作成:2018.8.10 更新:2023.7.2
カレイの投げ釣りはこれで完璧!タックルからポイントまで徹底解説!
カレイ釣りの定番といえば投げ釣り。砂地の底に生息するカレイは冬から春にかけて釣れる人気のターゲットです。今回は投げ釣りでカレイを狙う釣る方法とおすすめのタックル・仕掛け・エサ・ポイントまで投げ釣りに必要な知識を徹底解説します。
目次
カレイを狙う場合は投げ釣りをやってみよう

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カレイは冷水を好む魚種で、魚の活性化が少ない冬から春にかけてがトップシーズンとなります。また、地域によって釣れるカレイの種類が異なるのも特徴で、特に北海道や東北には数種類のカレイが存在するといわれています。その中でもマコガレイは、内湾の砂地にいることが多く、堤防から狙うことができるため、寒い時期のターゲットとして人気の魚種となっています。
あなたはどっち派!?投げ釣りでカレイを釣る方法

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カレイの釣り方は基本砂地の底にエサを置いて、食べるのを待つ方法となります。そのため、天秤というオモリを付けた後にハリを垂らして釣ることがほとんどです。使う天秤による釣り方は2通りありますので、環境やその時の状況に合わせて変えてみてください。
固定式天秤を使ったカレイの投げ釣り
固定式天秤とは、天秤のアームに糸をつなぐ方法をいいます。魚がエサをつつく際、アームの違和感を覚えることが多いため、底に置いたままの釣り方よりは、底を引きずりながら引き寄せていく釣り方がおすすめです。アームの反動力を使えばカレイがより掛かりやすくなります。根がかりが少ない場所で遠投し、オモリがついたら少しずつ竿を横にずらし、引きずります。糸にたるみが出た分だけリールを巻くことで違和感なくエサが動くので、カレイの食いつきが良くなります。
遊動式天秤を使ったカレイの投げ釣り
遊動式天秤とは、糸に天秤のアームを付けるのではなく、1本の繋がっている糸にオモリが通っている状態のことをいいます。この場合、魚が試し食いした際の動きに違和感が少ないため、底に置いたままでも魚を釣ることができます。引きずることをしなくてよいので、岩が多い場所での釣りに向いています。遠投した後、オモリが底についたら余分な糸のたるみを巻いてじっと待ちます。反応が鈍い場合は、たまに動かしたり、少し巻いて様子を見ましょう。
遠投できるかがポイント!カレイの投げ釣りにおすすめのタックル

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投げ釣りでカレイを狙う方法がわかったところで、次に最適なタックルを紹介します。カレイの投げ釣りは遠投することが多いため、投げ釣り用のタックルは揃えておいた方が良いでしょう。
竿(ロッド)はしっかりしたものを選ぼう
サーフから堤防まで様々な場所で使うことができるダイワの投げ竿をおすすめします。遠投する場合は、竿の先端がしなりすぎない、硬めのロッドがおすすめです。また、長さは4m前後あるロッドを使うと遠くまで飛ばすことができます。1万円を切る低価格帯の商品は重さがあるため、何回か投げると疲れてきたり、遠くまで投げることができなかったりしますので、1~2万前後のロッドを選んだ方が良いです。
リールは巻きやすい大型タイプを
投げ釣りで使用するリールは4000前後の大きくてしっかりしたものが良いです。この商品は1回転でドラグを緩めたり締めたりすることができる「クイックドラグ」がついており、ドラグの調整に手間取ることがありません。価格も1万円を切っているので、コストパフォーマンスが高いリールとなっています。
糸(ライン)は切れにくいナイロン!
糸はよれが起きづらくライントラブルが少ないナイロンラインを使います。この商品は投げ釣りようのラインとなっており、色が4色に分かれているため、飛距離の把握がしやすいのが特徴です。サイズや号数は使用するリールに合わせて購入しましょう。
意外と簡単!投げ釣りの仕掛け

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カレイの投げ釣りをするときに必要となる仕掛けやハリについて解説します。釣具屋には、投げ釣りセットが販売されていますので、自分で作るのが面倒だったり、わからない場合は、出来合いの製品を買うことも検討してみましょう。
仕掛けの作り方
カレイの投げ釣りをする場合は、天秤オモリと投げ釣り用のハリ、サルカンがあれば充分です。固定式天秤を使う場合は、釣り糸を直接天秤のアーム部分に結び、もう片方のアームをハリ糸と結べば完成です。遊動式天秤の場合は、釣り糸を片方のアームに通します。ハリ糸にもう片方のアームを通し、釣り糸とハリ糸をサルカンでつなげば完成です。
投げ釣りの要となる道具「天秤」
カレイの投げ釣りで最も重要なポイントとなってくるのが天秤です。どのくらいの距離を飛ばしたいかによって選ぶ重さが変わってきますが、カレイを狙うのであれば25~35号のオモリを選びましょう。投げ釣りは根がかりが多い釣り方なので、無くしても問題が無いよう、複数個入っている商品が良いです。
カレイの投げ釣り用ハリ
釣具屋さんやネットでハリスとハリが一体化している商品がありますので、初心者の方はそれを購入した方が楽です。一体化している商品はカレイの小さな口に合わせるため、ハリの形状が細めになっています。そのため、飲み込んでもすぐ抜けてしまうことが多いです。一体化の商品でハリがある程度広く、フッキングしやすそうなものを選んだり、慣れている方は自分で作った方が釣果が上がるでしょう。
カレイが食べるエサはアオイソメ

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カレイは基本虫エサで、よく使われているのがアオイソメです。マムシもエサとして使われますが、高価なので、初心者間はまずアオイソメから始めましょう。付け方は大きく分けて「1匹掛け」と「複数掛け」の2種類あります。1匹掛けの場合は、頭の横の部分からハリを通し、ハリに対してアオイソメが真っすぐになるようにします。フック部分は出ていて構いません。複数掛けの場合は1匹をハリに真っすぐ通したうえで、曲がっている部分にも1~2匹アオイソメを横刺しでチョン付けします。最初は1匹掛けを試して、釣果が厳しい場合は複数掛けに変更することをおすすめします。
砂地を探せ!投げ釣りでカレイを狙うためのポイントとは

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投げ釣りでカレイを狙う場合は、潮の流れが緩やかな内湾の砂泥地が良いです。カレイは種類によって生息している場所が異なり、マコガレイという種類は潮の流れが緩やかな内湾の砂泥地に生息しており、水深が100mより浅い場所を好みます。特に冬から春は産卵期のため、岸に寄ってきやすく、投げ釣りで十分狙うことができます。イシガレイという種類も内湾の砂泥地に生息していますが、潮の流れが速い外洋にもいるため、船釣りなどで狙うことが多いです。外側で投げ釣りをやっても釣果はあまり期待できないので、注意しましょう。
あると便利!カレイの投げ釣りにおすすめの道具

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投げ釣りは最初に思いっきり遠投し、底にエサを置いたままじっと待つ釣りです。そのため、長時間竿を持っていると手が疲れてきます。また、地面に置いたりすると竿が持っていかれたり、ドラグの調整に時間が掛かったりします。そこでよく使われているのがロッドスタンド(竿受け)です。サーフでも使える自立したタイプがあれば、そこに竿を立てかけて待つだけなので、非常に便利です。購入する場合は竿が複数置けるタイプのものにしましょう。
また、夜釣りをする場合は竿の先端に鈴など音がなる道具や、光る道具を付けるとアタリがわかりやすくなりますので、必要に応じて揃えましょう。
タカミヤ H.BCONCEPT アルミ三脚 3段 CM-379
全伸長:約127cm
仕舞長さ:約56cm
使用時の高さ(オモリ2kg負荷時):1段/約51cm、2段/約81cm、3段/約111cm
主素材:アルミニウム
MyVision釣りの音10個セットフィッシングナイト夜釣り竿釣具釣果LED鈴クリップ釣り魚当たり揺れMV-LEDL10
竿先をクリップで挟むだけで鈴とLEDライトが簡単に付けられます。
入数:10個
重さ:20g
外道でも楽しめる!カレイの投げ釣りで釣れる魚たち

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カレイと同じく砂地に生息している魚種も同様に投げ釣りで釣れることがあります。付ける針の大きさにもよりますが、キスやアナゴ、ハゼ、フグなどが良く釣れ、ほとんど外れがないことも投げ釣りの魅力だといえます。竿を動かさないため、たまにヒトデが釣れることもありますが、その際は逃がしてあげましょう。
まとめ
今回はカレイの投げ釣りに必要なタックル、仕掛けについて紹介しました。投げ釣りは基本待つことがメインとなる釣りなので、気軽にのんびり楽しむことができます。家族でサビキやちょい投げ釣りに飽きてしまった場合は、投げ釣りでカレイに挑戦してみてはいかがでしょうか。