作成:2018.7.13 更新:2022.6.27
PEラインを徹底解説!釣り別おすすめのPEラインはこれだ!
高品質で強いが価格が少し高く扱いがシビアなイメージのPEラインですが、海釣りでは最も使われているラインになります。
そんなPEラインを今回は釣り別におすすめのラインを紹介していきます。
PEラインとは? PEラインの素材と種類

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PEラインとは、主に海釣りで使われているラインの一種になります。
なぜ海釣りで良く使われているのかというとPEの最大の特徴の強度(引っ張り強度)がかなり高いことが一番の理由になります。
大型の魚が釣れる海釣りでは強度はかなり重要になりますのでPEラインの使用率が高くなります。
PEの素材
PEラインはポリエステルを素材としています。
ポリエステルはプラスチックなどの原料に使われているもので、強度が強く吸水性が少ないのが特徴になります。
PEラインの種類と特徴
PEラインの特徴として、引っ張り強度が強く、低比重のため水に浮きます。
また摩擦に弱いという性質もあります。
PEラインには通常のPEラインの他に2つの種類があります。
1つ目はキャスティング用にPEラインをコーティングされた"コーティングPEライン"です。
PEの摩擦に弱い性質をコーティングで保護してロングキャストなどキャスティング時の摩擦からラインを守ります。
2つ目は"高比重PEライン"です。
PEは比重が軽く水に浮く性質がありますが、この高比重PEは水に沈む性質になります。
ボトムをスローリトリーブするような釣りだと通常のPEではラインが浮いてたるみが出来やすくライントラブルになりやすいですが、高比重PEならスローリトリーブなどのゆっくりとしたアクションもストレスなく出来ます。
PEの種類 | キャスティング時の耐摩耗性 | 比重 | 使い方 |
---|---|---|---|
通常のPE |
△
(コーティング材を使用したほうが良い) |
低比重
(水に浮く) |
船などのキャスティングしない釣りに向いてる
(基本どんな釣りでもOK) |
コーティングPE | ◎ |
低比重
(水に浮く) |
ルアー釣りなどのキャスティングに向いている
(陸っぱりアングラーにオススメ) |
高比重PE |
○
(コーティング材を使用すると◎) |
高比重
(水に沈む) |
ボトムを狙った釣りに向いてる
(比重が高いので風が強い日とかのキャスティングにも有効) |
PEラインにはこのような特徴をもったものがあります。
自分の釣りに合わせたライン選びが重要になります。
PEラインとナイロンやフロロの違い

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一般的に釣りに使われているラインはナイロンラインとフロロカーボンライン、そしてPEラインの3種類あります。
この3種類にはそれぞれ特徴があります。
ナイロンラインの特徴
メリット |
伸縮性が高い(魚をバラし難い)
ライントラブルが少ない 初心者でも扱いやすい |
---|---|
デメリット |
ラインの劣化が早い
ラインから伝わる感度が悪い |
価格 | 安価なものが多い |
使い方 |
メインライン(道糸)
ショックリーダー |
フロロカーボンラインの特徴
メリット |
根擦れに強い
ラインから伝わる感度が良い 水中で目立たない |
---|---|
デメリット |
巻グセが付きやすくライントラブルしやすい
結束部が弱い |
価格 | 安価なものもあるが少し高価格 |
使い方 |
メインライン(道糸)
ショックリーダー |
PEラインの特徴
メリット |
引っ張り強度が強い
ラインから伝わる感度もかなり良い 他のラインよりも細い |
---|---|
デメリット |
根擦れにかなり弱い
ライントラブルをしたとき大変 PEライン単体では使えない |
価格 | 高価格 |
使い方 | メインライン(道糸) |
ナイロンやフロロなどのラインは値段も手頃でとても扱いやすいラインですがPEの強度と遠投性能には敵いません。
魚をを釣るに当たってやはり釣るエリアを広げる事は釣果にも繋がります。
PEラインは特にキャスティングをするルアー釣りでは狙える場所を広げてくれるのでルアー釣りには欠かせないラインになります。
PEラインの選び方

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PEラインに限らずラインをを選ぶ上で、重要なのは狙う魚種や釣り方によってポンド数や号数を選ぶ事です。
例えばショアジギングとライトショアジギングではオススメのポンド数は変わります。
バス釣りでもフロッグやヘビキャロやテキサスといった釣りはかなり強いポンド数のラインを使用しますがワームや小さめのルアーを使ったフィネスの釣りでは細めのライン(ポンド数が小さい)を使います。
このように狙う魚種や釣り方で適切(ストレスなく使用できる)なラインが有るのでラインを選ぶ際、自分の釣りに合ったラインを選びましょう。
またPEラインは撚りの数によって同じ号数でもポンド数が変わります。
PEラインの撚りによる違い
撚りの本数 | 強度(引っ張り強度) | 遠投性能 | 耐摩耗性 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
4本撚り | 小 | △ | ○ |
PEラインの中では安価
PEラインの中では伸縮性がある |
8本撚り | 中 | ○ | △ |
高価格な物が多い
4本撚りより飛距離が出る |
12本撚り | 大 | ◎ | △ |
かなり高価格
強度はかなり強い |
撚りが多くなるに連れて強度と遠投性能は高くなります。
それは撚りの数が増えるに連れて1本1本の糸が細くなるからです。
細い1本を多く撚る毎にラインは真円に近づくので遠投性能が上がります。
また本数を多く撚る毎に1本に対する衝撃も分散されるので強度も上がります。
逆に撚りの本数が少ないほど耐摩耗性は高くなります。
それは撚りの本数が少ないほど1本1本の1本が太くなり、耐摩耗性も上がります。
初心者の方には中間の8本撚りが扱いやすくオススメになります。
釣り別 PEラインベスト3
今回は魚種、釣り方別にオススメのPEラインをランキング方式で紹介していきます。
バスフィッシングにオススメのPEラインベスト3

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No3.エバーグリーン バスザイル フリップ&フロッグ 100m 55lb(4号)
8本撚りにより表面の平滑度が高く、初期の強度を長持ちします。
難攻不落のヘビーカバーからバスを引きずり出すパワーをもったラインです。
No2.ラパラ ラピノヴァX マルチゲーム 150m 0.3号 7.2lb ライムグリーン
ラインの細さは感度も上がるので、この0.3号の細さは繊細なフィネスの釣にはベストなラインになります。
No1.デュエル アーマードF+Pro バス
PEの強さはそのままで、弱点の根擦れをフロロで補うバス釣りにはこれ以上ないラインです。
しかも価格も他のに比べて安くコスパがめちゃくちゃいいラインです。
ショアジギングにオススメのPEラインベスト3

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No3. よつあみ エックスブレイド アップグレードX8 200m
8本撚りのラインで強度も強く、8本撚りのPEラインの中では低価格のため、消耗の激しいPEでは懐に優しいラインです。
No2. シマノ パワープロZ 150m 0.8号 オレンジ
強度も申し分なく値段も手頃なラインですが、一番の魅力はSpectra素材採用で優れた耐摩耗性が高いことです。
PEの最大の弱点、摩耗に強いラインです。
シマノ パワープロZ 150m 0.8号 オレンジ
素材:PE/全長:150m/0.8号
オレンジ
Spectra素材採用で優れた耐摩耗性を実現。
EBT製法採用で低伸度&高感度を実現。
POWERPROならではのハリで高い操作性を実現。
No1. バリバス アバニ キャスティングPE マックスパワーX8
ショアジギングの一番の醍醐味は大型の青物を釣り上げることになります。
このラインは強度はもちろん耐久性も高く大型の青物にも負けないラインです。
アジング・メバリングなどのライトゲームフィッシングにオススメのPEラインベスト3
No3.サンライン ソルティメイト スモールゲームHG 150m 0.3号 5lb サクラピンク
ライトゲームは僅かなアタリを正確にとる必要があるため、このラインの高感度さはまさに一級品です。
メバリングにオススメになりますが、アジングでも通用するラインです。
サンライン ソルティメイト スモールゲームHG 150m 0.3号 5lb サクラピンク
全長:150m
0.3号/5lb
サクラピンク
素材:ハイグレード
超強力(kg)MAX:2.1

出典:photoac
No2. バリバス ライトゲーム スーパープレミアムPEX4
スーパープレミアムPEの採用で最高レベルの強度と耐久性を実現しています。
スーパーフッ素加工により飛距離の伸びも申し分ありません。
ラインカラーは、視認性に優れ、色落ちや汚れにも強いナチュラルブルーを採用しています。
No1. デュエル アーマードF+Pro アジ・メバル
PEの弱点をフロロで補う優れたラインです。
根擦れに強いためアジングやメバリングだけじゃなくライトロックフィッシュにも通用するラインです。
トラウトフィッシングにオススメのPEラインベスト3

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No3. ダイワ UVFプレッソセンサー2+Si 0.3号 150m オレンジ
強度は強く伸びにくいので感度も良く繊細なトラウトフィッシングにはもってこいのラインです。
またラインの視認性も高くライントラブルも少ないでしょう。
No2. モーリス バリバス スーパートラウト エリアマスターリミテッド スーパープレミアムPE 75m 0.2号 6.5lb ネオイエロー
軽量ルアーを使うトラウトでロングキャストもしやすく、ミノーやクランクなどのプラグを扱うときも伸びがないのでキビキビとしたアクションで魚を誘いやすいです。
モーリス バリバス スーパートラウト エリアマスターリミテッド スーパープレミアムPE 75m 0.2号 6.5lb ネオイエロー
主な対応魚種:トラウト
素材:PE
全長:75m / 号数:0.2号 / 強度:6.5lb / 4本編み
カラー:ネオイエロー
No1. デュエル(DUEL)PEラインアーマードF+Proトラウト
超極細の0.1号なのにPEの弱点をフロロで補っているので擦れに強く繊細な釣りが出来ます。
まとめ
PEラインは高価格な物が多く、扱いもシビアなので手が出しにくいですが、PEの特徴をしっかり把握すれば意外と使いやすいラインです。
皆さんもぜひこの機会にPEラインを使ってみてください。