作成:2018.8.11 更新:2023.7.5
イイダコが釣れる時期(シーズン)は秋から冬!夜が狙い目?
イイダコは浅瀬にいるタコの仲間。イイダコを釣るなら秋から冬にかけてがシーズンです。秋ごろは数が良くつれ、冬になると旬の時期を迎えるので美味しくなります。夜行性のイイダコは夜に動きが活発になるので、さらに釣果を伸ばすなら夜釣りがおすすめ!
イイダコのトップシーズンは秋から冬!産卵前の夜が狙い目!!

出典:foter
イイダコは、水深20m位の浅瀬にいて、秋以降に産卵の季節が近づくとより浅瀬に近づく習性があります。そしてイイダコは夜行性で夜に活発に動き出します。そこで夜が狙い目です。
トップシーズンのイイダコの魅力
秋からイイダコは多く釣れ始めます。しかしイイダコで最もおいしい時期は、産卵前のメスが抱卵した時です。その為、よりおいしいイイダコを狙うのなら冬に入ってからの方がおすすめです。ちなみにシーズン外の夏のイイダコの肉質も実は大変良いのです。ところがこの時期はイイダコの天敵「マゴチ」が最も活動する時期と重なり、釣られる前にマゴチの餌となりやすいため、釣果としては鈍ります。
旬なイイダコの美味しい食べ方
イイダコの食味の旬は冬です。
冬には大きく成長し、産卵前の卵を抱える雌は特に美味で珍重されています。クセがなく、甘みと旨みがあります。
丸ごと食べられるので、茹でてからワサビ醤油や酢味噌で食べるほか、煮付けやおでん、唐揚げ、タコ飯など色々な食べ方ができて楽しめます。
冬のイイダコは、低カロリーでありながら特に栄養がたっぷりです。
イイダコが秋から冬にトップシーズンになるのはなぜか?

イイダコのトップシーズンは秋から冬にかけてなのですが、その理由は産卵の季節が近づくとイイダコは習性として浅瀬にきます。イイダコの産卵そのものは、冬から春にかけてですが、その前の抱卵した時のメスが味としては美味しいです。従って産卵直前の秋から冬にかけてがトップシーズンとなります。春以降の産卵をすませた後はメスのイイダコは卵を守るため動きが鈍くなります。その期間が過ぎ、卵が孵化(ふか)するととメスの大半が死亡し、数が一時的に減少します。そおため秋から冬までがシーズンという理由です。
イイダコ釣りのシーズンごとの違い

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ここからは、より具体的にイイダコのシーズン毎の釣り方について説明していきます。基本的にイイダコは夜行性なので夜の方がよく釣れます。
6月~8月は超小型のイイダコが狙える!
6月~8月は、数はまだ釣れませんが、孵化して少し経ったぐらいの超小型の赤ちゃんイイダコが狙えます。
この時期の後半には身に味が乗り、肉質が良いので冬とは違った美味しさを堪能できます。
超小型のイイダコはスッテ仕掛けに特に掛かりやすいので、スッテ釣りがおすすめです。ただし、赤ちゃんイイダコを守るために、イイダコスッテの使用を禁止している場所もあるので、事前に使用禁止されていないかを調べておくことが必要です。
9月から10月のトップシーズンは数が釣れて楽しい!
イイダコは9月頃から浅場にやって来る習性があるため、この時期から釣れ始めます。
東京湾などでイイダコ釣りが開幕。日中もイイダコ釣りの船で賑わいを見せ、秋の風物詩にもなっています。
潮のいい時には入れ食い状態となり、1人で100杯以上の釣果も目指せます。
ちなみにイイダコをおかっぱりから釣る場合は、サーフ、堤防無関係にキャストした後、着底を待ってからゆっくり巻ながら留める動作を繰り返します。底に這うように生息するイイダコはこの動きをする疑似餌を餌を思って反応します。
11月~12月は最高に美味なイイダコが楽しめる!
11月頃になると各地でナマコ漁が操業し始めてイイダコも一緒に獲られてしまい、12月頃になると数が激減するのであまり釣れなくなってきます。
しかし、この時期イイダコの雌は卵を抱えているため、釣れると1年で最も美味しいイイダコを楽しむことができます。
この時期は広範囲にわたって底を探れるエギングもおすすめです。
1月以降は数が減るもののイイダコは旬の盛り
年が明けるとイイダコのトップシーズンはほぼ終わりを告げます。しかし全く釣れないわけではなく、イイダコは少数ながらも春以降も釣れます。ただ産卵を終えたメスが卵を守る時期に入りますので、浅瀬にはなかなか来なくなります。とはいえイイダコ自体水深20mまでのところにしかいませんので、船釣りならまだまだ狙えなくはないです。この時期は味としてのイイダコは旬で、漁の観点からはこの時期から春までが最も世イイダコが取れるという事なので、数が少ないのを覚悟の上でおいしいイイダコを狙うのもありです。
2月~5月は産卵期のため釣りにくい
2月〜5月にかけて、産卵期に入ります。
産卵後は雌が卵を見守り、孵化すると多くの雌は死んでしまうので釣りにくい時期です。
まとめ

出典:Foter
イイダコは夜行性です。釣りのシーズンとしては秋から冬にかけてで、数が最もよく釣れるのは秋です。しかし味としての旬は冬から春なので、食べるために美味しイイダコを狙うなら秋より冬の方がおすすめです。シーズン中は昼もつれますが夜行性なので夜の方がよりよくつれます。