作成:2018.12.7 更新:2023.6.4
メバルは釣り方沢山!陸っぱりと船釣りの仕掛けや釣り方を解説!
冬から5月頃まで釣れ続けるメバルですが、さまざまな方法で狙うことができます。陸っぱりからはもちろん、船の上からも狙うことができます。今回は、そんなメバル釣りにはどんな釣り方があるのかをまとめました!
目次
まずはメバルの特徴について知ろう!

出典:foter
メバルは日本全国ほとんどの地域で釣ることができ、冬から春にかけて船からはもちろん、陸近くの岩礁帯やテトラ付近でもよく釣れます。「メバルは凪を釣れ」と言われるほど穏やかな海を好む魚で、漁港内に群れでホバリングしているのを見かけることもよくあります。食性は肉食で、小魚をはじめエビ類や貝類・イソメ類なども食べます。基本的には夜行性の魚で、夜に行動が活発になります。昼間でも釣れますが、やはり他の魚と同じくマヅメ時や夜の方が釣れる確率は上がるでしょう。
メバルは陸っぱり・船含めたくさんの釣り方で狙うことができ、陸っぱりでは「胴付き仕掛け」・「ウキ釣り」・「メバリング」が代表的です。一方、船釣りでは「胴付き仕掛け」・「メバルサビキ」が一般的です。今回は、この5つの釣り方についてタックルや仕掛けをご紹介していきます。
陸っぱりからのメバル釣りの定番胴突き仕掛け

出典:photo-ac
まずはじめに陸っぱりからの釣り方を3つご紹介します。その中でも比較的簡単にメバルが狙えるのが、胴突き仕掛けです。胴突き仕掛けはとてもシンプルな仕掛けで初心者でも気軽に始められます。それではタックルと仕掛けを見ていきましょう!
陸っぱりの胴突きタックル
陸っぱりからの胴突き仕掛けでは、3m前後の万能竿に2500番くらいのスピニングリールをつけるのがおすすめです。胴突き仕掛けでは、遠投の必要はなく、ターゲット自体も大きな魚ではないので、それほどパワーのある竿やリールは必要がありません。それよりもむしろ3mくらいの方が扱いやすく快適に釣りが楽しめるでしょう。
防波堤釣りに最適なダイワの万能竿
防波堤釣り用の万能ロッドを買うなら、ダイワの「小継せとうち」がおすすめです。老舗メーカーダイワの技術があるのに加え、3mという長さは汎用性が高くどんな釣りにも使いやすい長さです。胴突きはもちろん、サビキ釣りやちょい投げにももってこいです!
初心者でも使いやすいリールならレガリス!
ダイワ レガリス LT2500D
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):75
ギア比:5.3
自重(g):210
最大ドラグ力(kg):10
標準巻糸量 ナイロン(lb-m):8-220、10-190、12-150
陸っぱりからの胴突きにおすすめなのが、ダイワの「レガリス LT2500D」です。入門者でも手の出しやすいリーズナブルな価格で、クオリティーも申し分ありません。これからメバルの胴突き釣りを始めたいという人は、ぜひこのリールを使ってみてください!
陸っぱりの胴突き仕掛け
メバルの陸っぱり胴突き仕掛けに使う仕掛けは、ナイロン1号〜2号の道糸にハリス1号前後と、メバル鈎6号〜9号くらいを付けると良いでしょう。3本鈎と2本鈎が一般的ですが、初心者の人には絡まりにくい2本鈎がおすすめです。あとは仕掛けの一番下にナス型オモリ4号〜8号を釣り場の状況に応じて使い分けます。エサにはアオイソメやジャリメ、モエビ(シラサエビ)などの生きエサを使います。
初心者には絡みにくい2本鈎タイプがおすすめ
メバルの胴付き仕掛けでおすすめしたいのが、ささめ針の「メバルカサゴセット」です。こちらの仕掛けは2本鈎になっているので、初心者でも仕掛けが絡まりにくく快適に釣りが楽しめます。低価格で3セット付いているコスパも魅力のひとつですね!
オモリはたくさん持って行こう!
胴突き仕掛けに使うナス型オモリの定番といえば、第一精工のパックオモリです。非常にコスパが良く、初心者からベテランまで幅広い層に人気です。様々な状況に対応できるように、たくさんの重さのものを用意しておきましょう。
陸っぱりの夜釣りでメバルを狙うならウキ釣りがおすすめ

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次に、メバルのウキ釣りについてご紹介します。ウキ釣りは、主に電気ウキを使った夜釣りが一般的です。その先に、アオイソメやジャリメ・シラサエビなどのエサをつけて狙います。 ウキがスゥーっと入った時の竿を合わせる緊張感はなんとも言えません。
ウキ釣りのタックル
ウキ釣りに使用するタックルは、磯竿1号〜1.5号に小型のスピニングリールが一番使いやすくておすすめです。竿はあまり長すぎると扱いにくいので、3m〜4.5mくらいがちょうど良いでしょう。スズキなどの予期せぬ外道を除いては、ウキ釣りはそれほど重い魚を扱うわけではないので、比較的ライトなタックルで十分です。
初めての磯竿ならリバティクラブ磯風がベスト!
ウキ釣りにおすすめしたい磯竿が、こちらのダイワ「リバティクラブ磯風 1.5-45・K」です。コスパもさることながら、最大の魅力はその使いやすさです。長い竿でも握りやすいステンレスリールシートで初めての釣りも快適です!
コスパ最高!初心者必見のスピニングリール
ダイワ クレスト LT2000
1回転巻取り長(cm):68
ギア比:5.2
最大ドラグ力(kg):5
標準自重(g):215
標準糸巻量:ナイロン(lb-m) 4-150 / ブレイド(号-m) 0.6-200
とにかくコスパ重視という方におすすめしたいのが、ダイワの「クレスト LT2000」です。
とてもリーズナブルな価格でダイワのリールが買えるとあって非常に人気のシリーズです。
メバルのウキ釣りするならこのリールに決まりですね!
ウキ釣りの仕掛け
ウキ釣りの仕掛けは、1号前後の電気ウキ(もしくはケミカルライトを付けるタイプのウキでもOK)に1号前後のオモリを付け、2号のチヌ鈎を付けます。道糸はナイロン又はフロロの2号〜3号くらいがちょうどいいでしょう。ウキ釣りで一番大事と言っても過言ではないのがタナ取りです。釣れないうちはしっかりとタナ調節をして、その日・その時間帯の釣れるタナを探るようにしてください!そうすることで、いち早く当たりのタナを見つけることができ、釣果に結び付けられます。
メバルのウキ釣りに関して詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ合わせてみて見てください!
ウキ釣りセットがあれば初メバルも安心!
冨士灯器 メバル夜釣り仕掛けセット 1号
セット内容:電気ウキ、リチウム電池、メバル用仕掛け(2本針)×2、割りビシオモリ×2、ウキゴム×2
付属電気ウキ:FF-5(適合オモリ/1号)
とても複雑なウキ釣り仕掛けを作るのは大変ですよね。そんな時におすすめなのが、冨士灯器の「メバル夜釣り仕掛けセット」です。この仕掛けは、メバル釣りに必要な仕掛けが全部セットになっているので、すぐに釣りをすることができます。
下記の記事にはそれぞれ詳しく解説しておりますので参考にしてみてくださいね。
手軽にメバルが狙える陸っぱりのメバリング

出典:pexels
陸っぱり最後は、大人気のメバリングです。メバリングは非常にライトなタックルで狙うことができて、エサを使うこともないので、初心者でも始めやすい釣りのひとつです。デイゲームでも場所によっては釣れますが、基本的にはナイトゲームが主体になります。
メバリングのタックル
メバリングに使うタックルはとても軽い(ライトな)ものが中心です。7ft台のロッドに2000番台のスピニングリールが1番スタンダードなメバリングタックルです。全体的にライトなタックルですが、1g前後のルアーを扱うこともあるメバリングでは、軽いタックルの方が使い勝手がベストなのです!
最初の1本にはこれ!
ダイワ メバリングX 74UL-S
全長(m):2.24
仕舞寸法(cm):117
継数(本):2
自重(g):108
先径/元径(mm):0.8/9.9
ルアー重量(g):0.5-5
初メバリングにおすすめのメバリングロッドが、ダイワの「メバリングX 74UL-S」です。7.4ftと誰でも扱いやすい長さに加え、価格も非常にリーズナブルなおすすめロッドです。初メバリングにぜひ使ってみてください。
替えスプール付きでライン交換も楽々
アブガルシア カーディナル3 STX 2000S
自重:236g
ギア比:5.2:1
最大ドラグ力:3kg
最大ライン巻き取り長(ハンドル1回転):69cm
本体スプール・ラインキャパシティ:ナイロン・フロロ 4lb-100m / PE 0.6号-100m
替えスプール・ラインキャパシティ:ナイロン・フロロ 4lb-100m / PE 0.6号-100m
アブガルシアも釣り人の中ではとても人気が高い釣り具メーカーで、「カーディナル3 STX 2000S」はメバリングにぴったりです。
替えスプールも付いているので、フロロとPEを持っていきたい時にとても便利です!
メバリングの仕掛け
メバリングの仕掛けは大きく分けて、「ライン」・「ジグヘッド」・「ワーム」の3つです。ラインはフロロカーボンの0.4号前後を使うのがおすすめです。リーダー不要で、軽いルアーでも沈めやすい初心者でも使いやすいラインです。ジグヘッドに関しては、0.4gくらいの軽いものから2.0g以上のものを使うこともあります。ジグヘッドに装着するワームもたくさんの形状や種類があります。また、メバリングでは、ワーム以外にもさまざまなルアーを使います。小型のプラグやミノー、メタルバイブなど状況やベイトによって使い分けます。
ベテランも納得のクオリティー!
こちらのクレハ「シーガーR-18フロロリミテッド」は、ベテランにも定評のあるフロロラインで、ぜひメバリングに使って欲しいラインです。高い強度と耐摩耗性でストラクチャーに隠れたメバルも引きずり出します!
ワームキーパーのおかげでワームがズレない!
メバリング定番ジグヘッドのひとつ、オーナーの「メバル弾丸」です。ワームキーパーが付いているので、キャスト時やバイトがあった時にワームがズレにくい構造になっています。ショートバイトもかけるフックで爆釣間違いなしです!
メバリングでひとつは持っていたいメバル職人
メバリングに出かける時にぜひ持って行って欲しいワームが、マルキューの「メバル職人」シリーズです。メバル釣りに特化して作られたワームでアピール力が抜群です。ぜひカバンの中に一つは入れていきたいワームですね。
ベテランにも人気の船からのメバル胴突き仕掛け

出典:photo-ac
続いて、船からのメバルの釣り方についてご紹介します。まずは船からの胴突き仕掛けですが、陸っぱり同様メバル釣りのなかでは比較的ポピュラーな釣り方で、初心者・ベテラン問わず人気があります。沖に出るため大型のサイズが期待できるのも船釣りの魅力のひとつですね!
船からの胴突きタックル
船からの胴突き仕掛けは、陸っぱりと同様に比較的ライトなタックルで行うことが出来ます。3m前後の船メバル専用ロッドを使い、150番〜200番台の小型ベイトリールを使用します。ロッドは他の船釣りロッドを流用出来ないこともないですが、できれば穂先が柔らかく、食い込みの良いメバル専用ロッドを使うことをおすすめします。
感度バツグン!超繊細なシマノのメバル専用竿
メバルの船胴突きにおすすめの竿が、シマノの「ベイゲームXメバル S270」です。最大の特徴は穂先に使用しているカーボンソリッドティップで、その感度の良さはベテランも満足すること間違いなしです。
安定感・軽さ・持ちやすさの三拍子揃ったリール!
シマノ ゲンプウXT 150
ギア比:6.3
最大ドラグ力(kg):4.5
自重(g):195
PE[タナトル]糸巻量(号-m):1.5-200、2-150、3-100
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):67
スプール下巻ライン(PE号-m):2-100
シマノのベイトリール「ゲンプウXT 150」は、メバル釣りには最適な大きさで、安定感・軽さ・持ちやすさの三拍子揃った超おすすめリールです。
非常に安定感のあるゲンプウXTは、メバル釣りだけでなく、カワハギやマルイカにも使用できる優れものです!
船からの胴突き仕掛け
胴突きで使う道糸はPEの0.8号〜1.2号がおすすめです。ハリス1号〜1.5号にハリ5号〜10号の仕掛けに、オモリは30号くらいをつけるのが良いでしょう。ハリのサイズは、食いの良さや狙うメバルの大きさによって調節が必要で、基本的には3本鈎が主流となっています。また、オモリに関しては船宿によっても使用する重さが違うので、事前に船頭さんに確認した方が無難でしょう。
メバルの胴突き仕掛けならこれ!
メバルの胴突き仕掛けでおすすめなのが、ハヤブサの「船極根五目ガシラ・メバル胴突3本2セット」です。クオリティーやコスパの良さはもちろん、2セット付いているので根掛かりやラインブレイクで仕掛けを1本無くしても安心です!
メバル釣りならこのオモリ!
胴突き仕掛けに必ず必要なオモリは、こちらがおすすめです。メバル用に設計されており、根がかりしにくくなっています。潮切れの良い形状で、潮の流れに流されにくいのも釣りやすさを上げるポイントの一つです。
船からのメバルサビキは数釣りが楽しめる!

出典:pexels
最後に、メバルのサビキ釣りをご紹介します。サビキ釣りでは、鈎が5本から多い時で8本くらいもつけることがあります。そのため一度に大量に釣ることが出来るので人気の釣りでもあります。それではタックルと仕掛けを見ていきましょう。
メバルサビキのタックル
メバルサビキでは、2.5m〜3mのメバル専用の船釣り竿に小型のベイトリールを付けて使用します。船の胴付き仕掛けと同様にライトなタックルで十分です。初心者が使いやすいロッドに関しては、アタリの取りやすさや食い込みの良さを考慮して、穂先の柔らかいものがおすすめです。
食わせやすいグラスソリッド!
船からのメバルサビキにおすすめなのが、ダイワの「シーパワー73」です。
グラスソリッドの穂先なので食い込みがよく、メバル釣りに断然おすすめの竿です!
初心者ぜひ使ってほしい船用ベイトリール!
ダイワ プリード 150SH-DH
巻取り長さ(ハンドル1回転)(cm):7.0
ギヤー比:7.0
自重(g):205
最大ドラグ力(kg):4
標準巻糸量 ブライト(号-m):2-150/3-100
標準巻糸量 ナイロン(号-m):3-130/4-100
ダイワの「プリード」は、船の小物釣りに最適のリールで、「ワンプッシュクラッチ」などメバル釣りに必要な要素は存分に備えています。それでありながらリーズナブルな価格で、初心者にはぜひ使ってほしいベイトリールです。また、メバル釣り以外にも使うことができるので、使い勝手の良さはピカイチです!
メバルサビキの仕掛け
続いてメバルサビキの仕掛けですが、道糸はPEの1.5号〜2.5号を使用するのが一般的です。ハリスは0.6号〜1.0号・ハリは5号〜9号くらいのものが一番使いやすく、食いの良さや状況に応じてハリの大きさを変えると釣果アップにつながります。オモリは30号前後のものを使用しますが、胴突き仕掛けと同様に船宿によっても違いますので、色々な重さのオモリを持っていきましょう。
ミックスサビキでヒット率アップ
メバルサビキでヒット率を上げたいなら、がまかつの「船メバルサビキ MIX」がおすすめです。この仕掛けはサビキについている皮の色がたくさんミックスされており、メバルのアタリカラーを即座に見つけられます。いかなる状況でも釣果をあげたい、どん欲な釣り師におすすめの1品です。
おもりをたくさん持って行くならこれ!
オモリをたくさん持って行くのなら、フジワラの「カリスマ六宝型」がおすすめです。最大の魅力はコスパの良さで、5つ入りでも非常にリーズナブルです。ロストした時や次回釣行に備えてたくさんオモリがほしい人は、まとめ買いがお買い得ですよ!
色々な釣り方でメバル釣りを楽しもう!

出典:photo-ac
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した通り、メバルは陸っぱりや船釣りなど様々な方法で狙うことができます。特に胴突き仕掛けは、陸っぱり・船釣りともにポピュラーな釣り方で、数釣りも期待できます。それぞれの釣り方にメリットや釣りやすい状況があるので、みなさんもたくさんの方法でメバル釣りを楽しんでくださいね!