作成:2018.6.5 更新:2023.5.6
釣りに革命を起こしたPEラインとは?特徴とオススメPEを紹介!
釣りに使われるラインの種類は主にナイロン・フロロカーボン・PEに大別されます。今ではルアーフィッシング(特にソルトルアー)においてPEラインは必要不可欠な存在です。ここではPEラインとは?おススメPEラインは?についてご紹介いたします!
目次
PEラインとは?ナイロン・フロロとの違い

そもそもPEラインのPEとはポリエチレン(Polyethylene)からとられた名称で、極細のポリエチレン素材の原糸を編み込んで作られるラインです。通常4の倍数本の原糸を編み込むため、4本撚り・8本撚り・12本撚りなど、編み込む本数により強度、価格が違ってきます。
また、ナイロンラインやフロロカーボンラインに比べ引張強度が強いため、細くて強いラインと言えます。さらにこのラインは伸びがほとんどないために感度に非常に優れており、小さなアタリでもダイレクトに伝わってくるため、魚種やジャンルを問わず多くの釣りで使用されています。
PEラインのメリットとは?

出典:PEXCELS
強度抜群!

出典:PEXCELS
PEラインは同じ太さ(号数)で比較すると、ナイロン・フロロカーボンラインよりも引張強度が強いのが特徴です。
ナイロン・フロロラインにおいては、号数×4=強度(ポンドlbs)となります。例えば1号ならおよそ4lbsとなります。
これに対し、PEラインは号数×20=強度(ポンドlbs)となるため、1号ならおよそ20lbsとなり、ナイロン・フロロと比較すると約5倍の強度となります。(おおよその目安です。メーカーやブレイドによっても異なります。)
感度抜群!

出典:PEXCELS
PEラインは低伸度、つまり伸びがほとんどありません。このため他のラインに比べ、よりダイレクトに手元まで感覚が伝わってきます。魚のアタリや地形の変化など、ラインを通じより多くの情報を得ることができます。
PEラインのデメリットとは?

出典:PEXCELS
根ズレに弱い
引張強度には強いPEラインですが、ナイロン・フロロに比べ摩擦に非常に弱いのが弱点です。PEラインを使用する際は、先端に摩擦に強いフロロカーボンなどのリーダーを結束することが必須となります。
扱いにくい
PEラインにはナイロン・フロロラインのようなコシがないので、初心者の方は扱いずらいかもしれません。比重が軽いので風にはめっぽう弱く、横風が吹いていると釣りにならないことがしばしば。
また、リーダーを結束する必要があるため、ラインブレイクしたときは少々面倒です。
PEラインの選び方・基準

出典:PEXCELS
エギング・ジギング・シーバス・メバリングなど、今やソルトルアーフィッシングにおいてPEラインは欠かすことのできない素材となっています。各メーカーから対象魚種(タックル)に合わせたPEラインが販売されていますので、まずはタックルに合った専用のラインを選びましょう。
絶対おすすめしたいPEライン
YGKよつあみ G-soul X8 Upgrade PE
150m巻きは0.6~1.5号。200m巻きは0.6~4号までのラインナップ。WX組工法を用いたWX8本組です。更に、GP加工を施すことによりラインに絶妙のハリとコシを持たせ、操作性と耐摩耗性を大幅に向上し、高強力を実現しています。 ナイトシーバスやエギのフォール等でのアタリをとらえやすいよう1m毎15cmバイトマーカーを配置。
シマノ PITBULL12

出典:シマノ
原糸に東洋紡の超高強力ポリエチレン繊維「IZANAS」を採用し、シマノオリジナル工法「タフクロス2」などによって、低伸度で操作性、感度に優れ、バラツキのない安定した強度を発揮できる、しなやかさと滑らかさを両立させたラインです。
また驚くべきはその値段で、12本撚りではトップクラスのコストパフォーマンスに優れた価格設定となっております。
メジャークラフト 弾丸ブレイド
コストパフォーマンスが優れた日本製PEライン<弾丸ブレイド>。初心者でも使いやすいように表面をコーティングし、適度なハリを持たせることであらゆる釣りに対応し、ガイドへの糸絡みなどライントラブルを軽減しています。ショアなどで活躍する視認性に優れた単色タイプに、オフショアで有利な10mマーカータイプもラインナップ。
バリバス アバニ エギング PE マックスパワー
完全8本撚りのマックスパワー原糸を素材に採用した、究極の細さと強さを兼備するエギング専用PEライン。表面に特殊加工を施し、ライントラブルを軽減します。進化を遂げたフォーリングバイトマーキングシステムにより、視認性が大幅にアップ。ラインの動きでバイトをとるような繊細な釣り方にも対応します。
ラパラ ラピノヴァX マルチゲーム
世界中のアングラーに支持されている、コストパフォーマンスバッチリのPEライン。さらに細番手には100m巻も展開し、ライトゲームにピッタリお得です。
デュエル HARDCORE X8
ウルトラPEを4本組よりさらに密巻にしたマイクロピッチブレイデッド加工(8本組)した、強く、しなやかなPEライン。0.6号から8号まで、カラーも豊富でどんな釣りにも対応できます。
デュエル Armored® F+ Pro 投げ 200m
ウルトラPE×フロロカーボン×シリコンで、スレに対する耐久性が従来PEラインに比べ約2倍。一般的なPEに比べ、適度なコシ・ハリがあるために使いやすく、飛距離UP!
ダイワ UVF エメラルダスセンサー 8ブレイド+Si

出典:ダイワ
エギング用超極細8ブレイドPEライン。UVF(Ultra Volume Fiber)+EVO Silicone加工により耐摩耗性、強度、伸度(感度)がUP。視認性の良いマーキングも施されています。
ダイワ UVF 月下美人 ライン 月ノ響II+Si

出典:ダイワ
メバルやアジのルアーフィッシングで活躍する、極細ならではの「飛距離」と「高感度」を実感できるPEライン。大幅に値下げしてお求めやすい価格に。
サンライン ソルトウォータースペシャル PEエギULT
山田ヒロヒト完全プロデュース。強力・張り・感度・耐摩耗性に優れた「ULT−PE」ライン採用し、エギへの多彩なアクションや微かなアタリも確実に伝える超感設計です。0.3号というサイズも展開し、よりシビアなテクニックにも対応します。
デメリットを考慮しても、メリットが上回るPEライン
例えばエギングのように、そもそもPEラインがこの世になかったら成立しないような釣りも存在します。それぐらいPEラインは、釣り道具の革命を起こしたともいえるラインです。一昔前は高価で初心者には手を出しにくかったPEラインですが、今ではコストパフォーマンスに優れた商品が数多く販売されています。今まで使ったことなかった方はこの機会に試してください。飛距離・感度において驚愕することでしょう。