作成:2018.10.13 更新:2023.3.25
アジ釣りは釣り竿選びが重要!初心者でも釣れるおすすめ10選!
アジ釣りは釣り竿選びが重要です。
アジ釣りは、バラシ防止には胴調子、操作性なら先調子の釣り竿を選ぶこと。
船釣りは短め、おかっぱりでは飛距離を出せる長い釣り竿を選ぶこと。
一番のポイントは自分にあった使いやすい釣り竿を選ぶことです。
目次
アジ釣りの「釣り竿」狙い方は5種類!!

出典:Foter
アジ釣りにはいくつかの種類があります。
船釣りなら「ライトアジ」と「ビシアジ」、おかっぱりなら「サビキ釣り」と「カゴ釣り」、「ルアー」などがあります。
「ライトアジ」は「LTアジ」とも書かれ、「ライトタックル」の略です。
基本は「ビシアジ」と同じですが、装備や錘が軽くて気軽に釣れるという意味ですね。
「ビシアジ」は、コマセという鰯のミンチを入れる籠と錘が一体化したものを付けて釣る方法です。
おかっぱりとは、岸から釣ることです。
サビキ釣りやカゴ釣り、ルアーがあり、サビキ釣りはサビキという複数の針のついた仕掛けを用いた方法です。
カゴ釣りは、コマセを入れた籠をつけて釣る方法で、サビキより大物が狙えるのが特徴です。
ルアーは疑似餌で釣る方法で、ワームやジグなどの種類があります。
船釣りには長さが2m程度のコンパクトロッド、おかっぱりには5mくらいまでの磯竿が基本となります。
今回は、初心者でもはじめやすいアジ釣りの釣り竿について紹介してみます。
ライトアジの釣り竿選び方のポイントは調子

出典:Pexels
「船釣り」でアジを船から狙う釣り竿の選び方です。
ライトアジは、基本的にはビシアジと同じで、コマセという重りと一体となったカゴに餌を入れて釣る方法です。
ビシアジと比べてこのコマセや竿が「軽い」ことから「ライトタックル」と呼ばれます。
そのポイントを見ていきましょう。
アジ釣りの基本「ライトアジ」の釣り竿は長さは短くていい
ライトアジのロッドは、1.8m~2m程度の長さのコンパクトロッドが基準となります。
「釣り竿の長さって何に影響するの?」
初心者ならそういう疑問もありますよね。
投げ釣りの場合、竿が長い方が飛距離が出ますので、5mにも及ぶ竿を使うこともあります。
ライトアジは船釣りです。
竿は長いと疲れやすく、船釣りでは飛距離を出す必要がないので最低限の長さでいいわけです。
そこで1.8m~2m程度がいいといわれていますが、実際は自分で試してもっとも使いやすい長さを見つけていくことが重要です。
ライトアジ釣り竿選びは調子がポイント
調子という言葉は、釣りをはじめてする方にはなじみがないかもしれません。
簡単に言うと「しなる」ということです。
先調子、胴調子、七三調子などがあります。
先調子は、竿の先端がしなるように造られています。
同じように、胴調子は竿の胴部分がしなり、七三調子では、竿を十等分して先端から三分目がしなるようになっています。
アジ釣りには、この「調子」が重要です。
先端しかしならない竿ですと、比較的ラインの緊張が直接魚に伝わってしまいうので、口周りが柔らかいアジでは、「口切れ」を起こし、ばらしてしまう恐れがあるのです。
そのため、ライトアジでは、胴からしなる「銅調子」の竿がおすすめとなります。
胴調子なら、衝撃をしなりが吸収してくれるので、口切れを起こしにくいというわけです。
ライトアジの釣り竿は錘負荷がライト!
ライトアジの錘負荷は、ビシアジに比べるとかなり軽く、そのため「ライトタックル」と呼ばれます。
錘負荷は30号が基準となります。
アジ釣り「ビシアジ」の釣り竿、選び方のポイントは錘負荷

出典:Pexels
「ビシアジ」とは、鰯のミンチの入ったコマセで、アジを船から狙う釣り方です。
船釣りですので、基本的にはライトアジと同じです。
そのポイントを見ていきましょう。
アジ釣り「ビシアジ」の釣り竿 長さは短くて大丈夫
船釣りですので、2m以上の長さは必要ありません。
短い竿であれば、こまめにコマセを動かしたり、長いものではしなりを利用してコマセをはねあげるなど、釣り方で工夫ができます。
通常は1.8m程度の長さを使用します。
アジ釣り「ビシアジ」の釣り竿 調子はバラシ防止なら胴調子 操作性なら先調子
ビシアジやライトアジの場合、コマセを振って鰯を巻かなければいけません。
胴調子だと中の鰯が残ってしまいます。
そのため、操作性を重視すると先調子のものを選ぶ必要があります。
それだと口切れを起こしてバレやすくなるので、バラシ防止なら胴調子がいいでしょう。
ビシアジ用の釣り竿がありますので、初心者はそうしたものを選ぶのがベストです。
アジ釣り「ビシアジ」の釣り竿 錘負荷がポイント!
ビシアジの場合、コマセに加え錘が重いので、錘負荷の弱い釣り竿は適しません。
通常は錘負荷130号程度のモノを使用します。
錘負荷が180号くらいまであれば充分でしょう。
アジ釣り「サビキ釣り」の釣り竿、選び方のポイントは長さ!

出典:Pexels
次はアジ釣りの中でも、おかっぱりの「サビキ釣り」の釣り竿の選び方です。
サビキ釣りは、岸から釣る「おかっぱり」となります。
おかっぱりの場合、飛距離を出すために、竿の長さがある程度必要となってきます。
釣り竿が長いと、サビキの仕掛けも長いものを使えるので、サビキ釣りには「長い竿」がいいです。
長さがあると疲労などにもつながりますので、軽さ、使いやすさ、バランスが大切になります。
アジ釣り「サビキ釣り」の釣り竿 長さがポイント!
アジ釣りでも、おかっぱりでのサビキ釣りの釣り竿ということで、岸から投げることを考えなければいけません。
そのため、「飛距離」が重要となりますので、竿も長い方が有利となります。
ただし、長い竿は扱いにくく、疲れやすいという傾向があるので、自分にあったものを選ぶことが大切です。
通常は、2~3m程度のコンパクトロッドや3~5mほどの磯竿を用います。
竿が短いとサビキも短くする必要があるので、やはりある程度の長さがある方が有利だといえます。
アジ釣り「サビキ釣り」の釣り竿 調子は先調子
ライトアジでは、口切れしないように「胴調子」の竿を選ぶといいました。
サビキ釣りでは、「先調子」で胴がしっかりしたものを選びます。
胴調子では、誘いがかからないのがその理由です。
誘いとは、ツンツンと引っ張ってみたりして魚を誘うことです。
こうした動きは、胴調子で竿が柔らかいと敏感な動きが伝わりにくくなります。
操作性を求めると先調子の硬い竿がよく、バラシ防止を求めると胴調子のしなやかな竿がいいとなります。
アジ釣り「サビキ釣り」の釣り竿 号数は2~3号
サビキ釣りは磯竿を使うことも多いですが、磯竿には「号数」がフラれています。
この号数は、最適なハリスの太さを表していますが、最近では竿の硬さを表すともいわれています。
サビキ釣りに最適な竿の号数は2~3号程度です。
もちろん、同じ号数のハリスを用いるのが基本となります。
アジ釣り「カゴ釣り」の釣り竿、選び方のポイントはやっぱり長さ

出典:Pexels
カゴ釣りでは、遠投用の磯釣り竿を用います。
ポイントは、カゴを遠くへ飛ばすための腰の強さです。
アジ釣り「カゴ釣り」の釣り竿 長さは長めがいい!
竿の長さ自体は、3mから5mくらいで、長ければ長いほど遠くに飛ばすことができますが、その分重く疲れやすくなります。
沖のポイントや、潮目などを狙えるのがカゴ釣りのメリットですので、遠くに飛ばすことが前提となります。
アジ釣り「カゴ釣り」の釣り竿 調子は先調子
カゴ釣りの釣り竿を選ぶ点で最も重要なのは、やはり遠投するための腰の強さです。
そのため、柔らかすぎるものだと重いカゴを遠くへ飛ばすことができないので、先調子、七三調子のもので腰のある竿を選ぶことがポイントです。
アジ釣り「カゴ釣り」の釣り竿 号数は3~4号
カゴ釣りの磯竿の号数は3~4号が適正です。
3号より4号の方が硬いので、遠投には向いていますが、4号だと重すぎるので3号がいいという方もいらっしゃいます。
自分にあった竿を選ぶことを意識しましょう。
アジ釣り「ルアー」の釣り竿、選び方のポイントは「操作性」

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アジ釣りのルアー釣りのことを「アジング」といいます。
アジングの釣り竿を「アジングロッド」といいます。
「ライトゲーム」といわれることもあり、初心者は「ライトタックル」「ライトアジ」と混同しがちですが、まったく違う釣り方となります。
バス釣りや、メバリングのロッドでも代用でき、比較的気軽に楽しめます。
ルアーは「疑似餌」のことで、ワームという「ミミズ型」の柔らかいものからメタルジグという金属製のものまで幅広く種類があります。
アジ釣り「ルアー」の釣り竿 長さは磯竿よりかなり短い
おかっぱりでの釣りとなりますので、ある程度飛距離が必要です。
ただ、ルアーの釣りでは「操作性」がもっとも重要となってくるので、2m程度のアジングロッドが主流です。
通常は1.6m~2.5m程度となります。
アジ釣り「ルアー」の釣り竿 調子は「操作性」重視
ルアーを用いる場合でも、サビキ釣り以上に「誘い」が重要となります。
そのため胴調子の竿より先調子でツンツンとルアーを動かせる操作性のいいものを選ぶのが基本です。
船釣りならこれ!初心者におすすめのアジ釣りロッド

出典:Pexels
それでは、アジ釣りの中でも「船釣り」に最適な初心者向け釣り竿の紹介をしていきます。
このロッドは、ライトアジ、ビシアジをはじめてみようかなと考えている方向けの釣り竿です。
リーズナブルなものでも、基本のスペックは全て整っており、問題なくアジ釣りを楽しむことができます。
初心者におすすめのライトアジロッド
ライトアジロッドの選び方は調子がポイントです。
操作性重視なら先調子、バラシ防止なら胴調子、中間を狙うなら七三調子がいいでしょう。
ダイワ ロッド ライトアジX 170
調子は6:4の胴調子で、バラシ防止には効果を発揮する軽めの竿となっています。
その分操作性の面で、コマセをしゃくると少し柔らかすぎるように感じるというレビューもありました。
軽くて疲れにくいのが特徴です。
シマノ ロッド ライトアジ BB 160
短くて軽いライトアジロッドです。
穂先にグラスソリッドを搭載し、胴調子でも操作性に不満はありません。
初心者におすすめのビシアジロッド
ダイワ ロッド ビシアジX M-190
ビシアジ専用のロッドです。
錘調子の対応幅も広く、150号まで対応しており、十分な内容です。
長さの割には軽く、コストパフォーマンスが高く初心者にはおすすめの釣り竿です。
ゴクエボリューション ビシアジスティック 180
ゴクエボリューション ビシアジスティック 180
・全長:180cm
・継数:2本
・仕舞寸法:100cm
・標準自重:208g
・適合オモリ:80号~160号
・ガイド数:9
ビシアジ釣りのキモであるタナ取り、着底をいち早く察知する感度、食い込みの良さと掛かったアジを的確に取り込む柔軟性などの条件を満たすだけでなく、頻繁なコマセワークが可能な高強度超軽量設計です。
価格も12,000円ほどなので手を出しやすいロッドと言えます。
おかっぱりならこれ!初心者におすすめのおかっぱりロッド

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次は、アジ釣りでも「おかっぱり」に最適な初心者向け釣り竿の紹介です。
サビキ釣り、カゴ釣り、ルアーをはじめてみようかなと考えている方向けのロッドです。
リーズナブルなものでも、基本のスペックは全て整っており、問題なくおかっぱりを楽しむことができます。
初心者におすすめのサビキ釣りロッド
サビキ釣りでは、遠くへサビキを飛ばすための竿の長さが重要となります。
また、サビキで誘いをかけるための操作性も必要です。
シマノ (SHIMANO) 磯竿 17 ホリデー磯 2号 350 サビキ釣り
アジ釣り、とくにサビキ釣りに適した釣り竿で、初心者には十分な内容です。
長さも、3.5m~5mまで、幅広いラインナップが用意されています。
ダイワ(Daiwa) 磯竿 スピニング リバティクラブ 磯風 3-53・K 釣り竿
5m以上の長さをもち、サビキ釣りに適した釣り竿です。
錘負荷も10号まであるので仕掛けにも幅をもたすことができます。
シマノ (SHIMANO) 磯竿 17 ホリデー磯 3号 530 サビキ釣り
サビキ釣り専用の磯竿です。
長さが5.37mと長く、カーボン素材を刷新して操作性を重視しています。
初心者におすすめのカゴ釣りロッド
カゴ釣りでは特に飛距離が重要ですので、竿の長いものを選ぶことが大切です。
また、カゴの重さがありますので、錘負荷15程度はあると便利です。
シマノ ロッド ホリデー 磯 3-450PTS
カゴ釣り用の遠投竿です。
特徴は軽さです。
3号竿でありながら2号竿のように軽いと評判です。
宇崎日新 ロッド N'S 遠投 4号 3604
カゴ釣りの遠投竿です。とても高いコストパフォーマンスを発揮しています。
ダイワ(Daiwa) 磯竿 スピニング リーガル 4-53遠投 釣り竿
カゴ釣り用で、竿の長さは5mを越える十分な長さがあります。
錘負荷も10~15ですので、アジのカゴ釣りだけでなく、サバなどの大物にも対応しています。
初心者におすすめのアジングロッド
アジングでは、ルアーを操作する「操作性」が最も重要です。
また、対応するルアーの重さもありますので注意が必要です。
メジャークラフト アジングロッド スピニング ファーストキャスト アジソリッド FCS-S682AJI 釣り竿
ルアーでアジを狙う「アジング」専用のロッドです。
安価で軽いということで、初心者向けのベストセラーロッドとなります。
ルアーの重さも10gまで対応します。
ダイワ(Daiwa) アジングロッド スピニング アジング X 68L-S 釣り竿
ダイワの月下美人という上位モデルのノウハウを導入しており、かなり使いやすいと評判の竿です。
シマノ スピニングロッド ソアレBB アジング S604ULS 6.4フィート
シマノ ソアレBB S64UL-S
全長(m):1.93
継数(本):2
仕舞寸法(cm):99.0
対象魚:メバル アジ
自重(g):70
適合ルアーウェイト(g):0.3~6
適合ライン:PE(号) 0.1~0.4 / ナイロン・フロロ(lb) 1~3
こちらもアジング専用のロッドです。
乗せにも掛けにも使える仕様ということで、評判は非常にいいロッドです。
船釣り、おかっぱり、特徴を捉えて竿を選ぶ!
船釣り | |||||
釣り方 | 種類 | 長さ | 調子 | 錘負荷 | 号数 |
ライトアジ | コンパクト | 2m | 胴調子 | 30号程度 | - |
ビシアジ | コンパクト | 2m | - | 80〜180号 | - |
おかっぱり | |||||
釣り方 | 種類 | 長さ | 調子 | 錘負荷 | 号数 |
サビキ釣り |
磯竿
コンパクト |
3〜5m | 先調子 | - | 2~3号 |
カゴ釣り |
磯竿
コンパクト |
3〜5m | 先調子 | 10〜15号 | 3~4号 |
ルアー | アジングロッド | 1.6〜2.5m | 先調子 | - | - |
アジ釣りに使用する釣り竿には、船釣り、おかっぱりで選び方が異なります。
ライトアジなど、船釣りでは「調子」が重要となり、口切れしないために胴調子の柔らかい竿がおすすめです。
バラシ防止を重視するなら胴調子、操作性を重視するなら先調子となります。
サビキ釣りなどのおかっぱりでは、飛距離が重要ですし、仕掛けも長い方がいいため、ある程度釣り竿の長さが必要となります。
最新の釣り竿では、穂先の感度がよく、小さなアタリも見逃さないもので、調子もよく曲がり、軽くて疲れないという優れたものがたくさん出ています。
どれにしようか迷ったときは、「かっこいい」方を選ぶのも、楽しく釣りをするコツです。