作成:2018.8.6 更新:2023.6.16
堤防釣りで楽しもう!ルアーを使った釣り方と釣れる魚種を紹介
堤防釣りといえば、エサ釣りがメインになってきますが、ルアーでも楽しむことができます。今回は堤防からルアーで狙える魚種と釣り方について紹介していきます。
堤防釣りでルアーを使う

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ルアー釣りといえばシーバスやブラックバス、川魚を狙うことが多いですが、堤防から海の魚を狙うこともできます。エサ釣りと比べると釣れる量は少なくなってしまいますが、1匹ずつ釣るため、その魚との引きを楽しめることがメリットです。
ここではまず、ルアーを使った堤防釣りで狙える魚と、狙うポイント、狙い方(釣り方)について紹介していきます。
ルアーを使った堤防釣りで狙える魚
堤防からルアーで狙える魚種は多種多様です。回遊魚のアジ、海底に生息しているメバルやチヌ、河口にもいるシーバス、遠投で狙うブリ、サワラ、カンパチなどの青物を釣ることができます。狙う魚種によって使用するルアーやポイントが変わるので、まずはターゲットを選びましょう。
狙うポイント

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アジを狙う場合のポイント
アジをルアーで狙う際におすすめのポイントは外洋に面した場所です。アジは回遊魚なので群れを成して色んな所を泳ぎ回ります。そのため内側でも釣れますが、潮目になっている場所や掛け上がりをよく通る傾向にあるため、そのポイントを見つけやすい外洋で狙いましょう。
また、夜にアジを狙う場合は、灯りがあるところに集まってくるため、常夜灯がある場所で釣ると釣果がでます。
チヌを狙う場合のポイント
チヌは甲殻類を好んで食べるため、岸壁や海藻の多い場所によく生息しています。そのため、磯やテトラなど障害物のある場所がおすすめです。また、海水と淡水が混じっている場所や、水温が暖かい場所を好む傾向にあるため、内湾や河口付近にある堤防でも釣ることができます。基本海底にいることが多いため、岩がある場所は根がかりしてしまいます。初心者は避けるようにしましょう。
メバルを狙う場合のポイント
メバルを狙う場合は潮の流れが良い場所を選ぶと良いです。特に外洋に面しているテトラがおすすめです。テトラは潮がぶつかる場所で、且つ隙間があるため、メバルのエサが集まりやすいです。また、夜釣りをする場合はアジ同様、常夜灯のある場所を狙うとプランクトンを食べにくるため、釣果をあげやすくなります。
シーバスを狙うポイント
シーバスはイワシやボラの子どもなどの小魚を食べるため、回遊魚がいる場所に集まる傾向にあります。そのためアジ同様、潮目になっている場所や掛け上がりを狙いましょう。また、シーバスは臆病なので暗い場所を好みます。陰になっている場所がある場合は、明暗の分かれ目を狙うのもおすすめです。
青物を狙うポイント
ブリ・サワラ・カンパチなどの青物は基本的に沖にいることが多いため、外洋に面していて、遠投できる場所を探しましょう。ナブラが沸いているポイントであればなお良いです。
釣り方

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アジの狙い方
アジを狙う場合は、まず表面付近を攻め、徐々に水深を深くしていくことをおすすめします。周りにサビキ釣りをしている人がいる場合は、ほかの人の釣果を見ながら狙う深さを調整したほうが早いです。ルアーが着水したらたるんだ糸を巻き、ゆっくりタダ巻きしながら途中で竿先を少し揺らす程度のアクションを入れましょう。アタリがある場合は軽く合わせると良いです。強く引いてしまうとアジの口が切れてばらしてしまう可能性があります。
チヌの狙い方
チヌは警戒心の強い魚なので少しの振動にも反応してしまいます。日中釣る場合は、糸の振動を抑えることができるトップウォーターで水面を泳がせる釣り方がおすすめです。それで釣れない場合はワームに切り替えて、底を狙ってみましょう。
メバルの狙い方
メバルは岸壁側にいることが多いため、あまり遠投せず近くをゆっくりタダ巻きする釣り方がおすすめです。中層から低層にいるため、ルアーの重さを変えながら深さを調整していくことがポイントとなります。
シーバスの狙い方
シーバスは日中は陰に身を潜めていることが多いため、朝マズメもしくは夜がおすすめです。また、雨が降った次の日など、水が濁っているときは表面付近まで上がってくることもあります。まずは底付近をタダ巻きをして様子を見ましょう。アタリが見られない場合は、ルアーを変えて中層・表面付近を狙うと釣れることもありますので、1つの釣り方にこだわるのではなく、状況に応じて攻める場所を変えることがポイントです。
青物の狙い方

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青物を釣る場合は朝マズメか夕マズメを狙いましょう。ルアーをできる限り遠くへ遠投し、着水したら早い巻きで水面付近を泳がせます。しゃくりを入れたり、イレギュラーな動きをつけて誘いましょう。ナブラが沸いている場合は、ナブラの先に着水させ、その下をルアーが通るようにするとベイトしやすくなります。
堤防釣りで使うルアーの種類

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ワーム
ワームとはソフトルアーのことをいい、柔らかい樹脂やゴムなどの素材でできています。形はそれぞれで、虫やエビ、カニなどに見立てたワームがあります。ジグヘッドというオモリがついた針にワームを付けて使用することで深さを調整することができます。アジやメバル、チヌを狙う際に使うことが多いです。
ラバージグ
ラバージグとはオモリとハリが一体化しているジグヘッドに細いゴムがスカートのように巻き付けられているルアーのことをいいます。主にブラックバスで使用することが多いですが、水中での動きがエビに似ているため、堤防釣りでは甲殻類が好きなチヌに有効なルアーとして使われることが多いです。
ミノー

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ミノーとは魚によく似た真っすぐな形をしたルアーのことを言います。アクションを入れることで小魚のような動きをするのが特徴です。小魚を食べるスズキや青物を狙う際によく使われます。
リップという口先にプラスチックの部分があり、そこが長いミノーのことを「ロングビル」、短いミノーのことを「ショートビル」といいます。さらにミノーには水面に浮くタイプの「フローティング」、沈むタイプの「シンキング」、その中間くらいの「サスペンド」という種類にも分かれるため、状況に合わせて色んな種類を持っておくことをおすすめします。
バイブレーション
バイブレーションは小魚の形をしており、水中でルアーのヘッド部分が水の抵抗を受けることで体が振動するルアーのことをいいます。タダ巻きでもルアー自体が小刻みに震えて動くため、しゃくりを入れる必要がありません。こちらもミノーと同じで小魚を食べる青物やシーバスが狙えます。ミノーだと食いつきが悪い場合は、バイブレーションルアーに変えてみるとバイトがあるかもしれません。
ペンシル
ペンシルは鉛筆のような形をしたルアーです。ミノーと形が似ていますが、リップがついていないのが特徴です。基本水面に浮くフローティングタイプが多いです。このルアーはアクションを自分でつけなければならず、初心者にとっては少し扱いが難しいタイプとなります。主に青物やシーバスを狙うときに使用します。
メタルジグ

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メタルジグは金属で作られたルアーのことで、重さがあるため、飛距離を稼ぐことができ、堤防から青物系を狙うときに良く使用されます。前と後ろにハリを付け、思いっきり海に投げた後、中層から表面付近を攻めていきます。タダ巻きするときもあれば、アクションをつけたり、フォールさせたりすることで青物をおびき寄せ食いつかせます。
堤防釣りで使うルアーおすすめ10選
ワーム
ダイワ 月下美人美尾ビーム1.5インチ
アジにもメバルにも使える万能なワームです。色もそれぞれ違うので、複数個ワームを買う必要もありません。
メジャークラフト ルアーワームファイティングクロー2.4インチ
エビ型のワームです。少し大きめなので、チヌやメバルなどの海底にいる魚を狙うときにおすすめです。
ラバージグ
ダイワ ワームチヌラバグレープソーダ5
チヌ専用のラバージグです。ボトムから中層まで攻めることができます。紫は釣れなさそうな色ですが、意外と実績があるので、持っておいて損はありません。
ダイワ チヌ塊9g
こちらもダイワのチヌ専用ラバージグです。頭部分が大きいのでバランスが良く、根がかりしにくいのが特徴です。
ミノー
オルルド釣具 ルアーセット6個入り
フローティングタイプのミノーが6個入って1,500円程度ととてもお買い得な製品です。色もそれぞれ違うので、まずはこれを買って試してみるのも良いでしょう。
【オルルド釣具】ルアーセット6個11.5cm18gミノーAスペシャルⅡシーバス・ヒラメ・マゴチ・ブラックバスにスペシャルパッケージqb100106a01
長さ:11.5cm
重さ:18g
タイプ:フローティング
シマノ 熱砂ヒラメミノー
ヒラメ用のミノーですが、シーバスも狙えるシンキングタイプのミノーです。ピンク色は魚の反アタリがとりやすいので、1つ持っておくと便利です。
バイブレーション
オルルド釣具 バイブレーション6個
こちらもオルルド釣具の6個入りルアーで1,500円程度とお得な商品です。
チヌやシーバスなど多種多様な魚種に対応しています。
タカミヤ FALKENRハーフソリッドバイブ
イワシによく似たバイブレーションルアーです。シーバスを狙うことができます。よく飛び、夜間は光るので、使いやすいと評判の商品です。
ペンシル
アムズデザイン アイマポッキー120mm16g
価格は2,500円程度と高めですが、タダ巻きするだけで微妙にウェイクアクションを与えてくれるため、初心者でも扱いやすい商品です。
メタルジグ
ジャクソン ギャロップアシスト79mm40g
イワシの形をしたメタルジグです。飛距離が良く出るので、青物系を狙うならこれを1つ持っておくと良いでしょう。価格は800円前後となります。
まとめ
今回は堤防釣りでルアーを使った釣り方と釣れる魚種、ルアーの種類とおすすめの商品について紹介しました。川や池だけでなく、海でもルアー釣りは十分楽しめます。まずは比較的簡単なアジングから初めて、最終的に青物を狙ってみましょう。エサ釣りでは味わえない引きの強さが楽しめます。