作成:2018.12.5 更新:2023.6.5
アカエイの釣り方決定版!タックルや仕掛けなどおすすめやコツを紹介
大物狙いで釣るには結構面白く、かつ重量感で圧倒されるアングラーも多い、そんなアカエイの釣り方について紹介します。タックルや仕掛けを始めとして、アカエイ狙いに必要な装備やテクニックなどを網羅的に解説しています。
目次
アカエイは大物をぶっ込み釣りで狙うのが魅力!

出典:Foter
アカエイを釣りでは大物をターゲットとする場合、ぶっ込み釣りと呼ばれる釣法で釣るのがメジャーです。
釣り場所は堤防・河川の河口部・湾内の砂地の3か所、釣りやすい時間帯は夕方以降、夜の時間帯が効率的に釣りやすいのでオススメです。
釣りシーズンは通年、よって春夏秋冬と時期に関係なく釣れますが、海水温が高くなる4~11月は特に多く釣れます。
アカエイは釣り方に合わせて強烈な引きに負けないアイテムを揃えるべし!

出典:Foter
アカエイは一度掛かれば引きが強烈で、それ故にアングラーを悩まされることが多い傾向にあります。
そのためアカエイ釣りにおいては繊細さとは対極の力強さが必要、使用するアイテム(竿・リール)も同じくタフで力強い物を揃えないといけません。
大物アカエイ狙いなら5号程度の磯竿がベスト!
大物アカエイ狙いには竿は丈夫な物をセレクトするのが基本、そのため怪魚系のロッドでもOKですが、しなやかさで柔軟性のある5号の磯竿が扱いやすさから考えると1番です。
同じ磯竿でも5号を選ぶのは、5号以下の号数では大物を狙うのに適しておらず、大物アカエイの引きの強さもあるのでやはり5号の磯竿が最適と言えます。
ホリデー・イソの進化系ロッド
シマノ 17ホリデー磯5号 450PTS
全長(m):4.45
継数(本):5
仕舞寸法(cm):104.0
自重(g):285
先径/元径(mm):1.6/22.0
錘負荷(号):10~25
適合ハリス(号):5~12
磯竿の決定版でもあるホリデー・イソモデルの進化系として誕生したのが本商品です。
カーボン素材を新しい物に変更、軽快さが特徴の操作性を得る事に成功、クールなデザインの外観による高級感も魅力的な1本です。
様々な魚種を狙える1本
ダイワ リバティクラブ磯風 5-53遠投
標準全長:5.30m
仕舞:103cm
継数:6本
自重:425g
先径:1.7mm
元径:26.3mm
錘負荷:12-20号
対応ハリス(ナイロン):4-12号
カーボン含有率:96%
アカエイを含む防波堤に潜む様々をこれ1本で攻略可能です。
扱いやすい様に設計され、またクセが一切ない純粋な調子に仕上がっております。
信頼性の高い性能を誇る1本
宇崎日新 プロスペックISOKW 遠投5号4505
全長:4.50m
継数:5本
仕舞寸法:108cm
自重:325g
先径:1.8mm
元径:23.0mm
適合ハリス:4.0~10号
錘負荷:10~20号
カーボン含有率:66%
大型リール対応パイプシート
グリップ滑り防止処理
高級モデルの搭載されるオールSicガイドを搭載しつつ、エントリーモデルとして入手しやすい価格を実現した1本です。
本商品の最大の特徴はKM&KWMガイドを搭載している点で、これにより糸絡みを防止します。
コストパフォーマンス的に削ぎ落せる要素は徹底的に削ぎ落し、にも関わらず高い性能を誇っている1本です。
リールはベイトタイプの方が使いやすい
リールに関してはスピニング・ベイトの2種類ありますが、ベイトリールの方が巻き上げる力、そして大物のアカエイを引き寄せる力も強い特徴があります。
同じベイトリールでも、ぶっ込み釣りにおいて便利なアタリを捉えた時に音を立てるラインアラームが備わった物を選ぶと使いやすさの向上に繋がるのでオススメです。
スピニングタイプのリールを使う場合は小型ではアカエイを巻き上げられないため、パワーのある大型を選んでおく必要があります。
初心者・ベテラン関係なく使いやすい
ダイワ レブロス LT4000-CH
ギア比:5.6
1回転巻取り長(cm):89
標準自重(g):255
最大ドラグ力(kg):12.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m):10-190/12-150/14-130
標準糸巻量(ブレイド 号-m):1.2-310/1.5-200/2.0-170
軽くて強度のあるエアローターを採用、軽量かつ惰性の少ないハイレスポンスの回転による「巻き感度」の良さが魅力です。
さらには本体が防水性能の高いカプセルボディ構造、トーナメントドラグによる安定した滑らかな効き、クロスラップのバックラッシュ防止機能など基本性能に優れているリールです。
どんな大物にも対峙できるパワフルなリール
アブガルシア レボ トロ60 ロケット 右巻き
自重(g)414
ギア比7.6:1
最大ライン巻取(cm)107
最大ドラグ力(Kg)12
PEライン3号350m
PEライン4号270m
PEライン5号200m
PEライン6号170m
アカエイはもちろんですが、怪魚や雷魚まで大物の魚釣りに対応したロープロ型・ベイトキャスティングリールになります。
向かい風を受けてもバックラッシュしにくいブレーキシステムの採用、リールの巻き心地も快適といった感じで抜群の使い心地を実現しています。
糸(ライン)はPEラインを使うべし!
アカエイのぶっ込み釣りに最適な糸(ライン)は、飛距離を出す必要のあるポイントで釣る場合は特にそうですが、PEラインを使用するのが良いでしょう。
号数は4号以上、それを100メートル以上巻いておくと安心です。
ハイコストパフォーマンス・ライン
クレハ PEX8300m 4.0号62lb(28.1㎏)
素材:PE
全長:300m
号数:4.0号
強度:62lb(28.1㎏)
8本編み
素材:超強力ポリエチレン繊維(イザナス)
感度が高く、それでいて伸びにくいグランドマックスPE仕様したラインが本商品です。
ライン自体は強度を高める目的で8本組になっており、また視認性向上のため新ピッチマーキングを採用しています。
使いやすさ抜群のライン
ダイワ UVF ソルティガデュラセンサーX8+Si2 マルチカラー
参考号数: 4
強力: 53lb/ 24kg
糸巻量(m): 300
カラー: 10m毎×5色 (ライムグリーン/オレンジ/パープル/ピンク/ソルティガブルー)
UVF&Evo Silicone加工が施されたコストパフォーマンスに優れたラインです。
耐摩耗性・強力・伸度(感度)のいずれも向上しているため扱いやすく、かつ滑りも良いので飛距離向上にも繫がりガイドの糸絡みも軽減します。
PEラインの弱点を解消
釣り糸の代名詞でもPEラインですが、従来の物はトラブルが起きる事も良くあり、本ラインはそのトラブルを解消したモデルです。
それは摩擦を大幅に軽減、さらには低伸度や感度の高さなどでそれを証明しています。
ぶっ込み釣りのアカエイの釣り方解説!

出典:Foter
ぶっ込みによる大物アカエイ釣り方を解説します。
まず最初にエサを付けた竿をポイントに投げ入れて、アカエイのアタリを待ちます。アタリを待っている間はアカエイに食い付いてもらうべく、数分経ったら1~2回程度竿を煽って仕掛けを動かすのがポイントです。
竿先の大きな揺れがアタリのサインになりますから、これを見逃さないでください。アタリを捉えたらドラグを緩んでいる場合は早急に締めて、竿先が曲がったのを確認してからアワセて取り込みます。
アカエイ釣りに必要な仕掛けや道具などのおすすめアイテム紹介!

出典:Foter
仕掛けは5つ必要
アカエイ釣りの専用の仕掛けアイテムを紹介したい所ですが、アカエイ自体が「釣りのターゲットとして確立されていない」という事情もあり、実はアカエイ釣り専用のは商品化されていないのが現状です。
よって以下のアイテムを用意する必要があります。
- 針
- ハリス
- テンビン
- オモリ
- スイベル
今から上記5つの仕掛けに加え、道具についての紹介も行わせて頂きます。
仕掛け1:針
アカエイのぶっ込み釣りにおいて、針は軸の太いチヌ針を用いるのが一般的です。
号数は大物狙いを考慮して、4号を使用するのが最適です。
攻撃力の高さがポイント
重量感に加え強度の高いヒネリタイプのフックです。
ハリスが切れるのを防ぐためにブイ・ヘッド加工が施されています。
仕掛け2:ハリス
ハリスは今回紹介した竿、そしてアカエイの引きの強さを考慮し、号数は10号を用意するのがベターです。
ナイロンならではの適度な伸びやかさが魅力!
耐摩耗性能に優れ、かつナイロンならではの柔軟性のある伸びが魅力です。
素材として用いられたのはVEPで製法作られたナイロンなので、通常の他のナイロンタイプのそれと比べて圧倒的な超耐摩耗性能を誇っています。
仕掛け3:テンビン
アカエイのぶっ込み釣りでは先述通り、大物狙いになりますから強度の不足したテンビンを選ぶのは間違いです。
例を挙げるとイシダイ用など、強度に大変優れた物でないといけません。
扱いやすい長形テンビン
一体成型のツバ付パイプ仕様でサルカンがズレず、かつオモリ交換も簡単に行えるイシダイ用テンビンです。
糸絡みや根掛かりも少ないので、総合的に見て扱いやすさが魅力と言えます。
仕掛け4:オモリ
記事中にて紹介した竿の錘負荷を考慮すると、最適なオモリ号数は15号になります。
なぜ15号かと言いますと、食い込みの良さと根掛かりのしにくさがその理由です。
オモリの種類としては中通し仕様がベスト、、糸がオモリの中を自由に動き回れるのもありますし、エサの食い付きを良くする効果があります。
釣りの定番!
アングラーの多くに選ばれる、正に釣りの定番的存在の、中通しオモリです。
仕掛け5:スイベル
糸のヨレを防ぐためになくてはならないのが、このスイベルです。
アカエイ釣り用としては、強度の高い頑丈な商品をオススメします。
ボールベアリングタイプの弱点を克服!
ボールベアリング式のスイベル特有の弱点でもあった「強度面での不安」を取り除いたのが本商品です。
ベアリング部分は3種類のパーツで構成されており、その内部構造を大幅な見直しが行われ、芯材部のボリュームを上げる事により高い強度を確保しています。
道具1:ヘッドライト
アカエイは主に夜間の時間帯に行う夜釣りなので、ヘッドライトは特に必要不可欠なアイテムと言っても過言ではありません。
釣り用ヘッドライトにも色々とありますが、特にLED式の商品はライト寿命の関係からオススメです。
あとなるべく軽量な物を選ぶのも、負担の軽減に繋がるので把握しておくべきポイントと言えます。
夜釣りに便利なお手頃価格のLEDヘッドライト
輝度が高いので夜間における長時間使用もOK、また耐久性にも優れているので問題なく釣りに集中できます。
道具2:ライフジャケット
アカエイは引きが強い魚であるというのは先述している通りですが、故に引きに負けない竿で勝負を挑んでも、釣りをしているご自身が落水しないとは限りません。
万一の事を考えるとライフジャケットも用意しておくのが賢明だと考えます。
CE・EC・CCS認証を取得したライフジャケット
Eyson 手動/自動膨張式ベルトタイプ インフレータブルライフジャケット
サイズ:フリーサイズ(ウエスト55cm~120cmまで)
初期浮力:11kg / 24時間後:10.95kg
使用ボンベ Co2:24g
重量:500g
男女兼用
商品の安全基準を証明するためのCE・EC・CCS認証を取得した安心・安全なライフジャケット、デザインは洗濯しやすい様に工夫されており、かつ夏場の釣りでも暑くならないので扱いやすい所が魅力です。
腰巻タイプかつベルト式で着用方法は「バックルをカチッと装着する」というだけ、手動式と自動式の2種類があり、前者はレバーを引けば膨張、後者は水に触れると自動で膨張する仕組みになっています。
アカエイを釣るためのエサは活きた魚でなくともOK!
アカエイを釣るためのエサは、アジ・コノシロ・イワシ・サバ・サンマなどの魚の切り身になります。
活きた物を用意する必要はなく、例を挙げるとスーパーの廃棄寸前の物でも良いですし、以前釣りを行った際に余った魚の切り身を冷凍した物でもOKです。
アカエイは口が大きくはないので、切り身が大きい時は半分に切って小さくするなどの工夫をしておくのが良いでしょう。
釣り方に直結するアカエイ釣りのポイントを解説!

出典:Foter
アカエイは先述通り堤防・河川の河口部・湾内の砂地などの釣り場から狙いますが、それぞれの釣り場のポイントの特徴を今から説明します。
堤防
堤防はアカエイ釣りにおいては人気のある釣りスポットで、特に突端部分はその中でも絶好の場所とされています。
そんな堤防から狙う際には砂泥底を好むアカエイなので、そこが狙うを定める上でのポイントになり、良い釣果が得られます。
突端以外でも問題なく釣りは可能ですが、どこに釣り人のエサが集まっているかをチェックするのも堤防における良い釣果に影響します。
河川の河口部
シーバスもそうですが、アカエイは汽水域にも生息しています。
なので河川の河口部でも釣れるわけですが、特に河川の合流部分などはアカエイの好物でもある有機物の溜まり場でもあるので、アカエイ釣りにおいても絶好のポイントになります。
河川の合流部分以外で狙いを定める場合は、潮の干満によって干潟になった際に澪筋(みおすじ)になった箇所に仕掛けを投げるか、満潮前後を狙うと釣れやすいです。
湾内の砂地
湾内の砂地はボートで釣りを行う人にとっては絶好の釣りポイントですが、同時にアカエイ釣りの絶好なポイントの1つでもあるのです。
「変化が大して少ないのが湾内の砂地」と見る人もいますが変化がない様に見えても、駆け上がりや航路のエグレが見受けられる事もあります。
なのでそうした変化を探して見つかれば、そこに狙いを定めるのがベターです。
ぶっこみ釣りではアカエイ以外にも釣れる魚種がある
ぶっ込み釣りで釣れるのはアカエイだけではなく、他にもいくつかの魚種を釣る事が可能です。
代表的なのはマダイもそうですし、黒鯛(チヌ)・キビレも本州全域で釣りが可能、それからスズキ・ヒラメ・マゴチなどの白身魚も大物を狙えます。
また他にもキジハタ・カサゴ・ソイ・アイナメといった岩礁帯を好む根魚類も、ぶっ込み釣りで釣れる魚種です。
引きの強さがアカエイ釣りの醍醐味!釣り方を熟知しアカエイ狙いに出かけよう!
アカエイは毒針を持った魚なので、多くのアングラーに敬遠されている魚でもあります。
大物が掛かった際の「圧倒的な重量感からくる引きの強さ」、これに魅力を感じるか否かで楽しめるかどうかが決まると言っても良いでしょう。
「大物ならではの引きの強さを味わいたい」と思った方は、アカエイ釣りを検討するのも良いかもしれません。