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【 メタニウムDCHGLEFT のインプレ】
DCシステム任せでとにかく釣りに集中させてくれる優秀なリール

メタニウムDCHGLEFTのインプレです。このリールを購入した経緯から、アフター・メンテナンスまで詳細にお伝えします。実釣時の使い勝手や巻き心地の感想も参考にしてみてください。

メタニウムDCHG LEFTとは?

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出典:amazon

バスフィッシングに最適なバーサタイルモデルです。マイクロモジュールギアの巻き心地と、I-DC5というデジタルコントロールブレーキシステムで快適にトラブルなくキャストができます。ノーブレーキの時間帯を活用することで初速を増して遠投性能も従来モデルより格段に向上しています。

購入に至る経緯と購入後の感想

以前はマグネットブレーキのベイトリールをバーサタイルとして使用していました。しかしながらサミング技術の乏しさからバックラッシュのトラブルに悩まされていて、釣りの効率を増すためにもDCブレーキモデルを検討しました。DC搭載のシマノのベイトリールのベストセラーでこれだけ買っておけば間違いないという店員の勧めもあり、巻いてみた感触も高級感があったので予算オーバーでしたが購入に踏み切りました。改めて釣行前に持ってみるとパーミング時の手への収まりも良く上質感がありました。

実釣時の巻き心地

部屋での巻き心地はガリガリやヌルヌルというギアの存在感が全くなく、「無」というくらいにスムーズです。その為釣り場で、ルアーアクションによる振動、ボトムコンタクトの抵抗感などはノイズなしにダイレクトに伝わってきます。かといって軽すぎないので、ハンドルを回しすぎることもなく、自分が巻きたい分だけ的確に巻き取れて非常に便利です。

DCブレーキは秀逸

DCブレーキは秀逸です。ある程度メカニカルを締めこんでA(オート)モードにすれば一日何も考えずにトラブルなくキャストできます。遠投に関してはやや物足りなさがあります。重いスピナーベイトを思いっきり遠投時にブレーキを1にして投げてもなお最後の伸びを抑えるような慎重なブレーキが効いてしまいます。カバー撃ちのミスキャストで枝に直撃してもひどいバックラッシュしないので時間ロスが少なく釣りの効率は格段に向上しました。

メカニカルブレーキの調整がシビア

キャスコン(メカニカルブレーキ)の調整がシビアでちょっと動かしただけで締めこまれすぎたり緩くなりすぎたりします。そして、遠投したくて緩めすぎると途端にDCブレーキの設定範囲外を超えてしまいバックラッシュ連発します。そもそも緩める前提で作られていないようで、緩めて釣行してたらいつの間にかノブが外れて無くなっていたことがあり社外品と取り替えました。

アフター 〜 実釣後のケア・メンテナンス 〜

密閉性が高く、釣行後にカバーを開けても内部に目立った汚れを感じたことがありません。淡水使用時はそのまま、汽水海水使用時はドラグを締めこんでから水で流しています。
スプールベアリングへの注油はほぼ毎回していますが、たまに少しくらい間が空いても目立った回転の劣化はありませんでした。回転が重くなった時はDCブレーキが調整してくれてカバーされている可能性もあると思います。

長期間使用して感じたこと

3年ほど使っていますが長持ちしています。扱いが雑なので外側は傷だらけですが、内部は常にピカピカです。雨の中での釣行でも目立って浸水したことがありません。ギアボックスへの浸水しやすいと言われる左ハンドルですらそうなので、構造上の信頼度が高くメンテナンスフリーに近いと言えます。DCブレーキシステムは素人が下手に弄ると問題が多いのでいざとなったらオーバーホールすると考えれば実に使い勝手がいいです。

総括

DCブレーキのトラブルレス性能がなんといっても最大の長所です。バックラッシュで時間を無駄にする、釣りのリズムが途切れるということが少なくなります。そうすると、水キャストした時にその感覚が残っているうちに、「次はもうちょっとリリースポイントを早めよう。」という修正ができるようになり、単純にキャスト精度やテクニックの工場に繋がりました。自分なりに細かいセッティングをするのではなく、細かい部分はDCシステム任せでとにかく釣りに集中させてくれる優秀なリールです。

シマノ(SHIMANO)ベイトリール15メタニウムDCHGハンドル

ギア比:7.4
最大ドラグ力:49.0N/5.0kg
自重:190g
スプール寸法:34/22mm
ナイロン糸巻量(lb-m):12-120/14-100/16-85/20-70
最大巻上長:79cm(ハンドル1回転あたり)
ハンドル長:42mm

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