作成:2018.9.4 更新:2023.7.5
コマセで釣果アップ!コマセの種類と必要な道具を徹底チェック!
釣りポイントに魚を集めるためのコマセ。ここではコマセの種類や道具だけでなく、作り方や効果的な使い方まで分かりやすく解説していきます。
魚をおびき寄せるコマセ

出典:photoAC
コマセとは針に付ける「付けエサ」とは違い、魚をポイントに集めるための撒き餌、寄せ餌のことをいいます。コマセを仕掛けと同調させて使用することにより、釣果アップが期待できます。コマセの種類はアミエビや冷凍オキアミ、イワシやサンマのミンチ、川泥にサナギ粉を混ぜたものなど、狙う魚によって種類は様々です。
磯釣りにはコマセが必需品

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コマセを使えばたくさんの魚がコマセを撒いたポイントによって来ます。堤防でのウキ釣りや磯釣りでは足場が限られて移動しにくいため、自分が移動せずに魚を自分の近くに寄せるコマセが役立ちます。また、魚を寄せた中で釣りを行えばヒットする確率も上がりますので、釣果アップにもつながります。
コマセの種類

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以前はイワシミンチをコマセに使っていましたが、今ではアミエビやオキアミを使うことがほとんどです。コマセはオキアミやアミエビに狙う魚の好きな配合餌をブレンドしたものです。アミエビやオキアミと配合餌は釣具店でも売っていますので、釣りに行く前に立ち寄っていくとよいでしょう。
小型魚を狙うならアミエビ
名前にエビと付いていますがプランクトンの一種で主にアジやイワシなどのサビキ釣りに使われます。アミエビは解凍されたブロック・凍ったブロック状のもの・常温のチューブタイプなどがあります。アミエビはアジ・イワシ・メバルを釣る際に使います。
マルキュー アミサビキ
常温保存可能なアミエビです。スプーン付きで便利です。
中型~大型にはオキアミ
オキアミもプランクトンの一種でアミエビよりも大きく、メジナやクロダイ釣りなどで使われています。オキアミは付けエサとして使うこともできます。オキアミは主にグレ・チヌ・マダイなど中型から大型を狙う際に使います。
生沖アミマキエ用
生タイプの撒き餌用のオキアミです。
船釣りではイワシミンチ
主に船釣りでビシカゴに入れてアジ釣りをする際にイワシミンチを使います。船宿で用意していることが多く、市販品は少なくなってきているようです。
狙う魚によって違う配合餌

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コマセに混ぜて集魚率をアップさせるの物が配合餌です。配合餌には沈降速度や拡散性を調節する役目があります。濁りや臭いでアピールする物が多いですがアジなどにキラキラした見た目でアピールする配合餌もあります。サナギミンチや青のりなど釣る魚の好みで配合餌も違ってきます。
マルキュー アジパワー
コマセがまとまりやすくなるアジ釣り用配合餌です。
光る素材入りで夜釣りにもオススメです。
マルキュー のりグレ
青のりを大量に配合しており、オキアミと混ぜて使えばグレノ食欲を促進します。
サナギミンチ
鮮度抜群で色艶と香りが抜群です。
1袋750g入りで約720円です。
コマセを作るマストアイテム

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コマセを入れるバケツ
冷凍ブロックや海水と配合餌を混ぜてコマセを作るためにコマセバケツが必要です。
ポリバケツタイプ
シールタイプのフタがついているので臭いが気になりません。
ひしゃくを引っかける専用フックが付いているため、コマセ用に便利なバケツです。
バッカンタイプ
コマセを入れるバッカンです。
大容量のため、磯釣りにピッタリです。
また移動中は道具入れ、釣り場ではコマセ入れとして使用することもできます。
冷凍ブロックを溶かす水汲みバケツ
オキアミが冷凍ブロックの場合は少量の海水を加えてほぐしていきます。その際水汲みバケツが必要になります。
水汲みバケツ
折り畳み可能で取っ手と水を汲む際のロープが付いて便利です。
マゼラー(撒き餌ミキサー)
冷凍のオキアミはなかなか溶けにくいため、冷凍ブロックを砕きながら海水や配合餌と混ぜる際に必要になります。
撒き餌ひしゃく
ダイワ(Daiwa)撒き餌スプーン
手ごろな価格で遠投可能なひしゃくです。
タカミヤ ウィニングシャフト
便利なストラップ付のひしゃくです。
3サイズ展開で低価格ですのでオススメです。
コマセスコップ
手を汚さずにコマセカゴに入れられます。
コマセの作り方

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通常は配合エサ1袋にオキアミ3kgを混ぜます。冷凍ブロックのアミエビやオキアミを使用する場合、配合餌は一度に全部使わず少し残しておきましょう。時間がたつと、冷凍ブロックが解凍されて水分がでてきますので、配合餌を追加してまとめるとコマセが使いやすくなります。
コマセの効果的な撒き方

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コマセは主に波止でのサビキ釣りや磯釣り、船でのカゴ釣りなどで使います。ポイントを選ばず撒き餌をしても、コマセが無駄になってしまうだけですので、撒き餌をする際の注意点を少し紹介します。
ウキフカセ釣りのコマセ撒き方
溜まりやすいポイントを選ぶ
潮の流れが速いポイントにコマセを撒いても、潮にながされてコマセがどんどん流されてしまいます。潮目や足元などコマセが留まりやすいポイントを選んでコマセを撒きましょう。
コマセと仕掛けを同調させる
コマセをいろんな箇所に撒くと魚を散らしてしまうため、同じ場所に打ちます。潮に流されたコマセは魚が留まる場所に流れていきます。コマセを撒いて仕掛けをその位置に落とし、またコマセをかぶせれば仕掛けをサンドイッチして同調させることができます。釣りを始める前に出来上がったコマセを足元に撒いてみてコマセの漂い方や濁りの帯がどう変化するかなど観察してから釣りを始めるとより効果的にコマセをまくことができます。
撒き餌禁止の場所は要注意
堤防などでは「サビキ釣り可。コマセ禁止」などと注意書きがある場所もありますので注意して下さい。これはコマセカゴに詰めてのサビキ釣りはOKですが、コマセを撒いてはいけないといういうことです。堤防でコマセを撒くとテトラや岸壁および足元にコマセが付着し、汚れて悪臭が漂うため撒き餌禁止にしている堤防もあります。注意書きがないかよく確認してから釣りを始めましょう。
まとめ

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撒き餌をすることによって集魚率が格段に上がりますので、狙っている魚が釣れる可能性が大きいです。荷物は少し重くなってしまいますが、費用と手間をかけた分釣果も期待できます。魚が撒き餌によって来る姿を見れば、モチベーションもあがりますので釣りがより楽しくなるのではないでしょうか?ウキ釣りに行く際は、ぜひコマセを持って釣りに出かけてみて下さい。