作成:2018.8.22 更新:2023.7.5
イワシの釣り方完全版!仕掛けやタックル、ポイントまで徹底解説
初心者でも簡単に釣れる!イワシの釣り方・タックル・仕掛け・ポイントを網羅的に解説します。釣り入門者におすすめなイワシのサビキ釣り。家族や友人と数を競って楽しみましょう。
目次
イワシの特徴と釣り方

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イワシは4月~11月の暖かい時期に集団で海を回遊している小魚です。イワシの南蛮漬けやオイルサーディンなど、世界中で食べられている魚ですが、実は初心者でも堤防から簡単に釣ることができます。また、集団で泳いでいるため一度連れたら数釣りをすることができ、家族連れなど複数人で釣って夕飯で楽しむこともできます。
イワシを釣るならやっぱりサビキ釣り

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イワシは基本、サビキ釣りという釣り方で釣ります。アミコマセというエビの餌を水中にばらまいて魚を引き寄せ、エビに見立てた針にイワシが掛かるのを待ちます。餌を仕掛けの上につけるか、下につけるかで釣り方が異なってくるため、ここではそれぞれの釣り方について紹介します。
ウキサビキの場合
ウキサビキゴは、針の上に餌カゴがあり、ウキで浮かせて釣るタイプの仕掛けのことをいいます。水中でカゴに入れた餌が下に落ちていく際、針を丁度カモフラージュしてくれ、イワシが掛かりやすいのが特徴です。回遊魚が回ってきているタイミングで仕掛けを泳いでいるタナに合わせて入れ、軽く竿をトントンと降って餌を出せば、数秒~数分で釣ることができます。
上カゴの場合
上カゴはウキサビキのウキがないバージョンの仕掛けです。上カゴ式は足元の真下に落として自分でタナを調整します。餌の落ち方はウキサビキと同じで、上から撒かれた餌が針と混じってイワシが掛かってくる仕組みとなります。
下カゴの場合
下カゴは、針の下に餌を入れるカゴを付けた仕掛けのことをいいます。カゴの重みで仕掛けが下に沈んでいくので、底辺りを回遊している場合に有利です。カゴが底についたら軽く竿を上下して餌を撒けばイワシが寄ってきます。
イワシのサビキ釣りで必要なタックル

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ここではイワシを釣る際に必要なタックルについて紹介します。自分の釣り方や釣る場所に合わせて最適なタックルを選びましょう。
竿(ロッド)
使用する竿は4~5m程度と長めの万能竿がおすすめです。サビキ釣りは仕掛けが長いため、竿が短いとうまく引き上げられないことがあります。初心者には少し重いかもしれませんが、釣れた時のライントラブルを考えるとある程度長めの竿を選んでください。
リール
ダイワ レブロス LT2500D
ギア比: 5.3
1回転巻取り長(cm): 75
標準自重(g): 220
最大ドラグ力(kg): 10.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m): 8-220/10-190/12-150
標準糸巻量(ブレイド 号-m): 1.0-360/1.2-300/1.5-230
イワシを釣る際のリールは2500程度の大きすぎず、小さすぎずなリールを使いましょう。スピニングタイプはライントラブルが少なく、操作もしやすいため、初心者でも扱いやすいです。
糸(ライン)
道糸にはナイロン素材のラインを使います。サイズと長さはリール次第となりますが、一般的には2~3号の150~200m必要です。ナイロンラインは他の素材の糸と比べて癖が無く使いやすいため、おすすめです。
イワシの釣り方で大事な仕掛け

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サビキ釣りに必要な仕掛け
ウキサビキの仕掛けを作る方法
道糸にウキ止めを付け、その後にビーズ球を数個入れ、ウキを通します。ウキの下にカラマン棒を付け、餌カゴと道糸を繋げます。餌カゴの下に針を付け、一番最後にウキに対応しているオモリを付ければ完成です。オモリを間違えるとウキが沈んでしまったり倒れてしまうので、必ず号数を合わせましょう。
上カゴの仕掛けを作る方法
上カゴはウキサビキより簡単で、道糸にサルカンを付けた後、カゴを横につなぎます。サルカンの下に針を付け、針の下にオモリを付ければ完成です。
下カゴの仕掛けを作る方法
下カゴの仕掛けは非常にシンプルです。道糸にサルカンを付け、針と繋げます。その下にオモリがついたカゴを付ければ完成です。
マキエカゴは釣り方で変えよう!
餌を入れるマキエカゴはサビキ釣りにおいて最も重要です。特に重視してほしいのが、餌の出方。上が開いているタイプは上に餌が出ていくので、下カゴのサビキ釣りに向いています。プラスチック素材に穴が開いているタイプはウキサビキに使うのが良いでしょう。マキエカゴをスライドすることでエサの出方を変えることができるので、便利です。最近は手を汚さないパックンカゴも出てきていますが、餌の出が悪いので活性が高い時以外の使用は控えた方が良いです。
サビキ釣り用の針は釣果に響く!
イワシのサビキ釣りに使用する針選びはとても重要です。小さすぎるとバレてしまいますし、大きすぎると喰いついてこないです。周りにイワシを釣っている人がいる場合はその人が使っている号数を聞いた方が早いです。いない場合は、まずは5号程度の一般的な針で釣ってみて、アタリを見ながら4~8号の間で針の大きさを調整していきます。そのため、針のサイズは各号最低1個ずつは持っておくことをおすすめします。
イワシの餌はアミコマセ!

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イワシを釣る際の餌は基本、アミコマセを使用します。アミコマセは釣り餌の中で最も安く、手に入りやすいです。冷凍と常温のチューブタイプがありますが、できれば冷凍の餌を選びましょう。冷凍の方がエビの独特な臭いが魚を引き寄せてくれます。釣具屋の中には使いやすいうレンジで解凍してくれるお店もあります。
イワシを釣る際のおすすめポイントは?

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イワシは海を回遊しているので基本的に堤防内であればどこでも釣ることができますが、堤防先端の方が回ってくるチャンスが多いため、おすすめです。先端で場所取りができない場合は、できる限り潮通しの良い場所を選びましょう。
また、イワシは群れで行動するため、誰かが釣れると周りも釣れる傾向にあります。どこで釣れているかの情報収集も欠かさず行うことで、確実に釣果を上げることができます。
集魚板を使えば釣果がさらにアップ!
サビキ釣りでさらに釣果を上げたい場合は、仕掛けの上に集魚板を付けましょう。水中でキラキラ光るため仲間がいると錯覚させ、おびき寄せることができます。活性が高い時は、これを付けていれば餌無しで釣れることもあります。
イワシの釣り方でアジやサバも釣れる!

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イワシと同じサビキ釣りでは、回遊魚のアジやサバが釣れることもあります。使用する針の大きさが異なるため、サイズが小さいアジ・サバが多くなりますが、どちらも食べて美味しく、引きもイワシより楽しめます。
釣りを始めるならまずはイワシを極めよう
今回はイワシの特徴や釣り方、タックルと仕掛け、ポイントについて紹介しました。初心者や子どもでも簡単に楽しむことができるイワシのサビキ釣り。家族や友人など複数人で数を競ってみてはいかがでしょうか。イワシを極めて釣りの魅力にはまっていきましょう!