作成:2018.8.17 更新:2023.6.5
カサゴのロッドはこれで決まり!船釣りから堤防まで一挙解説します!
ロックフィッシュの代表ともいえるカサゴ。使用するロッドを変えるだけで釣果に影響が出るほど、アタリから針掛かりまでが重要となってきます。今回は船釣り・胴突き・穴釣りでそれぞれ使うロッドの使い方と選定ポイントを解説します。
ロックフィッシュの代表格!カサゴを狙うロッドの特徴

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ロックフィッシュで人気の魚種カサゴ。食べても美味しいことから釣り人に人気のターゲットとなっています。暖かい地域に生息し、夜に活動する根魚で、虫や甲殻類などを食します。カサゴの釣り方は、船での胴突き、おかっぱりでの胴突き・穴釣り・ルアーまで様々です。
カサゴはツンツンとしたアタリが数回あった後、ガッと餌に喰いついてくる特徴があります。そのため、アタリを逃さない繊細な穂先のロッドが必要です。今回は、ルアー以外の3種類の釣り方に合わせたロッドの選定方法を解説していきます。
曲がる位置で変わる!船で使用するカサゴのロッド

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おかっぱりからも十分狙えるカサゴですが、船では良型のカサゴが大量に釣ることができることが魅力です。基本の釣り方は、仕掛けを船下に落としてアタリを誘う、胴突き釣りになります。
胴突き釣りに最適なロッドとは
船での胴突き釣りタックルは1.8~2m前後の船釣り用ロッドに、オモリ20~40号、小型の両軸リールとPEライン1~2号を付けるのがベストです。餌は船宿にもよりますが、サバの短冊やイワシなどの小魚が多いです。もちろん、アオイソメなどの虫系餌でも釣ることができます。
ロッドはしなりが良い軟調子もしくは先調子のものを選びましょう。軟調子はアタリが取りやすく、餌の喰い込みが良いのが特徴です。しかし、うまく使いこなせないと根がかりが頻発したり、針掛かりした後に潜られてしまう可能性があります。先調子のロッドはその2つの課題をクリアしてくれるので、初心者におすすめです。
初心者におすすめ!先調子のおすすめロッド
シマノの船釣り用先調子ロッドです。
バットは硬めで、穂先が柔らかいため、操作性が抜群に良いです。
メバルやアジなどのライトゲームに使うこともできます。
価格は15,000円程度で、初めて船釣り用のロッドを購入するにはおすすめの商品です。
シマノ ライトゲームBB TYPE73 MH195
全長(m):1.95
継数(本):2
仕舞寸法(cm):101.0
自重(g):110
先径(mm):1.0
錘負荷(号):20~80
深場を攻めるならコレ!ダイワの先調子ロッド
深い場所を攻めるのに適している先調子のロッドです。
価格は2万円程度と中価格帯です。
深場でもしっかりアタリをとらえることができる高感度の穂先になっています。
軽くてアタリが取りやすい!先調子ロッド
ダイワのキス用ロッドですが、軽くて先調子なので、アタリが取りやすくカサゴも問題なく釣れる商品です。
価格は約26,000円と高めですが、船上の長い釣りでも疲れることなく、楽しむことができるでしょう。
低価格な軟調子ロッド
プロマリンの船用ロッドです。
価格が6,000円程度とかなり低価格なので、いつもは船宿でレンタルしているけど、船釣り用を購入してみたいという人におすすめの商品です。
アタリを逃さない!軟調子のおすすめロッド
ダイワの軟調子ロッドです。
よくしなりますが、強度も十分あるため、良型のカサゴを釣るのに最適です。
カサゴだけでなく、真鯛やイサキなどの大型にも対応しています。
価格は4万円程度と高めですが、これから船釣りを極めたい人は持っておきたい1本です。
ダイワ リーディングスリルゲーム 64MH-195・Y
標準全長(m): 1.95
継数(本): 2
仕舞(cm): 146
標準自重(g): 130
錘負荷(号): 30-100
適合クランプサイズ: SSS
適合ハリス(号):~10
コスパ高め!おかっぱりで使用するロッド

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おかっぱりでカサゴを狙う場合は、胴突きか、穴釣り、ルアーの3種類ありますが、ここでは胴突きと穴釣りの2種類の釣り方と使用するロッドについて紹介します。
胴突き釣り
胴突きは、2~3本ついた針の下にオモリを付け、足元に落として釣る方法です。タックルは小型のスピニングリールとそれに合う磯竿、道糸にはナイロンを付け、その下に胴突き仕掛けをつけます。オモリは底についた感覚が少しわかる程度の重さにすることで、アタリが感じやすくなります。
胴突きのロッドは2~3m程度の万能竿で先端がしなる軽量タイプのものを選びます。足元を狙う胴突きは、竿を下向きに使うこともあるので、竿が長すぎると足元に落としずらくなります。カサゴがツンツンしてくる際に、穂先がちゃんとピクピク動いてくれる感度がベストです。ロッドを持ちながら動きまわって釣るため、手に負担が掛からないよう、軽量のものを選びましょう。
胴突き釣り入門者におすすめのロッド
メバルやアジ・ロックフィッシュのルアー用ロッドですが、胴突き釣りでも十分活躍できる商品です。
重さも116gと軽く、価格も9,000円程度とお手軽な万能竿なので、胴突き用としておすすめの1本です。
これがあれば何でもできる!シマノの低価格万能竿
胴突きだけでなく、サビキ、ちょいなげ、ルアーまで何でもこなせる万能竿です。
価格も5,000円程度と低価格なのが魅力です。
釣り場とリールを問わない!便利なロッド
シマノの万能竿は、船と防波堤どちらでも使用でき、さらにスピニングリールとベイトリールどちらにも対応しているというまさに万能なロッドです。
この便利さで8,000円以下という価格帯なので、コストパフォーマンスは抜群です。
これを持っていればどこでも、どの釣り方にも対応できます。
穴釣り

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穴釣りは、テトラや堤防にある隙間に仕掛けを落として釣る方法のことをいいます。根魚は普段、岩陰に隠れていることが多く、穴に餌を入れてみると釣れる魚種は意外と多いのです。カサゴだけでなく、メバル、アイナメ、アコウなどが釣れることもあります。
タックルは小型のベイトリールを使います。道糸にはナイロンを使用し、その先に仕掛けを付けていきます。穴釣りの仕掛けはシンプルで、道糸に貫通できるオモリを通した後、サルカンを付け、5~10cm程度のハリスと1本針がついた仕掛けをつければ完成です。
ロッドは1.0~1.5m前後の短めがおすすめです。テトラ帯を攻める場合は、短すぎると入れたい場所に届かないことがありますので、場所に合わせて長さを考えましょう。また、胴突き同様、穂先が柔らかく、バットに張りがあるロッドのほうがアタリを感じやすいです。穴釣りも動き回って色んな場所を探る釣りなので、長時間釣る場合は軽さも大事になってきます。
圧倒的な低価格!軽量穴釣りロッド
1,300円ととても低価格な穴釣り用ロッドです。
76gと軽量タイプで先調子なので、根魚のアタリを逃しません。
初心者向け!低価格テトラ専用ロッド
2,300円前後と低価格なテトラ専用ロッドです。
安いですが、重さがあるため良型のカサゴも軽々釣りあげることができます。
軽量タイプ!穴釣りで動き回る人におすすめのロッド
穴釣りやテトラの際を狙う釣りに最適なロッドです。
長さは1.5mと長すぎず、短すぎず、106gと軽量なので、持ち運びしやすくなっています。
調子は8:2の先調子で曲がりがしなやかなのが特徴です。
価格は3,300円程度と低価格帯で、穴釣り用に持っておくと活躍できるコストパフォーマンスの高い商品となります。
カサゴの釣り方に合わせてロッドを選ぼう

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今回はカサゴの釣り方別にロッドの選び方とおすすめ商品を紹介しました。釣り方によって使用するロッドが変わりますが、カサゴだけでなく他の魚種も狙えるので、合わせたタックルを用意したほうが良いです。また、おかっぱりで使用するロッドの価格も安いので、初心者でも気軽に始めることができます。これからカサゴを狙おうとしている方は、是非この内容を参考にロッド選びをしてみてください。