作成:2018.9.4 更新:2023.5.10
ハゼの釣り方を徹底解説!必要なタックル・仕掛けもご紹介!
手軽に始められて女性や子供にも人気のハゼ釣りは、おかっぱりからも沖からも楽しむことができます。ここではハゼの釣り方を初心者にもわかりやすく徹底解説!ハゼの魅力から5つの釣り方、それぞれのタックル・仕掛けまでご紹介します。
ハゼ釣りの魅力と5つの釣り方

出典:Visual Hunt
ハゼは年中釣れる人気ターゲット
ハゼは、初心者や子供、女性も簡単に釣れる人気のターゲット。
海水と淡水が混ざる河口域や汽水域、湾内、砂泥底などの浅場を好んで生息しています。
目が大きく愛らしい外見とは裏腹に意外と獰猛で肉食性。ベイトは主にアオイソメやゴカイ、小さなカニやエビなどの甲殻類などを捕食しています。
ほぼ1年中釣ることができて、初夏には5cm~7cmぐらいの「ピンハゼ」、トップシーズンとなる8〜9月には10cmぐらいの「デキハゼ」の数釣りが楽しめ、秋頃には深場に移動し10cmほどに成長した「彼岸ハゼ」、晩秋から冬は数釣りは難しくなりますが20cm前後の「落ちハゼ」を狙うことができます。
トップシーズンには初心者でも入れ食い状態になることもよくあり、ハゼ釣りを楽しむ人で釣り場が賑わいます。
ハゼの釣り方は主に5つ
ハゼ釣りは船からも岸からも楽しめ、釣り方はウキ釣り、ミャク釣り、ちょい投げ、ハゼクランク、船・ボート釣りの5つがあります。
ハゼの釣り方は比較的簡単でタックルもシンプルなので初心者も釣りやすいですが、数が釣れなくなる秋〜冬は手返しの良さなどの工夫が必要になり腕の差が出ます。経験豊富なベテランにとっても奥が深く面白い釣りです。
それぞれの釣り方に魅力があるので、自分のフィッシングスタイルに合わせてハゼ釣りを楽しみましょう。
ハゼは水温が下がってくると浅場から深場に移動するので、季節によって釣れるポイントが変わります。季節ごとに場所や釣り方を変えるとハゼ釣りを長く堪能することができます。
食欲旺盛なハゼのブルブルっとした小気味よい引きも魅力。
釣った後には唐揚げや天ぷら、刺身などで絶品の味を楽しめるのも、ハゼ釣りの醍醐味です。
おかっぱりから狙うハゼ釣りを解説!

出典:Visual Hunt
おかっぱりからのハゼ釣りには、ウキ釣り、ミャク釣り、ちょい投げ、ハゼクランク(ルアー釣り)があります。
ここでは、それぞれの釣り方の魅力と必要なタックル・仕掛けをご紹介します。
1.見て楽しめる!ウキ釣り

出典:Stockvault
ウキ釣りは、主に延べ竿を使いウキ仕掛けを付けて岸壁などから狙い、アタリを待つ釣りです。
リールを使わないので初心者も気軽にでき、目で見てアタリがわかる楽しさもあります。
ウキ釣りのタックル
ロッドは万能延べ竿1.8~4.5m(リールを使用する場合は短めのちょい投げセットの竿など)。
延べ竿の場合はリールは使用しません(リールを使用する場合は小型電動リール)。
糸はナイロン0.8~1.5号をよく使用します。
ウキ釣りの仕掛け
ウキは玉ウキ、オモリはガン玉や板オモリ、ハリスは0.4~0.8号を使います。
針は袖針3~8号までで、ハゼの大きさに合わせて使い分けます。
竿先から針先までの仕掛けの全長は、竿の全長と同じにします。
ウキ、オモリ、ハリスが付いたセット商品も便利です。
2.シンプルで病みつきになる!ミャク釣り

出典:Visual Hunt
ミャク釣りは、ウキを使わずに延べ竿に道糸と針、オモリだけを付けるシンプルな釣りです。
そのため、エサに食いついたとき、ブルブルっとしたアタリがダイレクトに感じ取れるのが魅力。
ピンポイントで底を探ることができます。
ミャク釣りのタックル
ロッドは3〜5.4mの万能延べ竿または掘り出し竿。
リールは使用しません。
糸はナイロン0.8〜2.0号を使用します。
ミャク釣りの仕掛け
ハリスは0.4~1号、オモリはナス型オモリ0.3~1号をガン玉や割ビシで付けます。
針は4〜7号の袖針または流線針をよく使用します。
竿先から針先までの仕掛けの全長は、竿の全長と同じにします。
3.深場・広範囲を狙える!ちょい投げ釣り
ちょい投げ釣りは、リール竿を使って仕掛けを遠くに投げ込み、糸を張ってアタリを待つ釣りです。
深場に飛ばすことができるので、夏~秋にかけて特におすすめの釣り方です。冬には大型のハゼ「落ちハゼ」が上がることもあります。
広範囲を探れるメリットもあります。
ちょい投げ釣りのタックル
ロッドは2m前後のシロギス竿や万能竿、コンパクトロッドをよく使用します。
リールは小型電動リール。
糸はナイロン2〜3号を使用します。
ちょい投げ釣りの仕掛け
小型片テンビンまたはジェットテンビン、3~10号のナス型オモリを使用します。
小型片テンビンの場合はオモリは不要です。
テンビンの先に市販のハゼ用仕掛け6~8号を付けます。
4.高いゲーム性で人気!ハゼクランク(ルアー釣り)

出典:Visual Hunt
最近人気のハゼクランクは比較的新しい釣り方です。
エサで誘うのではなく、ルアーを使ってハゼの縄張り意識などの習性を刺激して釣るゲーム性の高さが魅力です。
仕掛けがシンプルなので初心者にもおすすめで、虫エサを触るのが苦手な女性や子供でも気軽に楽しめます。
ハゼクランクのタックル
ロッドは軽くて柔らかいソリッドティップかウルトラライトロッド6~7ftがおすすめです。
リールは1000~2000番クラスの小型スピニングリール。
糸はPEライン0.3〜0.6号を使用します。
トラウトやアジング、メバリングのタックルも代用できます。
シェアーズ ソルフィエスタ JESTA TROUT III/6.0FUL
全長:1.80m
継数:5本
仕舞寸法:47cm
標準自重:74g
Line wt:2-6LB
LURE wt:0.8-5g
ダイワ レブロス LT2000S
ギア比:5.2
1回転巻取り長(cm):68
標準自重(g):200
最大ドラグ力(kg):5.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m):2.5-200/3-150/4-100
標準糸巻量(ブレイド 号-m):0.4-200/0.5-170/0.6-150
ハゼクランクの仕掛け
ルアーはハゼ専用のクランクベイトを使用します。
ラトル入りのクランクベイトもおすすめです。
カラーはゴールド系やクリアイエローやクリアグリーン、クリアブラウンなどの自然色をよく使用します。
沖から狙うハゼ釣りを解説!

出典:Visual Hunt
ハゼは、沖で船やボートから狙うこともできます。
東京湾では夏から秋にかけてハゼ釣り専用の屋形船が人気で、この季節の風物詩にもなっています。
夏は延べ竿を使い、ハゼがいる水深が深くなる秋にはリール竿を使用するなど、季節によって使い分けるとより楽しめます。
ここでは、船・ボート釣りの魅力と必要なタックル・仕掛けをご紹介します。
5.ポイントへの移動も楽!船・ボート釣り

出典:Visual Hunt
船・ボート釣りは沖に出て、深場にいるハゼを狙うことができます。
ボートの場合はアンカーを沈めてボートを停めて船下に仕掛けを落とします。アタリが出なくなったら船やボートに乗ったままポイントを移動することができるので、おかっぱりから狙うより移動が楽です。
深場で狙えるため、ポイントに当たれば大型ハゼの数釣りも楽しめます。
船・ボート釣りのタックル
ロッドは、1.5〜3mの万能延べ竿または2m前後のリール竿。キス用のロッドなどの代用もできます。
リールは延べ竿を使う場合は不要です。
糸はナイロン1.5号前後をよく使用します。
仕掛けについて
ハリスは0.8号〜1号、オモリはナス型オモリ1〜2号を使用します。
針は袖針4~6号をよく使用します。
まとめ
ハゼ釣りの5つの釣り方をご紹介しました。
待つスタイルのウキ釣り・ミャク釣り・ちょい投げはエサを使うので、アタリの感触や瞬間が楽しめるという感動があります。
威嚇行動を利用したハゼクランクは、高いゲーム性にハマる人が続出中!
船・ボート釣りは、ファミリーならわいわいと一人なら自分だけの世界でのんびりと釣りを楽しむことができます。
それぞれの釣り方に魅力があるので、気軽に挑戦してぜひハゼ釣りを楽しんでみてくださいね!