作成:2018.8.23 更新:2023.5.18
【初心者向け】エギングロッドの選び方!長さ・硬さ・軽さの違いとは
エギングを始めようと思っている方へ。エギングロッドはどんな基準で選べばいいか知っていますか?この記事では、「長さ」「硬さ(調子)」「軽さ」「ロッドタイプ」など、初心者向けに基礎から学ぶエギングロッドの選び方を解説しています。
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目次
エギングに使用するロッドはスピニングタイプが主流!

出典:visualhunt
食味もよくコツさえつかんでしまえば初心者の方でもイカを釣ることができ、ルアー釣りの中でも特に人気を集めています。
エギングは餌木というエビに見立てたルアーをキャスティングし、ボトムまで到達させたのち、数回シャクってリフトアンドフォールさせながら釣ります。
そのためキャストしやすく、大型のイカに対応できる細くてしなやかな穂先と強靭なバットがロッドに求められます。
エギングに使用するロッドはスピニングリールを使うタイプが一般的です。キャストの飛距離が出るほか、ドラグ調整やシャクル動作が容易なためです。
ベイトロッドも一部メーカーより発売されていますが、上述の理由より主流なのはスピニングロッドになります。
【エギングロッドの長さ】釣り場・釣り方で選ぼう!

出典:pixabay
エギングに使用するロッドの長さは、8ft前後が一般的です。ただ、エギングをする場所によって長さを選択する必要があります。
長さを3つに分類し、ポイントやアングラーの特性ごとに、どんな長さを選んだらいいのかをまとめました。
悩んだらこの1本!8ft台前半のオールマイティロッド
エギングでは最もオールマイティと言われる、8ft台前半のロッドです。
エギングの基本、キャストとシャクリのやりやすさの両立がなされているため、ロッドの長さで迷っているアングラーの方にはこの1本です。
他にも
・キャストをそこまで必要としないポイント(例:漁港や小磯)で普段釣りをする
・春も秋もオールシーズン対応の万能ロッドが欲しい
といった方はこの長さを買えば間違えないです。
7ft台はランガンに最適な1本!
エギングロッドとしては短い7ft台のロッド。
このレングスはランガン(ポイントを細かく変え足でイカを探す攻撃的な釣り方のこと)をメインで行うアングラーにピッタリです。
シャクリの力もあまりいらないため、女性やお子さんにももってこいの長さとなっています。
また短いゆえに細かいラインコントロールもできるため
・自分は足でイカを探したい
・シャクるという動作がやりにくそう
・ピンポイントキャストが要求されるポイントでよく釣りをする
といったアングラーの方にはこの7ft台をオススメします。
8ft台後半からはサーフエギングや沖の潮目狙いに!
8ft台後半からは飛距離が求められるシチュエーションで活躍します。
近年流行しているサーフエギングや、沖にある潮目を狙う、テトラ帯や磯場といった足場の悪いポイントなどで使用できます。
また飛距離を出しやすいため、飛距離を出せるか不安な方、エギングをしようと考えるポイントがハイプレッシャーで飛距離を求めらえるポイントの方は選んでみると面白いでしょう。
【エギングロッドの硬さ】ティップの繊細さも確認しよう!

出典:visualhunt
エギングはティップ(穂先)の繊細さ、そしてバッド(ティップ以下)の硬さ、この両立がキモです。
ティップが繊細なことにより、イカがエギに触った僅かな触りも捉え、合わせた時バッドの硬さでしっかりフッキングさせられます。
近年はやっている、エギを潮に乗せる通称”ドリフト”を行うにもこのティップの繊細さがないといけないのです。
また、ただバッドが硬いだけではイカが身切れしてしまうリスクがあります。
適度にしなってくれる柔らかさも兼ね備えているのがエギングロッドなのです。
よくシーバスロッドやバスロッドが流用可能ということで紹介されますが、エギングロッドとの一番で最大の違いがこのティップとバットの調子の差です。
ロッドのルアーウエイトとは?何号のエギを扱えればいいの?

出典:photo-ac
ルアーロッド全般にある”適合ルアーウエイト”。エギの場合、餌木独自の規格である”号”が使われます。
エギングロッドではどんな餌木の大きさでもキャストできるわけではなく、扱える範囲があります。
やみくもに買ってしまうと自分に合わない号数だった、ということもあり得るのでしっかり確認してから購入しましょう。
オールマイティにやりたいなら?
春も秋も関係なく、エギングを楽しみたいのであれば、3.5号程度までのエギを投げられるロッドを選びましょう。
春の大型イカも、秋の新子も、3.5号であればオールシーズン対応できる万能ウエイトのためです。
春のエギングを中心にやるなら?
春を中心にエギングをするアングラーの場合、釣れるイカが大きい=使用するエギも大きいため、4号のエギをキャストできるタイプのロッドを選ぶようにしましょう。
春のイカは1キロアップは当たり前、4キロを超えるモンスターイカもいます。
バッドパワーにも優れ、大きいエギをキャストできる3.5~4号に対応できるロッドを選びましょう。
秋のエギングを中心にやるなら?
秋は春と打って変わってその年生まれた新子(コロッケサイズともいう)が対象になります。
大きくても800g程度のため、使う餌木も2.5~3号前後になります。
そのため3号から3.5号のエギを投げられるロッドであれば楽しめます。
【意外と重要】ロッドの重量も気にしよう!

出典:visualhunt
エギングのロッドを選ぶ際に、最も注目していただきたいのがロッドの重さです。
エギングは特に秋ほどランガンを繰り返す釣りです。1日シャクリを繰り返しますしイカのアタリは意外と繊細です。
そんな意外とタフなエギングを快適に行うため、ロッドの自重が軽ければ軽い程いいのです。
もし同価格帯で迷っているロッドがあるのであれば、最後に決め手になるのは自重といってもいいくらい大事なポイントでもあります。
ポイントとしては”130g”です。
上級モデルになると80g台のロッドも出てきますが、入門ロッドであれば130gを切るものを選んでいただければ重さをあまり感じないでしょう。
インターラインとアウトガイドモデルの違いは?

出典:DAIWA
エギングにはインターラインとアウトガイドという2種類のロッドが存在します。
アウトガイドモデルは一般に釣り竿でイメージする、ガイドが複数付いたロッドになります。
一方インターラインとは、ガイドが外側になく、竿の内側をラインが通っている構造をしたロッドになります。
このロッドの特徴はとにかく糸絡みをしないという点につきます。
一方、手入れの面倒さ、トラブルの多さ、飛距離が出しにくいと注意点も複数存在するため現在ではあまり使われなくなってきました。
初心者の方であればまずはアウトガイドモデルのロッドを購入すれば間違えないです。
【初心者】エギング入門者におすすめのロッドはこれだ!
ここからは実際におすすめのエギングロッドを紹介していきます。
対応エギ3.5号前後で、長さや価格が違うものを選びました。
普段のポイントや、移動スタイルなどご自身のスタイルの違いでお気に入りの1本を見つけてください!
1.【とりあえずの1本】お試しならこれを!
遠里釣具 FridayEging 8.0F
・全長:241cm
・仕舞寸法:125cm
・自重:122g
・継数:2本 逆並継ぎ
・エギサイズ:2号~3.5号 鉛負荷6号まで
・適合ライン:PE0.8号~1.5号
とにかく、まず1回エギングとやらを試してみたい、そんな方にオススメの1本です。
ダイワやシマノといった大手メーカーのエントリーモデルの半値以下で買えるためとりあえず、というニーズにこたえられます。
扱えるエギが2号からと、秋の時期にピッタリです。
また3.5号までは投げられるため春の大型イカにも対応しています。
2.定番のハイコスパロッド
コストパフォーマンスに定評があるメジャークラフト。
そのなかでもひと際、人気のあるのがソルパラシリーズです。
このモデルはエギングの基本的なスペックを持つロッドなので、オールシーズン対応できます。
3.【モンスター対応】春に狙うならこのロッドで!
ダイワ リバティクラブエギング 862MH
標準全長:2.60m
仕舞:135cm
継数:2本
標準自重:145g
対応エギサイズ:2.5~4号
対応ライン(PE):0.6~1.2号
ダイワのエギング入門者向けロッド”リバティクラブ”シリーズよりこの1本。
低価格ながら、操作性・軽さ・強度が全て揃っているコストパフォーマンスの高い商品です。
糸絡みが少ない設計となっているため、初心者でも問題なく使いこなすことができます。
8.6ftで飛距離を出せ、かつ4号までの大型エギに対応しているこのロッドは、春の大型イカ狙いにバッチリ活躍してくれます。
秋は別の釣り物で春しかやらない、というアングラーの方であれば選んで損はないロッドです。
4.【振り抜き性能◎】軽い万能ロッドでシャクリ倒せ!
シマノ ソルティーアドバンス エギング S83ML
全長(m): 2.52
仕舞寸法(cm): 129.4
継数(本): 2
自重(g): 90
適合エギサイズ(号): 1.8~3.8
適合ライン PE(号): 0.4~1
シマノの入門万能ルアーロッド”ソルティ―アドバンス”シリーズから1本。
まずは8.3ftにして90gという自重の軽さに注目してほしいです。
エギングにおいて軽いことは武器になります。
この価格で100gを切っているこのロッドであれば今までに増して集中力が途切れることなく釣りをできます。
エギのサイズも1.8~3.8号と、春秋どちらにも活躍してくれるサイズを扱え、万能ロッドとして扱えるのも高評価のポイントです。
もっとエギングロッドを知りたいという方は、下の記事も見てください。
エギングロッドの選び方を知って自分に合った1本を見つけよう!
今回はエギングのロッドについて、それぞれのポイントから選び方をまとめました。
多すぎてわからなかった、といった方は下のリストを見てください。
まずこれを見れば間違えありません。
- ロッドの長さ:8.3~8.6ft
- 対応エギウエイト:3.5号前後
- 重量:130g以下
その上で実際に使ってみて、自分に合う1本を見つけてください。
入門者向けの厳選おすすめロッドや安くてコスパの高いエギングロッドを知りたいという方はこちらの記事も参考にしてみてください。
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