作成:2018.9.25 更新:2023.2.4
ボラ釣りの3種類の釣り方と仕掛けを解説!おすすめの仕掛けも紹介
ボラ釣りには主にウキフカセ釣り、引っ掛け釣り、ルアー釣りがあります。釣り方ごとの仕掛けを解説します。
外道として扱われることが多いボラですが、引きが強く釣れた時の満足感が高く釣りを楽しむのにはとてもおすすめの魚です。
3種類の釣り方があるボラ釣り

出典:Visual Hunt
ボラは雑食性の魚で、群遊する習性がありるので比較的簡単に釣ることできます。他の魚狙いでも外道として釣られることが多く、嫌われる傾向がありますが、綺麗な外洋で育ったボラは臭みがなくとても美味ですので、地域によっては非常に人気の魚種です。
ボラ狙いではウキフカセ釣りが最も一般的な釣り方ですが、ルアーでも釣ることができます。また、群遊する習性を利用した引っ掛け釣り、いわゆるボラ掛け釣りも盛んに行われています。
ボラ釣りではシーバスなどが釣れることも
ボラ狙いのウキフカセ釣りでは、ゴカイやアミエビが使われますので、クロダイやメバル、メジナなども釣れます。また、ルアー釣りで使われるシンキングペンシルは、シーバスやメバルも良く食いついてきます。
逆にシーバス狙いで外道としてボラが釣れることがあり、水質が悪く泥が溜まっている河口など、場所によっては非常に臭いニオイがあることがあるので注意が必要です。
ウキフカセ釣りの仕掛け

出典:Visual Hunt
ウキフカセ釣りは、ボラ釣りの定番の釣り方です。仕掛けも簡単で釣り方も難しくないので、初心者の方でも簡単にボラ釣りに挑戦することができます。
ボラは雑食ですので、イソメやゴカイなどどんなエサでも釣ることができます。ただ、アミエビやオキアミの方が食いつきやすいので、ボラ狙いの場合はアミエビかオキアミがおすすめです。
ウキフカセ釣りのおすすめ仕掛けスペック
- 針:1号〜3号(チヌ針)
- ハリス:1.5号〜2号
- 棒ウキ:3B〜5B
- ガン玉:2B〜5B
- ウキ止め
- (からまん棒)
ボラはアタリが小さくて見逃しやすいので、アタリがわかりやすい棒ウキを使用するのがおすすめです。3Bくらいのウキがボラ釣りにはちょうどよく使いやすでしょう。ウキの大きさに合わせてガン玉を調整して仕掛けを作ってください。からまん棒は必ずしも必要ではありませんが、トラブルが少なくなるので一応つけた方が安心です。
ボラは口が小さいので針は小さめにしましょう。チヌ針の1号から3号くらいがよく使われています。
ウキフカセ釣りおすすめの仕掛け3選!
ウキフカセ釣りの定番
ボラ釣りに最も向いているチヌ針の8本セットの商品です。サイズも1号から5号が用意されていますので、多様な使い方ができます。ボラ釣りでは1号から3号くらいの小さめがおすすめです。
これさえあればガン玉の心配はなし
3Bから5号までのガン玉がセットになった商品です。ガン玉は細かい調整が必要になることもありますので、様々なオモリがあるセットを購入しておけば間違いありません。
アタリが見やすくボラ釣りには最適
ボラ釣りには3Bくらいの浮力のウキが使いやすいです。細かいアタリでもわかりやすく、ボラの小さいアタリを見逃すことがありません。
ボラ掛け釣り(ギャング釣り)の仕掛け

出典:Visual Hunt
ボラ掛け釣り(ギャング釣り)とは、引っ掛け釣りと呼ばれる釣り方です。エサを使わず、トリプルかダブルのフックをボラの群れに投げ、勢いよく引いてフックをボラの体に引っ掛けて釣り上げます。
引っ掛け釣りは、鋭い釣り針を勢いよく引っ張りますので周囲に危険を及ぼすことがあります。また、その残酷にも見える釣り方から禁止されている場所もあるので、事前に確認してから行うようにしてください。
ボラ掛け釣りのおすすめ仕掛けスペック
- 針:ボラ掛け針16号〜30号
- ハンガー天秤
- ライン:ナイロンライン4号前後
ボラ掛け釣りの針は「ボラ掛け釣り」もしく「ギャング針」という専用の針を使います。トリプルフックとダブルフックのものが引っ掛けやすくておすすめです。
ハンガー天秤を使えば針を複数付けることができ、より大きな釣果を期待できます。ハンガー天秤ではなくステンレス材を使って自作する人もいます。
ボラ掛け釣りおすすめの仕掛け3選
使いやすいダブルフック
トリプルフックと同様にボラ掛け釣りで人気のダブルフックの針です。18号の使いやすいサイズで、イカ釣りなどにも使うことができます。
逃さずボラは引っ掛けるトリプルフック
トリプルフックのボラ掛け針です。30号と大きめのサイズですので、初めての方でも釣りやすいでしょう。
一度に2匹釣れることも!
ハンガー天秤を使えば針を複数付けることができますので引っ掛かる確率が上がります。自作する人も多いですが、自作の面倒な人や初心者の方におすすめです。オモリ付きですのでそのまま使うことが可能です。
ルアー釣りの仕掛け

出典:Visual Hunt
ボラはフィシュイーターではありませんが、細いシンキングペンシルなどのルアーを使えば、ゴカイなどのエサと勘違いして食いついてくることがありますので、ルアー釣りも一般的な方法です。バチ抜きのシーズンはボラのルアー釣りの最も良いタイミングです。
ルアー釣りのおすすめ仕掛けスペック
- ルアー:ペンシルベイト、シンキングペンシル(8cm前後)もしくはワーム
- ライン:PEライン:1号〜2号
- ショックリーダー:4号〜6号(フロロカーボン)
使われるルアーは、シンキングペンシルやペンシルベイトなどの細いルアーがおすすめです。また、小さめのワームにも食いついてきます。
ボラは最大1m近くにもなりますので、PEラインの2号程度があると安心です。PEラインを使う場合はショックリーダーを使いましょう。2号のPEラインには5号か6号くらいのフロロカーボンのショックリーダーがおすすめです。
ボラ釣りにおすすめのルアー3選
小さいサイズでボラが掛かりやすい
8cmの小型のシンキングペンシルは、口の小さいボラでも針掛かりがいいです。ゴカイのような動きをするので、冬の寒ボラの時期やバチ抜けの時期に特に有効です。
6個セットでお得!
こちらもゴカイの動きに似た動きをするシンキングペンシルのルアーです。
6色セットのお得商品ですので、初めてルアー釣りに挑戦する人にもおすすめです。
ボラも食いつく小さめのワーム
メバル用の小さいワームはボラにも非常に有効です。タダ巻きするだけでも釣果が期待できるので初心者の方にもおすすめです。
色々な釣り方でボラ釣りを楽しもう!

出典:Stockvault
ボラは引っ掛け釣りなどの珍しい釣り方もできる魚です。ウキフカセ釣りなどでは比較的簡単に釣ることができるので、初心者の方でも是非挑戦してみて欲しいです。臭いと悪評も多いですが、外洋のボラは臭みもなく、寒ボラは脂が乗って非常に美味しくて高い人気があります。綺麗な海に行った時は美味しいボラ釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか!