作成:2018.11.30 更新:2022.8.13
ブラックバスのライン!太さや色、号数の選び方・おすすめ紹介
ブラックバスに使うラインは、ルアーによって使い分けることで、バス釣りをより楽しむことができます。今回は、ラインの種類に分けてバス釣りに適した太さやおすすめの使い方を解説し、おすすめのラインを紹介いたします。
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目次
ブラックバス釣りに使うラインの種類

出典:写真AC
バスフィッシングに使われるラインはナイロンライン・フロロカーボンライン・PEラインの3種ですが、これらのラインはそれぞれ使い分けることでバスフィッシングを攻略することができます。ルアーに合わせたラインの選び方は後ほど紹介しますが、ここでは各ラインの適している状況・適していない状況を解説いたします。
バス用ライン:ナイロンライン編
一番オーソドックスで使われるラインがナイロンラインです。その理由は、ナイロン素材特有のしなやかさにより、圧倒的にライントラブルが少なく、ほぼ全てのバス用ルアーで扱うことができる万能性があるところです。ラインの感度に関しても、しっかりと反応が手元に伝わります。デメリットとしては、小型のサスペンド・シンキングタイプのルアーの場合に、ナイロンラインの浮力により、思い通りのアクションができないことがあり、違和感を感じたバスに見切られてしまうことがあります。
バス用ライン:フロロカーボンライン編
バスのトーナメンターがよく使うラインがフロロカーボンラインです。フロロカーボンの良い点は、光の屈折により、バスにも見えにくいステルス性をもっていること、硬くて強いライン特性からハードカバーでも安心して使えるところです。デメリットの点は、何度も使用していると、ラインの表面が削れて白くなり、ステルス性能が消えるどころか、逆にバスにも見えやすくなってしまいます。フロロカーボンラインは、こまめなライン交換が重要です。
バス用ライン:PEライン編
PEラインは真夏と真冬に強いラインです。その理由は、深場に潜むバスを狙うとき使うジグに適していて、奥深く沈めても伸びがないのでガツンとフッキングすることができるのです。デメリットの面は、PEラインは縦の釣りが基本となり、ラインが張っていることで特性を生かすことができますが、少しでも緩んだ箇所があると、感度が悪くなり、魚の反応が全くわからなくなるのです。横の釣りでは、トップウォーターの場合に使用することがあります。
ブラックバス狙いで使われるラインの太さ

出典:写真AC
バスフィッシングで使うラインの太さについてですが、リールによって異なります。地域のフィールドによって多少太さが変わることもありますが、スピニングリールの場合、ナイロンライン4〜6lb、フロロカーボンライン3〜5lb、PEライン2〜10lbで、ベイトリールの場合、ナイロンライン10〜20lb、フロロカーボンライン10〜20lb、PEライン12〜70lbがオーソドックスなラインの選び方です。
スピニングリールの場合に、ナイロンラインは、細すぎると不安なので、最低でも4lbにし、フロロカーボンは硬くて強いので、3lbでも安心して使えますが、逆に太すぎるとフロロカーボンラインのハリとコシによってライントラブルになる恐れがあります。PEラインは、強度があってもラインが細いので2〜10lb前後までなら問題なく巻くことができます。
ベイトリールの場合、ナイロンラインもフロロカーボンラインも同じ太さで問題なく扱うことができます。PEラインは、12〜70lbがおすすめです。
ルアー相性が良いラインの選び方

出典:写真AC
ブラックバスを釣るときに選ぶラインは、ルアーによって変えます。ここでは、ルアーの種類を分けて、おすすめのラインを紹介いたします。
ルアー | ラインの種類 | ラインの太さ |
---|---|---|
トップウォーター | ナイロンライン | 14-20lb |
シャッド・ミノー・ジャークベイト | フロロカーボンライン |
3-5lb
10-16lb |
クランクベイト・スピナーベイト |
ナイロンライン
フロロカーボンライン |
14-20lb |
メタルジグ・ビッグスプーン |
PEライン
ショックリーダー:フロロカーボンライン |
40-60lb
10-14lb |
ラバージグ | フロロカーボンライン | 16-20lb |
ノーシンカーワーム |
ナイロンライン
フロロカーボンライン PEライン |
4-6lb/10-16lb
3-5lb/10-16lb 2-8lb |
テキサスリグ・ダウンショット | フロロカーボンライン | 3-5lb/10-16lb |
トップウォーターにはナイロンラインをおすすめします。激しいブッシュや、水面すれすれのオーバーハングでルアーが引っかかった際に、取り外しやすさを考えてPEラインを使うこともありますが、PEラインは水を吸収してしまうことと、伸縮しない特性からトップウォーターのアクション性が低下する恐れがあります。ナイロンラインの特性である浮力、そして伸縮のしやすさからペンシルベイトのドッグウォークや、テーブルターン、ポッパーのスプラッシュも気持ちよく決まります。ラインの太さは14〜20lbとちょっと太めの選択をおすすめします。その理由は、トップウォーターのアクションは、ラインのたるみとハリのコントロールが重要なので、派手な色で太めのラインのほうが上手に操作することができるのです。
シャッド・ミノー・ジャークベイトではフロロカーボンラインをおすすめします。フロロカーボンの特性である水中で目立たないステルス性が、ミドルレンジを攻めるルアーに適しています。小型のルアーの場合スピニングリールに4〜6lb、中型から大型の場合はベイトリールに10〜16lbのフロロカーボンラインが良いでしょう。
スピナーベイトやクランクベイトといった、「巻モノ系」にはフロロカーボンラインの14〜20lb、ナイロンライン14〜20lbをおすすめします。理由は、巻モノ系はウィードエリアやボトムの石などがあるエリアで力を発揮しますが、フロロカーボンラインはストラクチャーにも負けない強度がある硬いラインなので、安心して巻くことができるのです。巻モノ系はミドルレンジからボトムレンジを一定にラインを張った状態で巻くことができるので浮力があるナイロンラインでも攻めることができます。
海のジギングと同じく、ブラックバスのメタルジグやビッグスプーンを扱うときに適したラインがPEラインです。理由は伸縮しないということと、ショックリーダーにフロロカーボンラインを結びつけることで、深場にいるバスのバイトもPEライン+フロロカーボンラインの感度の良さで逃しません。
ラバージグは、ボトムのストラクチャー付近を攻めるので、フロロカーボンは必須です。
シンカーを使ったワームの場合も、ストラクチャー対策に強くで感度が良いフロロカーボンをおすすめします。軽いシンカーを使ったダウンショットや超ライトテキサスの場合は、フロロカーボンライン3〜5lb、重たいシンカーを使う場合はフロロカーボンライン10〜16lbをおすすめします。
ブラックバスフィッシングにおすすめライン9選を紹介!

出典:Visual Hunt
バスフィッシングはラインを使い分けることで、ルアー本来の性能を発揮させて攻略することができます。ここからは、実際にバスフィッシングで人気があるラインを紹介いたします。
低伸度のナイロンラインでバシバシキャストが決まる!
名の通りマシンガンのようにバシバシキャストが決まるナイロンラインです。その特徴は、ナイロンラインでありながら、低伸度設計により普通のナイロンラインよりも伸びにくく、バシバシとキャストすることができます。トップウォーターや巻モノ系におすすめです。
コストパフォーマンス最高のナイロンライン!
よく使うラインであればコストパフォーマンスに優れいることが大事。ラパラのマルチゲームナイロンは、バスフィッシングだけでなく、メバリングやアジングなど海の釣りにも適している万能性があります。カラーも定番のクリアカラーで、ライン交換が多い方におすすめするナイロンラインです。
高浮力中空ナイロンでトップウォーターのポテンシャルが最大限にUP!
トップウォーターを動かすので必須なのがナイロンラインの浮力と伸縮性です。アプロードシリーズのGT-Rトップウォーターは、通常のナイロンラインより浮力が高い、高浮力中空ナイロンでトップウォーターのポテンシャルを最大限に引き出します。さらに視認性が高いイエローカラー採用により、トップウォーターのトレースラインがわかりやすく、チェイスするバスとのファイトを圧倒的に有利にしてくれます。
多くのバスアングラーが使うフロロの定番!
バスフィッシングの雑誌やテレビを見ている方なら一度は目にしているクレハのR18。有名アングラーも使用しているほど安心して使うことができるフロロカーボンラインで、とにかく高感度設計で、小さなアタリも逃しません。オカッパリアングラーでも使用率が高い4lbは、小型のシャッドやミノーにピッタリです!
ピンポイントにキャストが決まるフロロカーボンライン!
フロロカーボンの特性でもある感度の高さと伸びにくい硬さを、最大限にパワーアップさせたフロロカーボンラインです。今まで多くのラインを作ってきたサンラインのFCスナイパーは、硬さがあるのに扱いやすいのが特徴で、フロロカーボンラインのトラブルが多いスピニングリールでも、安心して使うことができます。
ストラクチャーだらけのハードブッシュをガンガン攻めることができる!
バスフィッシングの入門者や初心者にはちょっと扱うのは難しいとても硬いハードラインです。その硬さは、ストラクチャーだらけのハードブッシュのスレにも負けない耐摩耗性、そして超高感度なので、口の先で反応するバスのアタリもわかりやすいので、水中をイメージしやすいエキスパートタイプのフロロカーボンラインです。
カモフラージュカラーのディープグリーンカラー!
長年バスフィッシングを支えているPEラインの定番です。カラーは水になじみやすいディープグリーンカラーで、バスにも警戒されにくいので、攻めた釣りが可能です。ショックリーダーをつけても、つけなくても扱いやすいPEラインです。
スレに強く耐摩耗性能に優れたPEライン!
PEラインは岩や立木等でスレが増えると、ラインが毛羽立ってきて切れやすくなる弱点がありますが、シマノのPEラインパワープロZは、徹底的にスレに強くする加工を施し、最高の耐摩耗性をもつPEラインですので、立木周りのビッグスプーンなどにおすすめです!
キャスト性能に優れたブラックバス専用のPEライン!
パンチング・フィリッピングなど細かいキャストにも対応するブラックバス専用に開発されたPEラインです。その特徴は、表面の特殊コーティングによりなめらからで、扱いやすい仕上がりになっており、パワーゲームはもちろん、繊細なフィネスゲームにまで対応しています。
ラインを制する者がブラックバスフィッシングを制す!
ナイロンライン・フロロカーボンライン・PEライン、この3種のラインはそれぞれメリットとデメリットがあります。ブラックバスは、動くものに反応し食らいつく激しい魚ですが、実はちょっとした違和感を感じると反応もしない繊細さをもっている魚でもあります。この違和感は2種類あって、一つはルアーのアクションに対する違和感、もう一つがラインの存在感に対する違和感です。そして、この2つの違和感の原因にもなり、解消するのもラインです。
ルアーにあったラインを選ぶことで、ルアーのポテンシャルを最大限に発揮し、そしてステルス性能に優れたラインを選べば、ラインの気配を消すことができます。まさに、「ラインを制する者がバスフィッシングを制す!」です。うまくラインを使い分けてバスフィッシングを楽しみましょう!
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