作成:2018.9.29 更新:2023.7.5
アキアジの釣り方を徹底公開!確実に”大物”を仕留める方法とは?
北海道の秋訪れを告げる”アキアジ釣り”。一見難しそうに見えるアキアジ釣りですが実はそんなことはありません。今回は、待望の1匹を揚げるためのアキアジの釣り方について徹底解説していきます!
目次
そもそもアキアジ釣りとは?
そもそもアキアジ釣りとはどのような釣りなのでしょうか?
アキアジ釣りとは一言で言うと”北海道で行う鮭釣り”のことを指します。
数ある釣りの種類の中でも”秋にしかできない”期間限定のアキアジ釣りは非常に人気が高い釣りだと言えます。
また、一度味わうと病みつきになるとも言われるその”強烈なファイト”を楽しみに全国から多くのアキアジ釣りファンたちが北海道に集結し、腕を競い合うのです。
今回は、そんなアキアジを釣るためにの方を”船から”と”陸から”の2つに分けて丁寧に解説していきます!
知らないとマズイ?アキアジ釣りには厳重なルールがある!?

出典:FOTER
実は、アキアジはその生態を保護するために水産資源保護法によってその捕獲が厳しく管理されています。
水産資源保護法の第25条には”日本の内水面では遡上する魚種のうち、鮭を採挿してはならない”と定められており、河川などにおいては特別な許可や免許がなければ捕獲することは禁止されています。
河川や河口におけるアキアジ釣りは都道府県によってその規則は異なりますが北海道では一般的に年間を通じて禁止されています。
一方で、海であれば規則はありませんので規則が心配だと言いう人は浜辺や堤防からアキアジを狙うことをお勧めします!
船から狙う場合のアキアジの釣り方とは?

出典:FOTER
船から狙う場合のアキアジ釣りの方法は3つあります。
それは、
- .落とし込み釣り
- .ウキルアー釣り
- .フカセ釣り
という釣り方です。
それではそれぞれの釣り方について詳しく見てきましょう!
落とし込み釣り

出典:FOTER
”落とし込み釣り”とはサビキと呼ばれる専用仕掛けでアジやイワシといった小魚を喰わせ、そのままそれらの小魚をエサとすることで大型魚を釣り上げる方法です。九州で考案されたとされる落とし込み釣りはその釣果の高さから非常に人気の高い釣り方法です。
アキアジにこの”落とし込み釣り”を応用する場合には、サビキで小魚を喰わせる必要はなく、餌を付けてシンプルに海に投下する方法が取られる場合が多いです。
落とし込み釣りのタックル
アキアジは海の王様シーバスに並んで”強烈なファイト”をすることで知られています。
それを踏まえた上で、落とし込み釣りに用いるタックルとして望ましいものは、
・ロッドは250センチ(300~400号)
・リールは両軸の電動リール
・糸はPE5号
・錘は300号
がお勧めです。落とし込みは”投げ”を必要としませんので、強い引きに対応できるタックルで臨むのが良いでしょう。
総糸巻マグロ・超大物・深海モデル五代目GokuspecialバーションS180-500号(80204)
大物専用のパワー満点の一本です。アキアジはもとより、さらに大物を狙う場合にも併用可能です。
【詳細】
・全長182cm
・仕舞寸法150cm(バットジョイント)
・標準自重:870g
・元径/先径:16/4.0mm(素材採寸)
・錘負荷:推奨表示500号(300~600号)
・ハリス~80号
ダイワ(Daiwa)電動リール15レオブリッツ300J
大物釣りに”うってつけ”のパワーを備える!アキアジ釣りに最適なリールです。
【詳細】
・標準自重:545g
・ギア比:4.4
・最大ドラグ力:10kg
・PE糸巻量(号-m):3-400/4-300 / ベアリング(ボール/ローラー):13/1
・最大巻上力:44kg ※スーパーリチウム使用時:49kg / 常用巻上速度(1kg負荷時 m/分):152 ※スーパーリチウム使用時:168m/分
・JAFS基準巻上力:10kg / JAFS基準巻上速度:180m/分
落とし込み釣りの仕掛け
船からの落とし込みでアキアジを狙う場合の仕掛けは極めてシンプルです。具体的には、仕掛け全体の長さは150~300センチほどで、サビキ釣りに近いイメージで4~5本の針にカツオやサンマなどの餌を付ければ完成です。
ウキルアー釣り

出典:FOTER
ウキルアー釣りとは、文字通り”ウキとルアーを併用する”釣り方であり、ルアーの針に餌を付けることもその大きな特徴の一つです。
ウキを使うことでルアーを一定の棚で漂わせることが可能にあり、アキアジを釣りやすくする狙いがあり、現在最もアキアジが釣れる可能性が高い釣り方として人気を誇っています。
ウキルアー釣りは陸からの釣りでも頻繁に用いられる釣り方ですが、船の場合と陸の場合では若干その様子は異なることもポイントです。
ウキルアー釣りのタックル
船からのウキルアー釣りをする場合には、それほど飛距離を出す必要長いので竿の長さは陸の場合に比べて短くても問題ありません。一方で、非常に大きなサイズがかかることが頻繁にありますので強い不可に対応できるタックルが必要となります。
具体的には、
・ロッドは150~200センチ(80~200号)
・リールはスピニングタイプ4000程度の大きさ
・糸はPE 1.5号以上
・ウキは蛍光色で目立つもの
を使用することがお勧めです。
ハヤブサ P540 アキアジEVAフロート3 ケミカルライト50対応
サイズ:M
ウキルアーには欠かせない”見やすい”ウキになります!おススメです!
【詳細】
・アキアジ釣り ウキルアー用
・浮力を抑えた高感度EVAフロート
・ケミカルライト50対応
・視認性抜群の蛍光レッドトップ
・魚に違和感を与えないブラックボディ
アブガルシア NORTHFIELDAKIAJINFAS-1002MH
継数:2
全長(ft/m):10'0"/3.05
仕舞(cm):156
標準自重(g):266
ルアー(g):10~50g
PEライン(号):2~7
ダイワ レブロス LT4000-CH
ギア比:5.6
1回転巻取り長(cm):89
標準自重(g):255
最大ドラグ力(kg):12.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m):10-190/12-150/14-130
標準糸巻量(ブレイド 号-m):1.2-310/1.5-200/2.0-170
ウキルアー釣りの仕掛け
船からのウキルアー釣りの場合には、
仕掛けの全長はウキからルアーまで一般的にはで40~60センチ程度です(棚選びは釣り場のコンディションによって変わります)。
またルアーは主に45g~55gで赤系やピンクなどの色を使うと比較的効果が高いと考えられています。
フカセ釣り

出典:FOTER
フカセ釣りとは、重りを使わずに、”針と餌、ウキ”だけで魚を釣り上げる方法です。船からフカセ釣りでアキアジを狙う場合には、あらかじめアキアジが多くいる場所を調べ、そのポイント水面に餌を漂わせる釣り方が一般的です。
一般的に、フカセ釣りは”釣り糸が大きく移動するため”に陸からの場合ですと周囲の釣り人の迷惑になるために敬遠されがちですが、船釣りであれば思う存分試すことができるでしょう。
一度アキアジの魚群を見つければ、フカセ釣りで”入れ食い”になる可能性は非常に高いので船釣りの場合にはオススメの釣り方だと言えます。
フカセ釣りのタックル
船からのフカセ釣りをする場合には、あまり長い竿は必要ありません。アキアジのタフなファイトに対応できる竿とリールが必要になります。
具体的には、
・ロッドは150~200センチ(80~200号)
・リールはスピニングタイプ4000程度の大きさ
・糸はナイロン3~5号
・針は丸セイゴ5号程度
を使用することがお勧めです。
ダイワ(Daiwa)フロロカーボンラインディーフロンふかせ真鯛300m5号ナチュラル
真鯛用のラインになりますが、アキアジ釣りにも十分併用可能なクオリティを誇ります。
【詳細】
・素材:フロロカーボン/全長:300m/5号
・ナチュラル
・DPLS(平行巻)
ダイワ(DAIWA)スピニングロッドインターリーガル1.5-42釣り竿
フカセで食いつくいかなる大物でも対応できます。安心の1本です。
【詳細】
・ロッド(釣り竿)タイプ:スピニング
・標準全長(m):41.6 / 仕舞(cm):110
・継数(本):4 / 標準自重(g):180
・先内径/先外径/元径(mm):17.0/2.9/21.1
・錘負荷(号):2-5
・適合ハリスナイロン(号):2-5
・道糸ナイロン(号):1.5-3
・道糸PE(号):1.5号以下
ダイワ レブロス LT4000-CH
ギア比:5.6
1回転巻取り長(cm):89
標準自重(g):255
最大ドラグ力(kg):12.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m):10-190/12-150/14-130
標準糸巻量(ブレイド 号-m):1.2-310/1.5-200/2.0-170
フカセ釣り仕掛け
船からのフカセ釣りの場合には、 仕掛けは針に餌を付けるだけの非常にシンプルなものになります。水面を漂わせる場合には赤イカなど”目立つ色”を使い、ある程度の棚を取る場合にはウキを使って深さを調整するようにしましょう。
撒き餌はサンマやカツオを細かく切ってすりつぶしたもの、付けエサにはサンマやカツオの切り身が良いでしょう。
陸から狙う場合のアキアジの釣り方とは?

出典:FOTER
岸から狙うアキアジ釣り方には大きく3つの方法があります。
具体的には、
1.ウキルアー釣り
2.ルアー釣り
3.ぶっこみ釣り
の3つになります。
それではそれぞれの釣り方の特徴と方法を詳しく見ていきましょう!
陸からのウキルアー釣り
船釣りでウキルアー釣りについては解説しましたので概要は省きますが、陸からのウキルアー釣りと船からのウキルアー釣りで最も大きく異なる特徴が”飛距離”です。陸からのウキルアー釣りは”遠投”をする必要があるのでその分ロッドが長くなり、リールも大きくなります。
いずれにせよ、アキアジを釣り上げるには最も効果的で最もポピュラーな方法ですのでこの釣り方をマスターしておいて損はないでしょう。
陸からのウキルアー釣りのタックル
陸からのウキルアー釣りをする場合には、長い竿が必要になります。
具体的には、
・ロッドは300~400センチ
・リールはスピニングタイプ5000程度の大きさ
・糸は糸はPE 1.5号
・針は丸セイゴ5号程度
を使用することがお勧めです。
テイルウォーク KEISON GINSEI PLUS 126H
全長12.6ft
継数3本
仕舞165cm
自重355g
ルアーウェイトMAX70g
ラインウェイト PE MAX 3号
シマノ サハラ 4000XG
ギア比:6.2
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):6.0/11.0
自重(g):295
ナイロン糸巻量(号-m)/フロロ糸巻量(号-m)/PE糸巻量(号-m):3.5-170、4-150、5-125/3-190、4-145、5-115/1-500、1.5-320、2-210
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):99
がまかつ G-TRAILER早掛 2寸 AK-115 #1ピンク.
がまかつ Gトレーラー早掛 2寸 AK-115 (鮭 アキアジ フック)
■使用鈎:早掛アキアジ(ナノスムースコート)(1組入)≪がまかつ 鮭 アキアジ フック≫
陸からのウキルアー釣りの仕掛け
仕掛け自体は船釣りの場合とそれほど変わることはありません。
仕掛けの全長はウキからルワーまで一般的にはで40~陸100センチ程度です(棚選びは釣り場のコンディションによって変わります)。
またルアーは主に45g~55gで赤系やピンクなどの色を使うと比較的効果が高いと考えられています。
ルアー釣り

出典:FOTER
ルアー釣りとは”疑似餌を用いて魚を騙し、釣る方法”ですが、このルアー釣りでもアキアジを釣ることは可能です。
ルアーでアキアジを釣る場合の方法について見ていきましょう!
ルアー釣りのタックル
アキアジをルアーで狙う場合のタックルは”シーバス”を狙う場合のタックルとほぼ同様と考えて問題ないでしょう。
具体的には、
・ロッドは250~350センチ
・リールはスピニングタイプで4000~5000程度
・糸はPE 1.5号
を使うことをお勧めします。
ダイワ(DAIWA)アキアジクルセイダーW45g【アキアジスプーン】
アキアジ専用のスプーンです!アキアジルアーフィッシングが初めての人にはお勧めです!
【詳細】
・ウェイト:45g
・対象魚:アキアジ・カラフトマス・その他
パームス レラカムイ RKSS-106H+
Length(ft.inc): 10'6"
Power: H Plus
Lure(g)20-70
Line(lb)12-35
PE Line (号)1.2-3.5
Piece:2
Rod Wt(g) 253
ダイワ フリームス LT5000-CXH
ギア比:6.2
最大ドラグ力(kg):12.0
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):105
自重(g):255
標準巻糸量:ナイロン(lb-m) 10-330、14-230、20-150 / PE(号-m) 1.5-430、2.0-300、2.5-260
ルアー釣り仕掛け
アキアジを釣るためのルアーは基本的に”スプーン”になります。ミノーを使う場合もありますがスプーンを使用した方が圧倒的に食いつきが良い場合が多いです。スプーンのタイプとしては”赤系”の色を使うと効果が高いです。オススメのスプーンの大きさは7~9センチ。重さは40~50グラムのものが良いでしょう。
実は、この大きさと重さを実現している理想的なスプーンを見つけることが結構困難な作業になるので、アキアジ専用の”スプーン”を初めから購入しても良いでしょう。
ぶっこみ釣り

出典:FOTER
”ぶっこみ釣り”とは名前の通り餌を付けて単純にぶっこむ釣り方を指します。”投げ釣り”という別名があるのでそちらの方がイメージしやすい方も多いかもしれません。
ぶっこみ釣りの最大の特徴は”錘の重さ”です。ぶっこみ釣りでは遠投をする必要があるためにかなりの重さを必要とするのでそのために筋トレをしている人もいるくらいなのです。
その豪快さと確実な釣果でアキアジ釣りには欠かせない釣りの方法で昔から今に至るまで根強い人気と多くのファンがぶっこみ釣りをこよなく愛しているのです。
また、ぶっこ見釣りはその特性上長くて丈夫な竿が必要になりますが”あたり”は非常に繊細な場合が多いのであわせて”しなやかさ”がロッドには求められます。このあたりを考慮してロッド選びをすることもぶっこみ釣りの釣果に大きく関わります。
ぶっこみ釣りのタックル
アキアジを狙うためのぶっこみ釣りの推奨タックルは、
・ロッドは4~5メートル(25号~30号)
・リールは”ドラグ付きのスピニングタイプ(中・大型)
・糸はナイロン5~6号
です。
このあたりのタックルを準備しておけば問題ないでしょう。
ダイワ パワーサーフSS 4000QD
巻取り長さ(cm):94
ギヤー比:4.7
自重(g):435
最大ドラグ力(kg):12
標準巻糸量 ナイロン(号-m):5-200
標準巻糸量 PE(号-m):3-250
ぶっこみ釣り仕掛け
アキアジのブッコミ釣りの一般的な仕掛けは固定式先オモリを用いて疑似餌を3~4本付けた全長80センチ程度のものが一般的です。針はシーバス釣りなどに用いられるスズキ針がお勧めです。
しかし、このアキアジのぶっこみ釣りの仕掛けにおける最大の特徴はなんといってもその”カスタマイズのしやすさ”です。多くの釣り人が、工夫と研究を凝らしたぶっこみ仕掛けを作成していますので、良く釣れている人を見つけてその仕掛けを見せてもらうと良い勉強になるでしょう。
アキアジを釣る秘訣とは?
いかがでしたか?
その”強烈な引き”を一度味わうと病みつきになってしまうと言われるアキアジ釣り。
今回は、船と陸に分けて”6つの釣り方”を”ご紹介させて頂きました。
しかし、釣果をあげるために大切なことは”それぞれの状況において最適な釣り方を選択する”ということです。
それができるようになるためには”経験”が必要になります。まずは、今回ご紹介した釣り方を一通り試してみてはいかがでしょうか?近い将来、あなたが”アキアジマスター”として北海道で一目を浴びる存在になっていることを願っております!