作成:2018.5.31 更新:2023.3.25
今日は何が食べたいの?当たり餌を見極めてカレイを釣ってみよう!
カレイは身が柔らかくコクのある味わいで、日本料理にピッタリの魚です。今回は、古くから日本の食卓で親しまれてきたカレイを釣る際に使用する餌について解説します。
カレイ釣りに使える餌は沢山ある!

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カレイ釣りには砂浜や堤防からの投げ釣りやオフショア(船)での釣りがあり、餌の他にルアーを使用して釣ることもできます。今回は、投げ釣り・オフショア共に使われるポピュラーな餌をセレクトしてご紹介していきます。
カレイは海底が砂地になっている場所で生息し、ゴカイやイソメなどの虫や小エビ・カニなどの甲殻類、小魚などを食べます。
口が小さく捕食がゆっくりなので、アタリがあっても少し待ってから合わせるのがカレイの釣り方です。餌には、カレイが見つけやすく、食べやすいものを選びたいところ。
早速、どんな餌でカレイが釣れるのか見ていきましょう。
アオイソメ

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イソメ・アオイソメは魚の食いつきが良く、餌釣りの最もポピュラーな餌です。特にアオイソメは朝鮮イソメとも呼ばれていた外来種で、ニオイや生命力が強いためアピール力にも優れます。
イソメは個体差が大きく、太いものも細いものもいます。太いものはシーバスなどの中くらい~大きなターゲットに、細いものはキスなどに使われます。カレイを釣る際はそれほど気にしなくてもいいでしょう。
ジャリメ(ゴカイ)・コガネムシ(ウチワゴカイ)

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投げ釣りなどでよく使われるのがジャリメです。 ジャリメは、石ゴカイと呼ばれていることもあります。
外見はアオイソメのような形をしていますがアオイソメより細く、よく動くためアピール力が高いのが特徴です。アオイソメと交互に使い、食いつきのいい方を選ぶといいでしょう。
ジャリメは魚が口に含みやすい大きさのため、竿に反応(アタリ)があった時に合わせやすいというメリットがあります。一方で、針に仕掛けにくいというデメリットも。
口の小さいキスやハゼ、メゴチなどの小型の魚を狙う際には最適な餌と言えそうです。
なお、コガネムシ(ウチワゴカイ)はジャリメよりも大型で柔らかく、鮮やかな赤色の体色が特徴です。カレイ釣りで良く使われる餌の1つとして上げられます。
イワイソメ(マムシ)

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イワイソメ(マムシ、本虫)も、カレイ釣りに使える虫餌の1つ。イソメよりも大きく、ニオイも強いため、優れた集魚力を誇ります。
餌とりが多い場所では、あっという間に無くなってしまうことも...。値段が高めなので、使いどころを見極めたい餌です。
ユムシ

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ユムシは地域によってルッツやイイ、イイマラなどと呼ばれ、主に釣り餌として使われる海産無脊椎動物です。北海道や韓国、中国では食用としても親しまれています。
スズキやクロダイなどをターゲットとした釣りに使用される餌ですが、カレイ釣りに使われることもあります。ユムシは太いため、餌とりにあう可能性が低いことが最大のメリットです。良型のカレイを狙うのに最適でしょう。
ボケ(スナモグリ)・オキアミ

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カレイを狙う場合、虫餌と比べてマイナーになりますが、オキアミやシャコのような姿をしたボケ(スナモグリ)でもカレイが釣れることがあります。強いニオイに誘われてくるのでしょうか。
虫餌で反応がないときに試してみるのも良いかもしれません。
餌の付け方

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ここで、虫餌やアミなどの餌のつけ方のポイントを簡単にご紹介します。
イソメ・ジャリメ・ユムシなど虫餌の付け方
イソメなどは、口から針を刺し入れることで針もちが良くなります。長さや量なども調整してみましょう。
ユムシは水中で膨らむので、胴体を切っておくと安心です。
オーソドックスな付け方
3~5cm程度に切って針に通し刺しにしたり、1匹だけでなく2~3匹のイソメを房掛けしたり様々な仕掛け方でその日のカレイの好みを模索します。
通し刺しや房掛けの他にも、針を一回通してダラ~ンと長い状態にするチョン掛けや、針に何回も縫うようにして刺す縫い刺しがあります。
食いが悪い時
食いが悪いときはイソメを長めに付けて、カレイが針の部分まで餌を食べてくれるのをじっと我慢強く待ちます。
長めに仕掛けるとアピール力が増し、カレイが口を使ってくれる可能性は高まりますが、その分、餌とりも増えます。キャスト時などに千切れやすくなることも難点です。
もし1種類の餌で反応がない場合は、ニオイの強いマムシや、カレイ釣りに良く使われるコガネムシなども試してみましょう。
結局どの餌がおすすめ?
カレイを狙う場合は、まず虫餌を試しましょう。一言に虫餌と言っても種々のタイプがあり、カレイのみぞ知る「当たり餌」は、その都度模索してみるしかなさそうです。
様々な種類や針への刺し方を試すうちに、その日のカレイが何を食べたいのかが分かる「カレイの達人」になれるかもしれません...。
まとめ

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投げ釣りやオフショア(船)でのカレイを狙った釣りでは、イソメやアオイソメ、ジャリコ(ゴカイ)、コガネムシ、ユムシ、マムシ(本虫)、オキアミ、ボケ(スナモグリ)など、種々の餌が使用されます。
針への仕掛け方には、通し刺しや房掛け、チョン掛け、縫い刺しなどの方法があります。活性が高いときは短く切って使い、食いが悪いときは長めに仕掛けてみましょう。
様々な餌や仕掛け方を試して、その日のカレイの気分を探りましょう!