作成:2018.8.4 更新:2023.6.4
達人への第一歩!釣りバッカンの性能から選び方まで一挙解説!
釣りを快適にサポートするバッカン。昨今は用途別などで様々なタイプのバッカンが入手可能です。餌や釣り道具の収容ほかバッカンの種類や便利な使い方などを、おすすめバッカン選と合わせてまとめました。次の釣行のお供に新調されてはどうでしょう。
釣り用バッカンとは

出典:photo-ac
釣りで使うバッカンとは、道具入れやエサ入れなどで使う多用途のボックス型コンテナを指します。素材と形状に加え目的別で大きく分けてソフト、セミハード、ハードの3タイプがあり、サイズもいろいろです。外見はクーラーボックスのようで防水加工がしてありますが、保冷機能があるタイプは少なく、保冷を優先させる場合は、クーラーボックスをおすすめします。
バッカンの大きな目的は、釣り場で撒き餌となる冷凍アミエビと粉エサを混ぜることでした。しかし、釣りの方法や目的の多様化で、タックル収納ケースなど運搬用として、また水を張って魚を生きたまま運ぶといった目的で使えるバッカンも多く登場しています。どんなバッカンがあるのか以下で見てみます。
千差万別!釣り用バッカンの使い方
これまでは、冷凍アミエビと粉エサを混ぜる目的で使われることが多かったのですが、昨今では釣り人の要望に応える形で、メーカーが様々なタイプのバッカンを提供しています。撒き餌作り以外で使うバッカンの具体例をあげて、いろいろなタイプのバッカンを紹介してみます。
釣具も楽ちん収納!バッカンの使用方法

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まずは、収納目的で使う例です。釣りで使うルアーや交換用のライン、工具などを入れてタックルケースとして釣り場に持って行きます。軽くて折りたためるソフトタイプが主流になります。
ザ定番!エサ入れとしてのバッカン
これまで説明したように、エサ入れとしてバッカンを使う例が圧倒的です。特に撒き餌用として冷凍アミエビと粉エサを混ぜる容器として使割れるため、バッカンによっては底の角部分を丸くして中身を取り出しやすいようにしたタイプもあるほどです。
時には生きた魚も!多種多様なバッカンの使用用途

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次は水を入れてバッカンを使う場合です。釣り場に持っていく泳がせ釣り用のエサとして水を張って生き魚を入れて運びます。また、バケツのように水くみ用としても使えます。もちろん、釣果を新鮮な状態で調理し味わうために、生きたまま入れて持ち帰るという目的もあります。形状はセミハードかハードタイプがいいでしょう。
釣り場で使った長靴やゴムスーツなどを収納するためにバッカンを使うこともあります。車で出かける場合は特に、車内を濡らさないために必要です。こほか、不要になった道具などのほか、ゴミ入れとして使う場合にもバッカンは便利です。
バッカンの併用は避けたほうが無難

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いろいろ使えるバッカンですが、注意しなければならないのは、タックル入れと釣果入れ、というように複数の用途で使うのは難しいことです。釣りの種類によっては併用もできるでしょうが、臭いが抜けなかったり、傷をつけて水漏れを起こしたりという心配がありますので、併用するくらいなら、目的に合わせて別のバッカンを用意した方が無難です。
釣りバッカンの種類は大きく3つ!
これまで説明したように、バッカンは撒き餌作りやタックルケース、生餌・釣果入れなどに使うことが分かったかと思います。次は目的に合わせて、どんなバッカンがあるのか簡単ながら説明し、それぞれ使い方や特長などをまとめてみます。バッカンの形状は、冒頭で触れたようにソフト、ゼミハード、ハードの3タイプが主流です。
タッカーケースには軽いソフトタイプを
まずは、オーソドックスな撒き餌作り用バッカン。中で撒き餌をこねて混ぜ合わせますので、自立型で側面も固いタイプが良いので、セミハードかハードになります。タッカーケースとして使うのであれば、形状が変わるソフトタイプが使い勝手がよさそうです。このタイプはバッカン自体が軽いうえ、運びやすいように肩掛けベルトが付いています。
ハードタイプの多機能バッカンも登場
多機能なバッカンが登場しているのも昨今の特徴です。釣りに特化したバッカンとして竿(ロッド)を2本以上固定できるタイプや、蓋が半開きにできるもの、中に均一サイズの小箱を数個収納できる大型バッカン、スノコ付き、エアレーション用のエアーポンプが付いて魚を活かして運べるバッカンなども出回っています。
サイズや形状も目的別に各種ありますので、続いて説明します。
釣り用バッカンの選ぶポイントは?!
バッカンを選ぶ際に注意すべき点は、以下の3点になります。
- 釣る魚種、サイズや量
- 携帯性
- 使用用途
釣る魚のサイズや量に合わせてバッカンを選ぶ
最初の「釣る魚種、サイズや量」は、釣る魚の大きさと種類によって、当然バッカンの大きさも変わってきます。少量の漁獲を想定しているのであれば小さめの、たくさん獲れそうであれば大きめのバッカン、あるいは数個持って行くことを考えて選ぶのがポイントになります。
実際に手に取ってバッカンの機能性を確認
次の「携帯性」は、ショルダーラップやキャリーハンドルの有無、片手で持てるかどうか、使用後にコンパクトに畳めるかなどがポイントになります。ですので、釣り目的に合うようにするため、バッカンを実際に手に取って携帯性を確認してから購入するのがいいかもしれません。
撒き餌やタッカーケースかなど使い方からバッカンを選ぶ
最後の「使用用途」は、撒き餌用か、タッカーボックスがメインか、あるいは濡れた道具などを入れるためか、などを考慮するのがポイントです。先に触れましたが、使用用途の併用はお勧めしません。
バッカンおすすめ5選
最後に「バッカンおすすめ5選」として以下の種を簡単に紹介します。選ぶ際の参考にしてください。
シマノ タックルボートバッグ(ハードタイプ) BK-001T
シマノ タックルボートバッグ(ハードタイプ) BK-001T 22リットル
サイズ:22L
外寸(cm):30×38×32
インナーケースサイズ(cm):30×37×8
素材/EVA
第一精工タックルキャリアーMS4025
第一精工タックルキャリアーMS4025シロ×クロ331669
第一精工 タックルキャリアー MS4025
●ロッドスタンド径:φ31mm×4
●ショルダーベルト全長:175mm
●カラー:シロ×クロ ・ クロ×クロ
●バッカン部は、サビに強いSUSフレーム採用のEVAセミハードタイプ。
●ハンドル・ショルダーベルト標準装備。
●ハンドルは持ち運びしやすい、左右合体式ロックグリップ採用。
●ハンドルを立てた状態で、両側に開くハードトップカバー採用。
●ロッドスタンド4カ所装備。
ダイワ イソバッカン H40(J)
ダイワ(Daiwa)イソバッカンH40(J)ブラック
■外寸(cm):約26×41×27
■素材:EVA
■カラー:ブラック
■サッとつかめて持ちやすい合体ハンドルがさらに進化。下側のハンドルを押してハンドルの合体状態を外すことも可能。
■側面に軽く押し付ければセットできる簡易ストッパーでハンドルのぶらつきを防止。
■マキエがすくいやすく洗いやすい底角部丸型形状&内側鏡面仕上げ。底面は滑りにくいディンプル付き。
■風によるフタのばたつきを抑えるフタ止めベルト&スナップ。
DRESS オリジナルバッカンミニ+PLUS
DRESS オリジナルバッカンミニ+PLUS
□本体 : (外寸)縦 220×横 310×高さ 290(㎜)
□ロッドホルダー : (内径) 高さ 約190 / 最大幅 約35(㎜)
【容 量】 約17L(VS3010NDMなら8個収納可能)
【重さ】 約1.3kg
ジェネシス EVAフィールドバッカン
GENESIS(ジェネシス)EVAフィールドバッカン36EV-336
低価格なEVAフィールドバッカン。価格が安い製品をお求めの方におすすめです。ロッドホルダーも付いており、サイズは36㎝です。
まとめ
冒頭でも説明しましたが、一口にバッカンといっても、多種多様な製品があり、選ぶのに迷ってしまうほどです。初心者ではなおさらでしょう。初めての釣りでは、同じ釣り場で、同じ釣果を求めて数回から数十回行くことになるでしょう。その際に先輩の釣り人に教えてもらうなどしながら、少しずつ自分の釣り方に合ったバッカンがどれかを決めるのがよいでしょう。