作成:2018.8.24 更新:2023.5.20
【アジの釣り方完全版】初心者必見!船からおかっぱりまで徹底解説
アジの釣り方はとても簡単なので、釣り初心者でも始めやすいのが魅力です。今回は船からの釣り、おかっぱりからの釣りに分けてそれぞれの釣り方と必要なタックル・仕掛けを徹底解説します。これを見てアジを爆釣しよう!
目次
アジは回遊魚!その釣り方とは

出典:visualhunt
アジは世界各地の暖かい海に生息している魚です。種類によって大きさは異なりますが、20cm~30cm程度の大きさが一般的です。食用として漁獲されることが多く、味も美味しいため、釣り人から人気のターゲットとなっています。動きが速く、海を回遊するため回遊魚と呼ばれることもあります。
アジはアミエビという小さいエビを使って釣る方法が主流で、タイミングを逃さなければおかっぱりからでも簡単に釣ることが可能です。また、船で沖へ行くとおかっぱりより良型のアジが釣れるのも魅力です。アジングと言われるルアーで釣る方法もあり、色んな釣り方で楽しむことができます。
船から狙うアジの釣り方

出典:stockvault
船からアジを釣る方法はライトタックルとビシアジの2種類存在します。どちらも似たような仕掛けとなりますが、ライトタックルは子どもや初心者向け、ビシアジは50cm程度の大型アジを釣りたいときにおすすめです。それぞれの釣り方について以下で紹介していきます。
初心者におすすめ!ライトタックルでアジを狙おう

出典:photo-ac
ライトタックルは30~40号と船釣りでは比較的軽めのアジ専用オモリを使って釣る方法のことをいいます。使用するタックルや仕掛けが軽くなるため、力のない女性や子どもでも気軽に楽しむことができます。
釣り方はビシという餌を入れるカゴにオキアミという小さなエビが潰されたものを詰めていきます。仕掛けを船下に落としていき、ロッドを上下に振ることでビシの穴から餌を出して水中に撒きます。撒かれた餌に反応した魚が寄ってきて、針にかかることで釣ることができます。
タックルは小型がおすすめ!
ライトタックルに使用するロッドは1.8~2m前後で、穂先部分から曲がる先調子タイプを選びましょう。リールは仕掛けを落とす深さを調整したり、餌を頻繁に変える必要があるため、小型の両軸リールがおすすめです。糸は強度が強いPEラインの1.5~2号を選びましょう。オモリは30~40号を付けます。
軽量!シマノのライトタックル用ロッド
重さが87gと超軽量なので、比較的疲れずに釣りを楽しむことができます。
価格は13,000円前後となります。
ロッドと相性抜群!シマノの両軸リール
両軸リールはロッドと同じくシマノ製で合わせましょう。カウンターがついているので仕掛けの深さが調整しやすくなります。価格は19,000円前後となります。
ライトタックルの仕掛け
仕掛けの全長は2~2.5m前後となります。道糸にサルカンで片テンビンを付け、その下に2m前後のハリスと針を付けます。針は2~3本で1m程度の感覚で離れているものとなります。仕掛けは船宿や釣具屋でハリスと針がセットになったものが販売されていますので、それを購入しましょう。
コマセの出方が良い!ヤマシタ ライトビシアミ30号
船宿によってはコマセが荒かったりするため、ビシから餌が出にくいこともあります。
そんなときに活躍するのがこの商品です。
価格は1,800円前後となります。
ヤマシタ 船テンビンK型
コンパクトな天秤は道具入れに入れていても邪魔にならないので、持っておくと便利です。価格は430円前後となります。
がまかつ ライトアジ五目仕掛け
ライトタックルで一般的に使用する針です。
1本目の針までが1m、1本目と2本目の間が80cm空いています。
1つに針が2本、3組入りで340円前後となります。
良型が釣れる!ビシアジでの狙い方

出典:photo-ac
ビシアジは130~150号程度とライトタックルよりかなり重いオモリを使用して釣ります。タックルや仕掛けの見た目はライトタックルとほぼ同じです。
釣り方もライトタックルと同じで、ビシにコマセを詰め、仕掛けを海底に付けた後、上下に振って餌を出して魚を誘い釣りあげます。
ビシアジのタックルは対応オモリを確認しよう!
ビシアジは130~150号程度のオモリを使用するため、それに耐えうるロッドを選びましょう。長さはライトタックル同様、1.8~2m前後です。良型アジを狙う場合は深さのある場所を攻めることが多いため、リールは小型の電動リールをおすすめします。道糸にはPEラインの3~5号を使用します。
ダイワ 船竿ベイトビシアジXMH-170
コンパクトながら100~150号のオモリに対応できるロッドです。価格は11,600円前後となります。
ダイワ 電動リールレオブリッツS500J
ダイワの小型電動リールです。左右どちらでも操作がしやすいようになっています。価格は40,000円前後と手動リールと比べて高いですが、その分釣りが楽になるのでおすすめです。
ビシアジの仕掛け
仕掛けの全長は2.5~3m前後となります。道糸にサルカンで30~40cmの片テンビンを付けた後、水中での動きが良くなるようにクッションゴムを繋ぎます。その先に1m間隔で2~3本ついている針を付ければ完成です。クッションゴムは付けるのが必須という訳ではありませんが、付けることによってアジの数釣りができます。
ビシアジ釣りにおすすめのクッションゴム
テンビンの先にこれを付ければアジのバラシが少なくなり、1回で2~3匹掛かることも期待できます。価格は500円程度で買えるので、持っておきましょう。
おかっぱりから狙うアジの釣り方

出典:visualhunt
アジは回遊魚なので沖から堤防付近まで様々な場所を泳ぎ回っています。そのため足場の良い堤防などのおかっぱりから釣れるのも魅力です。ここでは、おかっぱりからの釣り方として、サビキ釣り・ウキ釣り・ルアーを使ったアジングについてそれぞれ紹介していきます。
定番!サビキ釣り

出典:visualhunt
サビキ釣りは、餌カゴにコマセを入れ、堤防などから仕掛けを足元に落とし、竿を上下に振って餌を出して魚をおびき寄せ、疑似餌のついた針に喰いつかせて釣る方法をいいます。アジは群れで行動しているため、回遊してくるタイミングで落とすのがコツとなります。隣や周りの人が釣れている場合は積極的に釣っていきましょう。
サビキ釣りのタックル
サビキ釣りのロッドは2~4m前後の万能タイプを使います。仕掛けが長いため、短すぎると釣りあげる際に苦労します。初心者は3~3.5m前後の長さを選びましょう。リールは2500程度の小型スピニングリール、道糸は一般的なナイロンの3~4号となります。
初心者におすすめ!タックルセット
何を選んでよいかわからない方向けに、ロッドとリール、仕掛けがセットになった商品です。
価格は3,500円前後と初心者が始めやすい価格設定となっています。
サビキ釣りの仕掛け
サビキ釣りは、複数の釣り方がありますが、今回は最も一般的な上カゴ式を紹介します。道糸にサルカンを付け、針と餌カゴを付けます。針の下にオモリを付ければ完成です。初心者でも作りやすい簡単な仕掛けとなります。釣果を上げたい場合は集魚板を付けると仲間がいると勘違いし、魚が近寄ってきやすくなります。
サビキ釣りの仕掛けセット
出来合い仕掛けの定番「ボウズのがれ」シリーズのサビキ上カゴ式版です。これさえ買えば仕掛けに迷う必要はありません。価格は470円前後となります。
釣れると楽しい!ウキ釣り

出典:pixabay
アジを1匹ずつ釣りたいならウキ釣りがおすすめです。針にオキアミなどのエビ餌を付け、水中に餌を漂わせ、コマセを撒いて魚を引き寄せて釣る方法です。針は1本針なので、1匹の引きを楽しむことができます。
ウキ釣りのタックル
ロッドは4~5m前後の長いものを使います。リールは小型スピニングリール、道糸はナイロンの1~1.5号を選びましょう。
ウキ釣りにおすすめの磯竿
ダイワの4.5mある磯竿です。155gととても軽量なので使い勝手が良くおすすめです。価格は6,800円前後となります。
ダイワの小型スピニングリール
同じブランドの小型スピニングリールです。
価格は6000円前後となります。
ダイワ レブロス LT2500D
ギア比: 5.3
1回転巻取り長(cm): 75
標準自重(g): 220
最大ドラグ力(kg): 10.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m): 8-220/10-190/12-150
標準糸巻量(ブレイド 号-m): 1.0-360/1.2-300/1.5-230
ウキ釣りの仕掛け
ウキ釣りは、道糸にウキ止め、ウキを通し、サルカンで1~2m程度のチヌ針と繋ぎ、ハリスにガンダマを付ければ完成です。電気ウキを使えば夜釣りでアジを狙うこともできます。
簡単便利!ウキ釣り速攻セット
釣り場で糸を結ぶだけで簡単に仕掛けが完成する出来合いのウキ釣りセットです。価格は1,000円前後となります。
ルアー初心者におすすめ!アジング

出典:pixabay
アジングはワームという疑似餌を使ってアジを釣る方法のことをいいます。タイミングを逃さなければ高確率で釣れるため、アジングからルアー釣りを始める釣り人も多いです。餌を買わなくて良いので身軽に釣りができるのも魅力です。
アジングのタックル
ロッドは6.4ft~7.8ft(1.95m~2.37m)前後の長さで先調子タイプを使用します。リールは1000~2000番台の小型スピニングリール、道糸はPEライン0.3~0.6号、もしくは2~8lbのフロロカーボンを使用します。
ダイワのアジング専用ロッド
ダイワから発売されているアジング専用の低価格帯ロッドです。価格は8,000円前後となります。
小型スピニングリール
ウキ釣りで紹介したリールの1サイズ下の商品となります。価格は6,000円前後です。
アジング用のおすすめPEライン
アジングの仕掛け
アジングは道糸とフロロカーボン素材のリーダー1.5mを繋いだ後、ジグヘッドと繋げて完成です。ジグヘッドにワームと呼ばれる樹脂製の柔らかいルアーを付けて釣ります。
リーダーと繋ぐのが面倒で、そもそも道糸にフロロカーボンを使用している方もいますので、好きな方を選びましょう。
リーダーにおすすめ!フロロカーボンライン
リピート率が高く、釣り人から愛用されているフロロカーボンリーダーです。価格は330円前後となります。
アジングにおすすめのジグヘッド
フッキングした際、ちゃんとアジのアゴを貫通してくれる強さをもったジグヘッドです。4個入りで価格は230円前後となります。
アジングにおすすめの小型ワーム
ジグヘッドと同じ「月下美人」シリーズの小型ワームです。色も分かれているため、これ1個買えば状況を見ながら変化を付けることができます。価格は390円前後です。
色んな釣り方でアジを楽しもう
今回はアジの釣り方と、それぞれにおすすめのタックル・仕掛けを紹介しました。船釣りからおかっぱりまで色んな場所で釣りを楽しめるアジ。初心者でも釣りやすい簡単な方法から、1匹ずつの引きを楽しみ方法まで釣り方も様々です。是非自分がやってみたい釣り方に挑戦してみてください!