作成:2018.7.28 更新:2023.7.4
サバのルアーゲーム、略してサバゲー!夏が本番のお手軽ゲーム!
サバは回遊魚の代表格。メタルジグを始めとするルアーに好反応を示し、良い群れに当たれば2桁釣果も当たり前!ソルトルアーを始めるならまずはサバゲーを体験して、ルアーフィッシングの面白さを楽しみましょう。
目次
サバは釣りやすい回遊魚!

出典:pexels
サバはルアーに非常に好反応を示すターゲット。初夏~晩秋にかけて沿岸部を回遊し、主にゴマサバ、マサバの2種が日本で釣れるサバになります。食性はプランクトン(アミ)や小魚、小型の頭足
類等。暖流に沿った地域であれば釣れる可能性が高く、サイズを問わなければ割と多くの地域で釣ることが出来ます。
ルアーでサバが狙える時期について

出典:visual hunt
沖のサバを含めると1年中近海に生息しており、いつでも釣れてしまう魚です。陸より狙う場合も一年中釣れますが、一番釣果が安定して狙いやすい時期は初夏~晩秋になります。
回遊が始まれば、群れがその地域を出ていくまでの間は釣れる可能性が高く、回遊場所の情報を手に入れる事が釣果への近道。夏が近づいてきたら情報収集して何時でも行けるように準備しておきましょう。
サバのルアーゲームに必要なタックルは?

出典:photo AC
サバのルアーゲームは極論を言うと、10m位ルアーを投げる事が出来るタックルであればなんでもOKです。シーバスロッド、ジギングロッド、エギングロッド、バスロッド、トラウトロッド、アジングロッド等、リールを付けて投げる事が出来れば釣る事が出来ます。
細かい選択方法はサバの釣れているサイズと飛距離によって選択していけばOK。サイズと飛距離はほぼ比例するので、サイズが小さい=ちょい投げ、サイズが大きい=キャスティングが必要、という具合になります。
ロッドについて(ちょい投げ用)
サバのメインサイズは25センチ程度までになります。これ以上大きいとテクニックが必要になり、ラインブレイクしたりドラグで止められなかったりします。
タックルは軽量ルアーの10g位を使うので、6~7ftが使いやすく、固さは柔らかめがベスト。トラウトロッドのULクラスやアジング・メバリングロッドをイメージしてもらえればOK。サビキ用の振出竿なんかでもOKです。ちなみに大手メーカーより使い勝手の良いオールラウンダー的なロッドも発売されているので、多目的に使えるロッドでも楽しめます。
ロッドについて(ショアジギング用)
キャスティングが必要になる場合は20~40g位までのジグを投げるので、ショアジギングロッドの8ft以上がお勧め。シーバスロッドやバスロッド、エギングロッドなどでも上記のウエイトを背負えるロッドであれば流用できます。ロッドの固さは、サバのみ釣れるのであればどれでも大丈夫ですが、イナダやカツオ、メジマグロ等が混じる場合が有りその場合、ショアジギングロッドならMクラス以上、流用するロッドなら少し固めのロッド選択をお勧めします。
メジャークラフトショアジギングロッドスピニング3代目クロステージCRX-942SSJ9.4フィート釣り竿
シャープで軽いブランクとクロステージならではのアクションが、アングラーの負担を軽減してくれます
リールについて(ちょい投げ用)
ちょい投げ用なら1000~2000番サイズのスピニングがマッチします。ベイトモデルでもしっかりとキャステング出来ればOK。入門用のリールやワゴンセールの糸付きリールでも大丈夫ですので、金銭的な負担も少なく、お手軽にチャレンジできます。
シマノ FX 1000 糸付
ギア比:5.0
実用ドラグ力(kg):2.0 / 最大ドラグ力(kg):3.0
自重(g):205
糸巻量(号-m):ナイロン 1.5-130、2-100、2.5-85 / フロロ 1.5-120、2-85、2.5-70 / PE 0.8-240、1-190
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):61
ダイワ(Daiwa)スピニングリール16ジョイナス1500糸付2号-100m
標準巻糸量 ナイロン(lb.-m):1-140/6-90 :1/1 付属糸:2号-100m
自重:230g
巻取り長さ(ハンドル1回転あたり):68cm
ギア比:5.3
最大ドラグ力:2kg
リールについて(ショアジギング用)
ショアジギングの場合はダイワで3000番、シマノで4000番クラスがベスト。他の回遊魚が大きい場合はそれ以上のサイズを推奨します。サバのみ釣れる場合は、1ランク小さいリールでも大丈夫ですが、30cmを超えるサバの場合はドラグを使ってくださいね。
シマノ ツインパワーXD 4000XG
ギア比:6.2
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):101
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):6.0/11.0
自重(g):245
ナイロン糸巻量(号-m):3.5-170、4-150、5-125 / フロロ糸巻量(号-m):3-190、4-145、5-115 / PE糸巻量(号-m):1-490、1.5-320、2-240
シマノ ストラディックSW 4000XG
ギア比:6.2
実用ドラグ力(kg):6.0 / 最大ドラグ力(kg):11.0
自重(g):300
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):101
糸巻量:ナイロン(lb-m) 3.5-170、4-150、5-125 / PE(号-m) 1-490、1.5-320、2-240
ラインについて
ラインはちょい投げ用であればナイロン、フロロ、PEどれも使用できます。ナイロン、フロロであれば2~3号、PEであれば0.4~0.8号でOK。これ以上太くても大丈夫ですが、飛距離が落ちてしまうので、選択する場合は注意が必要です。
ショアジギングであればPEの1~1.5号がお勧め。中型の回遊魚情報がある場合は2号以上をお勧めします。
シマノ(SHIMANO)PEラインピットブル4本編み150mPL-M54R
原糸の均等性に優れた4本編み工法「VT工法」採用。強力安定/編み構造の偏りを防ぎ、強力が安定しやすくなっています
ルアーについて

出典:photo AC
ルアーはメタルジグが反応が良く、飛距離も稼ぐ事が出来ます。ちょい投げの場合は10g位までの物を、ショアジギングであれば40g位までの物を選択してください。鉛製が一般的ですが、小型で飛距離の出るタングステン製もあると便利です。
メタルジグの他にジグヘッドリグやプラグ類でも釣る事が可能。色々なルアーを試してみて何が良いのかを試す事も楽しみの一つですよ。
メタルジグで狙う場合
ちょい投げの場合
ちょい投げは射程距離10~15mを想定しているので、10g前後のジグを使用します。小サバ~中サバクラスを狙うので、フックも小型でOK。タングステン製のジグがあると、シラスがベイトの時やコマセを偏食している時に有利です。色々なアクションが有効なので動きの違うジグを数種類もっていくと、引出しが増えるので釣果UPが狙えます。
ショアジギングの場合
ショアジギングの場合は20~40gのジグが一般的です。サバは色々なアクションに反応するので、色々なジグを持っていけば引出しが増え釣果に影響する事も。フックはトリプルフックでも良いですが、出来ればシングルフックに付け替えた方が無難。フックサイズはMクラスであれば他の回遊魚にも対応できるのでお勧めです。
ジグヘッドやプラグの場合
ちょい投げの場合
ジグで反応が無い場合は諦めずに他のルアーを使ってみましょう。まずはアジングで使うようなジグヘッドリグを使ってみて下さい。サバのサイズが小さい場合や、ベイトサイズが極小(アミやシラス)の場合に有効です。またメバリングやチニングで使用する、プラグ類にも反応します。ナブラが出ている場合などは小型のポッパー等を使ってアピールしてみましょう。
ショアジギングの場合
ショアジギングの場合は、シーバスやヒラメゲーム等で使うプラグ類も有効です。1~2個用意しておけば、ジグで釣れない時に対応できます。また、ジグと同程度のウエイトを持ったジグヘッドリグも反応する事が有ります。サバだけで無く回遊魚を釣る場合は、引出しが多い方が良い結果を生み出しやすいです。出来る限りの準備をして挑んでみましょう。
実績の有り!お勧めルアー

出典:photo AC
サバゲーム、始めたいけど何を買っていいのか解らないという方向けに実績のあるルアーを選出してみました。色々な特性のルアーが有るので、気に入ったものを5~6個持っていけば大丈夫。カラーなども色々と種類が有るので、まずは好みのカラーを選んでみて下さい!
ちょい投げで使用可能、ライト系ジグ
ショアジギングで使用可能なジグ
ジグベッド類
がまかつ(Gamakatsu)レンジスイマータイプリバーシブル#2/0-21g
究極の万能型ジグヘッド登場!!計算しつくされたヘッド形状で、抜群の飛距離、安定したスイミング姿勢と直進性能を実現します
プラグも忘れずに
サバゲームに向いた場所について

出典:photo AC
サバは回遊しているので、潮通しの良い堤防や海岸がベスト。群れが入っていなければ全く釣れないので、サバの釣れている情報を収集してみる事が群れを見つける第一歩。情報が入ったらその周辺の漁港や海岸をランガンしてみて下さい。
サバをルアーで釣るには

出典:photo AC
サバはルアーが目の前に有るだけで反応してくる入門にはもってこいのターゲットです。しかし、反応が悪い場合や極小のベイトを偏食してしまっている場合などがあり、一筋縄ではいかない事も。色々なパターンを記載しておいたので、参考にしてみて下さい。
ただ巻き
ただ巻きは、リールを一定速度で巻くだけの動作です。ロッドやリールがブレない様に固定して同じ速さで巻く事がポイント。サバはこれだけでバイトしてきます。バイトが無い場合は、ルアーを通すレンジを変えながら反応の良いレンジを探してみて下さい。
ジャカジャカ巻き
メタルジグの基本アクション。ロッドは小刻みにシャクり、リールは早めの一定速度で巻き取って下さい。ジグが高速でショートダートする様に動いてくれればOKです。すべてのジグに対応するアクションです。
ワンピッチワンジャーク
こちらもジギングの基本動作になります。ジャカジャカ巻きよりもゆっくりとしたスピードで1回リールを回転させると同時に1シャクリを入れて下さい。テンポよく行う事が大事です。
ナブラ撃ち
ナブラが出ていれば積極的に狙ってみましょう。ナブラの中心にジグが落ちてしまうと魚へプレッシャーを与えてしまう事になる場合があるので、ナブラの進行方向を読んで群れの先頭に落としてあげるようなイメージがベストです。動かないナブラは上下左右の側面を狙ってみましょう。レンジは表層直下~2m位でOKです。
ジグヘッドリグの場合
ジグヘッドリグで釣る場合は、ただ巻きが基本になります。一定のレンジを引いてみて下さい。またジグヘッドによってはダートする特性が有るものがあります。(ワインド等)サバの反応に合わせて使い分けてみて下さい。
プラグ類の場合
プラグ類は巻くだけでアクションするものが発売されています。初めて使うのであれば、巻くだけでアクションするものが使いです。飛距離が出やすい移動式のウエイト機構を搭載したものは初心者にも投げやすく、飛距離の問題をクリアしてくれます。
まとめ

出典:photo AC
夏が本番のサバゲーム。海のルアーを始めたいと思うのであれば、是非ともチャレンジして頂きたいゲームです。コマセで手が汚れる事も無く、釣り場を移動する際も楽ちんです。反応の良い群れに当たれば、数釣りをすることも可能なので、皆さんもチャレンジしてみて下さいね!