまえば数分ほどの短時間で作ることができますので、コストを考えると最善の方法となります。針の結び方やハリスの結び方さえ覚えれば、非常に簡単に作ることができますので是非覚えましょう。
マダイ釣りの仕掛けで必要なアイテム

出典:Foter
- 針:マダイ10号、チヌ5号など
- ハリス:フロロカーボン3〜6号
- サルカン(スイベル)
- 仕掛け巻き
マダイのコマセ釣りで必要となるアイテムは上記の4点です。
サルカンは、ハリスを2段階にする2段テーパー仕掛けにする場合に使います。ハリスは必ずしも2段テーパーにする必要はなく、1本物で作っても構いません。この部分は好みで作ってください。
また、2段テーパーにする場合は、ハリスは太さの違う2種類を用意する必要があります。一般的には上ハリスを6号、下はリスを4号くらいにするのが一般的です。1本物のハリスにする場合は5号前後が基本となります。
針はマダイ専用のマダイ針というものがあるのでそれを使用しましょう。高い釣果が期待できます。また、チヌ針も非常に効果的ですので代用も可能です。
仕掛け巻きは別のもので代用しても構いませんが、マダイの仕掛けは10m前後とかなり長くなるので、専用の仕掛け巻きを用意しておくと収納と持ち運びが楽になります。
マダイの針掛かり抜群!マダイ王
マダイ狙いなら針はやはり専用のマダイ針がおすすめです。マダイの針掛かりが良く、高い釣果が期待できます。
強度抜群!品質の高さは間違いなし!シーガー船ハリス
ハリスの品質だけでも釣果は大きく変わってきますので、高品質のハリスを使うことをおすすめします。シーガー船ハリスは、定番中の定番ハリスですのでマダイ釣りでもとてもおすすめです。
強度の高さに定評あり!デュエル製ローリングサルカン
サルカンは品質が高く強度十分の製品を選びましょう。デュエル製の製品は高品質で有名ですので、安心して使うことができます。
長い仕掛けも楽々収納!仕掛け巻き
マダイ釣り仕掛けはかなり長いので、専用の仕掛け巻きを用意しておくことをおすすめします。使いやすいと評判のおすすめの仕掛け巻きです。
マダイコマセ仕掛けを作ってみよう!
手順1「ハリスを必要な長さにカットする」
まずは、ハリスを必要な長さにカットしましょう。マダイコマセ釣りのハリスの長さは6m〜12mくらいが一般的です。潮の流れなど、釣りのポイントによっても最適な長さは異なりますので、予め釣りのポイントの特徴などを調べて適切な長さにカットするのが最善です。
2段テーパー仕掛けにする場合は、上ハリス5m、下ハリス5mの様に、ちょうど半々になるようにハリスをそれぞれカットしてください。
2本針仕様にする場合には、枝スもカットしましょう。ハリス(下ハリス)と同じ太さのラインで大丈夫です。枝スの長さは20cmくらいを目安に好みの長さにカットしてください。
手順2「上ハリスと下ハリスをサルカンで結ぶ」
2段テーパー仕掛けにする場合は、上ハリスと下ハリスを間にサルカンを入れて結びつけます。まず、上ハリスをサルカンに結びつけて、もう片方のサルカンのリングに下ハリスを結んでください。
結び方はサルカン結びの基本であるクリンチノットで結びましょう。結び方は下の画像のように結びます。黒い紐をハリス、シルバーのリングをサルカンだとイメージしてください。
まず、ハリスをサルカンのリングに通してから4〜5回ほど巻き付けます。そして、右上の画像のようにハリスの端を巻き付けたハリスの間に通します。そして、結び目が解けないように巻き付けた部分を絞ってください。ギュッと固く絞り、余分なハリスの端をカットしたら完成です。

出典:Fishing Pro
手順3 「ハリスに針を取り付ける」
次にハリスに針を結んでいきます。針は強度の高い内掛け結びでしっかりと結びましょう。
内掛け結びは下の画像のように結びます。まず、左上のように針の軸にハリスを掛けて輪っかを作ります。そして、右上の画像のように、その輪っかの中にハリスの端を通して5回以上巻き付けていきます。5回以上巻き付けたら針が抜けないように抑えながら、ハリスの両側を引っ張って輪っかを絞ってください。固く絞って余ったハリスをカットすれば完成です。綺麗にカットしなければ釣果にも影響するので綺麗にカットしましょう。
1本針仕掛けの場合はこれで完成です。

出典:Fishing Pro
手順4「枝スを取り付ける」
2本針仕様にする場合には枝スを作りましょう。まず、枝スの先に針を結んでください。同じように内掛け結びで結びましょう。そして針を付けた反対側を8の字結びでハリスに結びつければ完成です。付ける位置は好みで大丈夫ですが、ハリスの下(針)から2mくらいの位置が一般的ですので目安にしてください。
これで自作仕掛けは完成となりますので、仕掛け巻に巻きつけて完了です。
マダイ仕掛けの作り方は簡単!
マダイ仕掛けの作り方は非常に簡単です。クリンチノットや内掛け結びなどの基本的な結び方を少し覚えれば誰にでも簡単に作ることができます。慣れない間は時間が掛ると思いますが、1,2個作ればすぐにマスターできます。たったこれだけのことで非常にコストを抑えることができますの、仕掛けの自作はとてもおすすめです。
今回紹介した内容を参考に、マダイの仕掛けを自分で作って、もっと釣りを楽しみましょう!