作成:2018.10.4 更新:2022.6.30
ウキの種類は非常に多い!もう迷わないウキ選びのコツを詳しく解説
釣りで使うウキといっても多種多様あります。対象魚、釣り場、釣り方によって使用するウキは変わってきます。こんな釣りにはどんなウキがいいの?という疑問を持って当然です。そんなウキの種類と選び方を詳しく解説していきましょう。
海釣りで使用するウキの種類とそれぞれの特性!

出典:photo-ac
釣りで使うウキといっても、多種多様あります。大きく分けると3つに分類できます。棒ウキ、円錐ウキ、特殊ウキです。それでは順に詳しく解説していきましょう。
棒ウキ
波が穏やかで、潮の流れの緩い釣り場で良く使われるウキです。棒ウキといっても種類があるので順に解説しましょう。
オーソドックスタイプ
堤防や港などでのクロダイ釣りなどに良く使われるのが、オーソドックスなタイプです。下半分が、やや大きく浮力を持っています。
スリムタイプ
スリムタイプは静かな湾内などのクロダイ釣りで良く使われます。刺し餌が無くなっただけでもウキへの変化が見られます。わずかなアタリも逃がさない繊細な棒ウキです。
小型固定タイプ
SONONIA約15個セット クリニーク浮き棒 チューブ フロートスリップ 浮きセット ドリフトチューブ インジケータ 釣り 岩釣り 海釣り フィッシング
ゴムチューブで固定する棒ウキです。
ゴムチューブで固定するため、ウキ下が竿の長さの8割程度の深さまでしか探れません。淡水釣り、海水釣り両方に使え、トラブルが少なく、初心者でも釣りやすい棒ウキです。
円錐ウキ
元々の発祥は丸い玉ウキで、現在は玉ウキは見かけなくなり、円錐タイプが主流となっています。大きくは3種類あるので解説しましょう。
ドングリ型
磯釣りや堤防でのメジナ、クロダイ釣りに多く使われているのがこのタイプです。管付タイプもありますが中通しタイプがメインで、浮力を殺したオモリ埋め込み型と、水中ウキや、オモリで浮力を調整するオモリ無しタイプがあります。またドングリ型の大型ウキは、遠投サビキや、遠投カゴ釣り、活きエサでの泳がせ釣りなどに使われ、釣りにおけるウキの形では、一番用途の多いウキです。
また最近は、糸を切らずに交換できるタイプも登場しています。いずれ主流になる可能性は大きいウキです。
円錐型
円錐タイプは波に乗りやすく安定感のあるウキです。菅付き、中通し2タイプありますが、中通しがメインです。磯や堤防からのメジナ、クロダイ釣りに使われ、ドングリ方に次ぐ人気のウキです。
逆円錐型
ウキの抵抗を最大限に無くした、浮力ゼロのうきを沈めて釣るフカセ釣り用のウキです。このウキを使うには熟練度が必要で、ベテラン向きといえます。
特殊ウキ
進化したウキ釣り用に開発された、特赦タイプのウキです。
順に解説しましょう。
水中ウキ
磯での2枚潮対策に開発されたウキです。名の通り、水中で役割を果たします。表面潮流と中層潮流の流れの方向や、速度が違う場合に、海面のウキの流れをセーブする役割がありウキと刺し餌の位置関係を安定させます。また水中ウキによって向かい風でも、遠投が効くため、潮流に関係なく使う人も多いです。
遠投サビキウキ
遠投サビキに使うウキは元々、ドングリ型の大型(タマゴ型)がメインでしたが、近年改良が進み、羽根つきや、円錐型と棒ウキの合体型、発砲製の軸太棒ウキなどが登場しています。遠投だけに良く飛び、よく見えなければなりません。その為羽根付ロケット型の人気が上って来ています。
飛ばしウキ
元々飛ばしウキは磯釣りから始まりましたが、ウキ自体が重くなり、飛ぶようになったため消え去りました。しかし近年ルアーフィッシングの広がりにより、ルアー自体では探れないエリアを攻めるために開発されたのが、ルアー釣り用飛ばしウキです。中通しもありますが、糸を切らずに脱着可能なタイプが使いやすく人気となっています。ルアー釣りのポイントを一気に広げる飛ばしウキです。
釣り場や釣り方に応じてウキの種類を選ぼう!

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ウキの選び方は、知っている人には簡単ですが、初心者の人などには難しい選択です。どんな釣りで何を釣りたいのかによって選択肢は一気に絞り込めます。
磯釣りで使うウキ

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磯釣りでのウキ釣りには2種類あります。
一つはフカセ釣りです。フカセ釣りに最適なウキは円錐ウキです。初心者には自分で浮力調整しなくていい、オモリ埋め込みタイプの円錐型がお勧めです。大きさは小さい方がいいのでは?と思われる人もいますが、浮力を殺しているので大き目でも問題ありません。色はオレンジ系、イエロー系が見やすいです。
もう一つはカゴ釣りです。遠投するため遠投サビキ用のウキが便利です。磯からは潮の流れが速い場所が多く、100m以上流す場合もあるので、大きく見やすい大型のドングリ型(タマゴ型)や円錐型と棒ウキの合体型がいいでしょう。
堤防釣りで使うウキ

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堤防釣りは多様にあります。
まずメジナやクロダイのフカセ釣りでは、潮の流れと波立ちで二種類に別れます。風やウネリなどで少し波立ちがある場合は磯釣り同様、オモリ埋め込みタイプの円錐ウキがベストです。逆に潮の流れも緩やかで、波の無い場所では棒ウキが威力を発揮します。細かいアタリも逃がしません。
遠投サビキ釣りは釣り人の多さによってウキが変わります。遠投サビキ釣りをする人がいない場合は、見やすければどんなウキでも良いですが、釣り人が多い場合は、皆と同じ距離を飛ばす必要があります。魚は撒き餌に群がります。他の人より沖に撒き餌と仕掛けがある方が有利なのです。迷わず羽根付きロケット型にしましょう。
ウキ釣りに必要な小物は主に3つ!

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現在のウキは、ウキだけあっても装着できません。ウキを仕掛けに付けるための色々な小物があります。またウキを保管するための専用ケースなどもあります。順に紹介していきましょう。
中通しウキ、菅付きうきに不可欠なシモリ玉
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4mm~10mmまで6種類のサイズが揃った、あらゆる釣りに使えるお徳用シモリ玉セット。
シモリ玉って何?と思われる人もいるでしょう。ウキ釣りは、ウキ下をどれくらいにし、何処でウキを止めるのか!が必要になります。この時にシモリ玉が必要になります。道糸をウキに通すときウキの上下にシモリ玉を付けます。上はウキを止める役割をし、下はサルカンの衝撃からウキを守る役割をします。
縛るタイプと通すタイプのウキ止め
シモリ玉を付けてもウキ止めが無いとウキは止まりません。
ウキ止めには二つのタイプがあって、自分で縛り付けるタイプと、ワンタッチで道糸に通すゴムタイプです。
選択方法はロッドのガイドにあります。ガイドの穴が大きければワンタッチ式が便利ですが、ガイトの穴が小さいと、ワンタッチ式はガイドにウキ止めが引っ掛かりトラブルの原因になるので、この場合は自分で縛り付けるタイプにしましょう。
ウキ収納ケース
ウキ収納ケースは特に棒ウキでは必要です。折れを防止し持ち運びに安心です。
円錐ウキも収納ケースで整理しておくと見やすく、海の状況に応じてウキを一目で選べるので使いやすくなります。
ウキの種類は多く侮れない!ウキを賢く選び抜こう!

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ウキの種類の解説はいかがでしたか。ウキの種類と選び方がわかったと思います。ウキは釣りの中で重要な役割をします。ウキはロッドやリールと同じように、お気に入りのものは愛着がわき、長く使いたい気分になります。数あるウキの中で早く自分にあったウキを見つけることが、ウキに対する信頼も生まれ、さらには釣果にもつながるのもです。