作成:2018.10.6 更新:2022.6.29
ウミタナゴの釣り方!防波堤からのウキ釣りとサビキ釣りがおすすめ
ウミタナゴの釣り方は、主に堤防でのウキ釣りとサビキ釣りです。ウミタナゴは日本各地で年中釣れることから、ファミリーフィッシングで人気の対象になっています。子供や初心者の方でも、当たりを見分けることができるようになれば、大量釣果の期待大です。
目次
ウミタナゴ釣りはファミリーフィッシングにおすすめ!

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ウミタナゴは日本各地に生息し、年中釣れることからファミリーフィッシングの人気対象の魚と知られています。子供や初心者の人に、釣りの楽しみを教えるにはぴったりの魚です。ウミタナゴは、沿岸部の藻場や、岩礁帯などに群れで生息する習性があります。よって主な釣り場は、防波堤や磯が挙げられます。
また、ウミタナゴは料理にしても人気があり、房総半島などでは「なめろう」としてたしなまれています。ほかにも、塩焼きや煮つけなどバリエーション豊富に活躍してくれる魚です。また、刺身にすると少し身が柔らかすぎるとの声もありますが、一度旬のウミタナゴを釣って食べてみてください。予想以上のうまみや甘みに驚かれるはずです。ウミタナゴは水温が下がる冬から春の時期が味覚の旬ですので、その時期に釣りに行かれることをおすすめします。
ウミタナゴを防波堤で釣るなら釣り方は3種類!

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日本の各地で年中釣ることのできるウミタナゴ。まるで「いつでも釣ってください」といわれてる気にもなりますが、釣り方としては「ウキ釣り」と「サビキ釣り」が挙げられます。防波堤や磯で釣るのが一般的なので、コマセ(撒き餌)を活用することで、釣果アップが期待できます。以下では、コマセの活用の仕方も含めて順番に解説していきます。
ウミタナゴの釣り方その1「玉ウキ釣り」

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玉ウキ釣りは、ウミタナゴの釣り方の基本中の基本です。玉ウキはあくまでも一例ですので、慣れてきたら自分の好きなウキを試しても全然OKです。そしていずれのウキにしても同様なのですが、ウミタナゴの当たりは少しわかりづらいので、おもりを調節し、ウキの上面が水面ギリギリになるようにするのがコツです。微妙な当たりに気づけるようになったら、大量釣果も夢ではありません。
タックルはのべ竿でOK!
ウミタナゴのタックルには専門的なものは一切必要なく、リールのついていないのべ竿で問題ありません。しかし、高さのある場所だったり、干満の差があったりするのでリールがついていた方が便利です。どちらにせよシンプルなタックルで釣ることができるのが、ウミタナゴ釣りの一つの魅力です。ロッド(竿)の長さは4.2~5.3mで道糸は一号もあれば十分です。下記におすすめの商品を載せているので、ご参考程度にしてください。
ダイワ(Daiwa)渓流竿リバティクラブ万能小継硬調43・Q釣り竿
ロッド(釣り竿)タイプ:渓流竿(小継)
主なターゲット:ヤマメ イワナ メバル アジ
標準全長:4.30m / 仕舞:56.0cm
継数:9本
標準自重:117g
先径:0.7mm
元径:24.7mm
汎用性の高い先端調子で様々なターゲットを仕留めることができます。軽くて扱いやすいのが魅力で、のべ竿の楽しさを存分に味わえる商品です。
仕掛けはウキにこだわりを
ウミタナゴ釣りにおける仕掛けは、基本的に3~5号の小さめの針と細めの1号くらいハリスで大丈夫です。こだわりを持つとしたら、やはりウキ。ウミタナゴ釣りにおいて難しいところは、「当たりが微妙にわかりづらい」という点です。
玉ウキでも十分釣ることはできるのですが、ウキを高感度使用(細めの棒ウキなど)にしてみるなどすると釣果アップが期待できます。ほかにも小粒の玉ウキを5つほど使ったシモリウキ仕掛けなどがおすすめです。シモリウキ仕掛けは、繊細なあたりを見分けることができる仕掛けなのでウミタナゴ釣りにおすすめです。色は天候などに左右されますが、定番のイエローやオレンジでいいでしょう。
微妙なアタリを見分けることができるようになれば、その日の独壇場になれるかもしれません。よってウミタナゴ釣りでは、アタリを見分けるコツをいかに早く見つけることができるかが釣果を左右するといえるでしょう。
のんびりと釣りを楽しみたい方は、Amazonでベストセラー指定されているこのウキで十分です。必要であればガン玉の購入もおすすめします。
オールラウンドタイプのチヌ型です。初心者の方にもハリスに結び付けやすい商品となっています。
高強度、高耐久を備えています。
堤防での釣りに関しては問題なく、価格もお手ごろな商品です。
ウミタナゴの釣り方その2「サビキ釣り」

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サビキ釣りとは、擬餌針を6本くらい竿に付けて釣る方法です。数うちゃ当たる作戦と思ってもらえればOKです。ビシ(コマセを入れるかごに錘をつけたもの)をセットするだけなので、針にエサをつける必要もありません。基本的にはアジを釣る方法なのですが、ウミタナゴに応用しても釣ることができます。そして、ウミタナゴは群れになって生息する習性があるので、1回で2匹連れるという快挙を味わうことができるかもしれません。初心者にピッタリですので、ウキ釣りが難しそうだと感じたら、ぜひサビキ釣りを試してみてください。
タックルと仕掛けは初心者ならサビキセットがおすすめ
ロッドの長さ、針の大きさや道糸の太さは、ウキ釣りのときと同じで平気です。リールは中型のスピニング。サビキかごは5~15号程度で、サビキの仕掛けは4号から8ち号であれば問題ないでしょう。また、釣具屋さんに行けばサビキ釣りセットという仕掛けまでセットになっているものが売られています。サビキ釣りを一度試してみたいという方には、価格もお手ごろなのでおすすめです。
つり具TEN サビキ釣りちょい投げ釣り完全釣りセット 1ヶ月保証付
①堤防釣り竿 全長 1.8m 重さ93g 仕舞寸法 44cm オモリ負荷 5~20号
②リール 堤防用小型リール ナイロンライン3号糸巻き済み
③サビキ釣り仕掛けセット サビキ仕掛け3枚 コマセカゴ1個 ハサミ ミニタオル ビニール袋
④ちょい投げ仕掛けセット ちょい投げ仕掛け 天秤8号 疑似餌(パワーイソメ)
⑤水汲みバケツ ×1個
⑥魚つかみはさみ
⑦コマセエサ アミ姫 1個
⑧釣り入門ガイドブック1冊
タックルや仕掛け、そのほか釣りに最低限必要な初心者におすすめのセットです。
しかし、壊れやすいというデメリットはどうしてもあるので、少しばかり丁寧な扱いを心がけるようにしましょう。
ウミタナゴの釣り方その3「胴付き仕掛け」
胴付き仕掛けは、初心者からベテランの方まで、愛用される釣り方です。2本バリ、3本バリとありますが、慣れないうちは2本バリでやりましょう。上の針と下の針で付けるえさを変えるなどの楽しみもある釣り方です。
タックルと仕掛け
ロッドは、柔軟性のある胴がシッカリとしている2~3m、リールは中型のスピニングでナイロンライン対応のものを用意しましょう。Shimanoの2500~3000番台くらいであれば、釣り全般に使うことができるのでおすすめです。針の大きさなどは上記をご参考にしてください。
仕掛けは胴付きの2本バリで、おもりは3~4号くらいで問題ありません。エサはイソメを使用しましょう。ヌルヌルが苦手な人は人口のイソメもあるのでそちらを使っても構いません。
シマノロッドルアーマチックスピニングS80L
ルアーマチック S80L
全長(m):2.44
継数(本):2
仕舞寸法(cm):125.8
自重(g):135
先径/元径(mm):1.6/11.0
Shimano基準の高品質に、万全のアフター体制が強みの商品です。様々な釣りの場面で活躍してくれるコストパフォーマンスに優れた商品です。普及を重視した商品とは全く思わせません。
シマノリール17サハラC3000HG
ギア比:6.2
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
自重(g):250
スプール寸法(径mm/ストロークmm):46.5/14.5
ナイロン糸巻量(号-m)/フロロ糸巻量(号-m)/PE糸巻量(号-m):2.5-180、3-150、4-100/2.5-160、3-130、4-100/1-400、1.5-270、2-180
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91
ハンドル長(cm):55
初心者の方に扱いやすいコンセプトでありながら、ベテランにも満足を与える高価なデザインが魅力です。
そして疲労の軽減や、ロッドの操作性にもこだわった商品です。
コマセ(撒き餌)を上手く使って爆釣達成!
ウキ釣りやサビキ釣りは、基本的に一か所で待って魚が食いつくのを待つという手法です。ですからコマセを上手く活用することで、釣果を一気に上げることができます。コマセは様々な種類があるので釣りにいく魚によって選ぶ必要があります。ウミタナゴを釣るのに適しているのは「アミエビ」です。アミエビとは、小エビのような形をしたプランクトンのことです。
使い方はシンプルです。ほどほどな量を海にバッと投げ入れ魚が寄ってきたところに、仕掛けを投入するだけです。あまりに頻繁に利用すると、近くで釣ってる人たちの妨害にもなりかねませんので、あくまでも「ほどほど」を心がけてください。
防波堤では移動できる足場が限られています。釣りに行くときには、コマセの準備を忘れないようにしてください。
常温保存でき、スプーンも付属しているので利便性に優れたコマセ商品です。値段の割に容量も申し分ない商品です。
ウミタナゴはどんな場所にいる?ポイントにおける狙い方を解説
魚は少し陰になっているところに隠れている習性があります。ですから壁沿いや岸側の、「少し陰になっているところ」が狙い目のポイントです。意外と足元付近に潜んでいることがありますので、遠くに投げることだけでなく、そのような部分にも目を光らせるようにしてみてください。堤防のテトラポットなどもおすすめです。しかし滑ることがあるので十分気を付けて利用するようにしましょう。
ウミタナゴを釣りに行こう!
ウミタナゴの釣り方、ウキ釣りとサビキ釣りをご紹介しました。ウミタナゴ釣りは難しいテクニックをさほど必要としないため、堤防釣りデビューで狙うにはもってこいの魚です。コマセを活用すれば大量釣果も期待できます。しかし記事内でも述べたように、「当たりが微妙にわかりづらい」のが気を付けるべきポイントです。とはいえ、そこさえ慣れてしまえばウミタナゴを釣るのは簡単です。また、ウミタナゴのトップシーズンは初春から初夏、秋頃ですので、ぜひその時期に行くことをおすすめします。