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イシダイの釣り方を季節ごとに徹底解剖!幻の魚をゲットしよう!

幻の魚とも言われる磯の王様であるイシダイ。10回に1匹釣れば上等といわれるイシダイ釣りも、釣り方ひとつで、幻ではなくなります。そんなイシダイの釣り方を季節ごとに詳しく説明しましょう。

イシダイとは?

イシダイはスズキ目イシダイ科に属する魚の一種の大型魚で、日本沿岸他台湾や朝鮮半島南部に生息しています。
個体数が少なく、大型で引きも強い事から、古くから磯釣りの対象魚として有名です。

イシダイってどんな魚?

イシダイは日本沿岸に生息し体長70cm以上に成長します。幼魚の頃は白黒の縞が鮮やかですが、50cmを超えるくらいから、オスは銀色になり通称『銀ワサ』と呼ばれ、メスは大きくなっても縞は残ります。
またイシガキダイもイシダイ釣りと同じターゲットで、成長すると口の周りが白くなり、通称『クチジロ』と呼ばれ体長は80cm以上になります。
イシダイ師の当面の目標は60cm以上で、それを達成すると70cmになり、最後はクチジロの日本記録と夢が広がります。

イシダイが釣れる時期っていつ?

イシダイ釣りにのシーズンは春の乗っ込み時期と、水温が低下し始める秋の2回あります。
これは水温が18℃~24℃で活性が高くなるため春と秋に釣りの好シーズンを迎えます。
イシダイの乗っ込み時期は3月下旬から6月くらいまでです。この時期は黒潮の分流が差し込む潮当たりの良い沖磯を中心に狙います。仕掛けは足元付近を狙う真空仕掛けで、エサには貝類を使います。釣り方は手持ち釣りがメインとなります。
一方秋は9月から11月いっぱいで、イシダイやエサ取りの活性が良く、硬いエサのウニを使います。

陸っぱりでのイシダイ釣りの解説

イシダイは磯の王様と言われるだけあって、磯釣りで狙うのが一般的です。
日本記録や記録級の大物は全て磯釣りで釣り上げられています。
順番に解説していきましょう。

アタリを体感できる手持ち竿でのイシダイ釣り

春の乗っ込み時期はイシダイのアタリも小さく、餌取りと区別がつかないため、主に手持ちスタイルでイシダイ釣りを行います。それでは撒き餌~投入ポイント~当たりの取り方と合わせ方、取り込みまで細かく説明していきましょう。

タックルについて

ロッドは5m前後のイシダイ竿にイシダイ用の両軸リール、道糸は20号クラスのナイロンを巻きます。オモリは潮の速さに応じて18号~30号を使います。

仕掛けについて

この時期は真空仕掛けが有利です。詳しくは下記の記事をご覧ください。

釣り方の流れ!

乗っ込み時は餌に柔らかい貝類を使うため、撒き餌には使用する貝を砕いたものや、むき身を取った貝殻を砕いて撒きます。撒き方は直接ポイントへは投げず、足元に落とします。磯際の棚に引っかかりながら、波と潮の流れで、少しずつ自然に海底まで落とすわけです。
仕掛けの投入は竿2本分くらい沖に放り込みオモリに少しブレーキをかけながら足元近くに着底させます。着底後、軽く上に持ち上げます。これにより海底より一段上の棚に乗ります。
アタリがあれば穂先を下げ、道糸を緩めます。イシダイに違和感を与えないためです。
イシダイが居る時は大体3回くらい送れば、グーンと持っていきますが、食いが悪い時はリールから糸を出すほど送る場合もあります。
イシダイの重量感が乗るまで待って、重量を感じながらグーンと引っ張って行った時がアワセのタイミングです。
アワセた瞬間から魚の大小にかかわらず、まず底を切るため強引なポンピングを行いリールを巻けるだけ巻きましょう。 イシダイは中層でコロンコロンという感じで魚体をひるがえします。この時大型の場合のされる場合があるので気を抜かない事です。
そして竿と糸を信じて抜きあげます。65cmクラスまでは抜けます。万一70cm超えの巨大サイズが浮き上がったら波に乗せてずり上げるか、竿を担いでワイヤーを掴みずり上げるかのどちらかです。
玉網を準備する方法もありますが、70cm超えは一人で掬うのは並大抵の事ではないのでお勧めできません。

激しいアタリが特徴の置き竿釣り

乗っ込みが終わると水温の上昇と共にエサ取りが多くなります。6月後半くらいから硬いエサのウニを使用するので、釣り方の基本は置き竿になります。
置き竿の場合、ピトンはしっかり岩の割れ目に打ち込んで、動かない事を確認しましよう。
過去にピトンごと竿を持っていかれたとか、イシダイの引きでピトンが倒れ竿を持っていかれたなどの話はよく聞きます。
水温と気温の高い7月~8月末までは、磯の上は灼熱になり、イシダイの活性も悪い為、無理をせず、9月から11月いっぱいの釣りがベストと言えます。
12月になり水温の低下と共に、イシダイの活動は弱くなり釣れなくなります。

タックルについて

タックルは乗っ込み時と全く同じです。イシダイは1年中同じタックルで釣りができます。
一度買い揃えると、丈夫なタックルなので大事に使えば一生使えます。

仕掛けについて

仕掛けは乗っ込み時の説明にある別記事を参考にしてください。
この時期は真空、捨てオモリ両方使用できます。
置き竿の場合は、根掛かりの多い場所は捨てオモリ、少ない場合は真空仕掛けという選択がベストです。

釣り方の流れ!

ウニを餌を使用する時期は刺し餌のウニを割って投入し巻き餌兼用にしたり、市販のウニだんこを撒くのも良いでしょう。
投入方法は竿3本分くらい沖に投入し、ブレーキを少しかけながら、着底させると足元付近に落ち着きます。そして、仕掛けを少し持ち上げ、一段上のタナに上げて完了です。
ピトンにセットし、道糸を穂先が少し曲がるくらいに張ります。
イシダイが居るとロッドに激しいアタリが出始めます。アタリのリズムが大きくなりロッドが突っ込むまで待ちます。竿が突っ込んでいく時に竿をピトンから抜きます。この時イシダイの重量を感じることが出来れば合わせます。感じなければ竿を持ったまま待ちましょう。
時に大型の場合は全く違うアタリを見せる場合があります。 穂先がフワフワする当たりです。フワフワするリズムが徐々に大きくなりロッドの胴あたりまで曲がりだします。
このアタリが来たら態勢を整え、竿が突っ込むのを待ちましょう。確実に大型で、 ウニを居食いしているのです。
やりとりから取り込みまでは、乗っ込み時期と同じです。
小型が多い時期にもなるので、1匹釣っても満足せず、次を直ぐ投入しましょう。
釣れる時は5匹以上釣れる場合があります。

堤防からイシダイ釣りの解説

イシダイの釣れる堤防は限られています。
岩場の外洋に突き出た堤防で、水深が10m以上必要です。
釣の基本は磯釣りと同じですが、春の乗っ込み時期は潮通しが悪い為あまり釣れず、秋の釣りがメインとなります。

タックルについて

タックルは磯釣りと同じものを使います。堤防と言えども、外洋に面しているため、超大型は釣れませんが、釣れる平均サイズは磯釣りと遜色はありません。

仕掛けについて

仕掛けは置き竿のものを使います。磯釣り同様、根掛かりの多い場所は捨てオモリ仕掛け、少ない場所は真空仕掛けです。
堤防であっても、竿をセットするピトンは必要です。そして堤防のつなぎ目にしっかり打ち込むことも忘れずに!

釣り方のコツ!

磯釣りと違い、堤防の場合は釣れるポイントはほぼ決まっています。潮の流れが一定しているのと、堤防付近の海底の起伏の関係で、実績のないポイントではまず釣れません。
初めての堤防の場合は、ピトンの打ちこんだ跡などを目安にするとポイントがわかります。
エサはウニを使い、アタリの取り方から、アワセ、取り込みまでは磯釣りと同じです。

数釣りが可能な船からのイシダイ釣りの解説

あまり一般的ではないですが、地域によっては船からイシダイを狙います。
船釣りと言えどもイシダイ釣りですので、磯釣りでは狙えないような沖合のシモリ周辺の海溝などを狙います。
船釣りの場合、秋から冬がベストシーズンですが、海域によっては年中釣れたり、春から冬まで釣れるなど海域によってかわるので、釣り船の船頭さんに確認しましょう。
毎日沖に出ている船頭さんの言葉が一番の情報です。

まずはコマセ釣り!

イシダイを船から狙う場合、一般的には巻き餌を入れるカゴ付オモリを使ったビシの釣りです。磯釣りでは幻と言われるイシダイも船から釣ると、幻の魚?と疑ってしまうほど釣れる場合があります。
それでは順を追って解説していきましょう。

タックルについて

船釣りで狙いイシダイのロッドは、2m前後の50号クラスが一般的です。
MHタイプでオモリ負荷30号~100号位のロッドが小型から大型まで万能です。
リールはPFラインの2号~4号が200m巻けるものであればOKです。
イシダイのタナは深くないので手巻きリールで十分です。

仕掛けについて

ビシ釣り仕掛けで、ハリスを40cm~60cmほどとります。
オモリは潮の速さによって30号~100号を持参しますが、何号を使う?については船頭さんの指示に従いましょう。
磯釣りと違い、底さえ切ればバラす確率が低いので、ワイヤーは使わずハリスはフロロやナイロンを使用します。
小型中心なら6号前後、大型中心なら10号前後を使います。
ハリは、歯が堅い事から、イシダイバリの方がお勧めで、小型中心なら12~13号、大型なら15~17号を使います。

釣り方のコツ!

小型中心の海域であれば餌にオキアミを使います。大型狙いの海域ではカニやサルボウ貝を使う場合もありますが、すべての魚の大好物のオキアミが一般的です。撒き餌も詰めやすい利点もあります。
磯と違い、アタリが来ても送り込みや糸を緩める必要はありません。
釣り人に荒らされていない沖合のイシダイはウブで、サシ餌もオキアミの為、一気に食い込みます。
アタリがありアワセると一気に底を切りましょう。後は障害物がないので、ドラグを調整してイシダイの引きを存分に味わいましょう。

手軽にできる胴突き仕掛け釣り

下オモリで枝針3本くらい付けた、一般的な胴突き仕掛けでの釣りです。
大型狙いではなく、小型狙いの釣りとなります。

タックルについて

ロッドは先調子の2m~3mで両軸リールを使います。30cm~40cmクラスが中心となるので、一般的な船釣りのタックルで十分です。

仕掛けについて

オモリ20号~30号を使い、一般的な胴突き仕掛けの大型を使用します。
ハリス5号~7号を目安にすれば、市販の仕掛けでも十分に使えます。
撒き餌は出来ないので、基本的には五目釣りの延長と言えます。
イシダイの場合が海底が磯状態で起伏の激しい場所の海底を狙うため、根掛かりによる、仕掛けのロスを考慮しなければなりません。
エサはオキアミで、イシダイ以外にも外道で根魚が食ってきます。
アタリがあり、アワセるとまず底を切ります。あとはゆっくり引きを楽しんでイシダイであることを願いましょう。
小型の群れに当たると10匹以上も可能です。

まとめ

イシダイの釣り方はいかがでしたでしょうか。
磯から狙うイシダイ、堤防から狙うイシダイ、船から狙うイシダイとそれぞれ楽しみ方があります。
イシダイ師と呼ばれるような磯釣りを極め、記録更新に挑むのもよし、手軽に堤防や船釣りもよし、あくまでも自分のスタイルで向き合うのが釣りの楽しみ方です。
今回の記事を参考に、イシダイ釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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