作成:2018.9.30 更新:2022.8.15
アマダイ釣りは仕掛けが釣果を左右する!仕掛けを極めて大漁を狙え!
アマダイは、その引き味や引きの強さ、テクニックを要する駆け引き感など魚趣がつきない人気のターゲットです。トップシーズンの晩秋から冬にかけて、乗合船はアングラーでにぎわいます。ここでは、アマダイ釣りで釣果をねらうための仕掛けをご紹介します。
目次
アマダイは船釣りでボトムのタナ取りを

出典:Foter
アマダイは海底の巣穴が生活のベース
アマダイは、約25cmから大きなものでは60cmにも成長します。沖合の水深30〜150mあたりの砂泥底に巣穴をつくりそこで生活しています。アマダイの餌は小型の甲殻類や多毛類です。餌が近寄ってくるのを巣穴で待ち、捕捉する時だけ巣穴から出ますが、捕捉するやすぐさま巣穴に戻ります。
アマダイは沖から船釣りする海底ゲーム
海底に生息するアマダイなので、沖合で船釣りが主流となります。アマダイは警戒心が強いのですが、そのわりに動いてるものに反応を示します。100m前後の海底の巣穴に潜むアマダイに対して、違和感ない動きでおびき寄せる仕掛けが必要となります。
アマダイ釣りには、イトヨリ、エソなど多彩な釣果も!
アマダイ釣りには、外道魚ゲストが多いのも特徴です。トラギス、ガンゾウビラメ、キダイ、チダイ、ホウボウ、ヒメコダイ(アカボラ)など、おもわぬ釣果にも。また、これはアマダイのポイントが近いことを示すサインにもなります。
アマダイ釣り、釣果があがる仕掛けは主に3つ!

出典:Foter
アマダイは海底に巣穴をつくって生息し、巣穴から餌がくるのを待っています。海底近辺を本物の餌のような動きでアマダイを誘いだす、仕掛けが重要な釣りになります。その仕掛けで人気なのが、片テンビン仕掛け、胴付きオモリ仕掛け、一つテンヤです。ここではその仕掛けと、それぞれのおすすめタックルをご紹介します。
アマダイ釣り、片テンビン仕掛けとそのおすすめアイテムをご紹介!

出典:Foter
アマダイ釣り、片テンビン仕掛けのスペック
片テンビン | 35〜40cm程度の中型 |
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オモリ | 40〜100号 |
ハリス |
2〜3号なら1.8〜2m
4〜5号であれば2〜3m 枝スを30〜40cm前後 |
ハリ | チヌ、マダイバリ、伊勢尼、丸海津系など3〜5号 |
ガン玉 |
潮流が激しいときなど下バリの30〜40cm上方に取り付ける
潮流の変化に対応できるよう数種サイズ準備 |
サルカンビーズや親子サルカン小 | ライトタックルに発生しがちな絡み対策に枝スへ装着 |
夜光玉 | アマダイは光るものに反応する性質あり、喰い渋り対策 |
以上のようにあらゆる対策を講じてみましょう。この方法は、仕掛けを真っ直ぐに浸水させて底から引き上げるシンプルな動きなので初心者にもおすすめです。
アマダイ釣り、片テンビン仕掛けおすすめアイテム
サルカン付きで快適にタナ取り
ソフトなアプローチはもちろん、わずかなアタリにも高感度に反応してくれます。またサルカンが装備されているので絡みを防ぎます。
安定した深場ねらいに
写真は80号。潮流変化や釣り場状況に合わせていくつかサイズを準備しておけば心強い味方に。
サイズも長さも豊富な1パック
釣り場の変化に対するアングラーの作戦変更の、その意図通りに動いてくれるバリエーション豊富なラインパックです。
海底をふんわりとただよう餌を演出
「からまーずビーズ」搭載で、アマダイの好奇心をそそる自然でソフトな誘いを可能に。
激しい潮流でも落ち着きある仕掛けを
影響を受けやすいライトタックルでも落ち着きを取り戻すポイントゲッターとして投入します。
思わず巣穴から蝕手がのびる
絡み防止のためのサルカンビーズに、光に反応してしまうマダイの特性にアピールする夜光タイプ。ダブルの機能が有効に働いてくれます。
アマダイ釣り、胴付きオモリ仕掛けとそのおすすめアイテムをご紹介!

出典:Foter
胴付きオモリ |
50〜60号
潮が速ければ100号程度が必要になることも想定していくつか準備 |
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ハリス |
フロロカーボンで5号、2m弱程度に
枝スはフロロカーボンで3号30〜40cm前後 |
ハリ | 片テンビン仕掛けと同様にチヌ、マダイバリ、伊勢尼など3〜5号 |
オモリが仕掛けの先頭にあるため、ねらいとする操作によく反応します。片テンビン仕掛けよりも、早く自在にタナ取りを可能にし攻略感をたっぷり味わえるのが魅力です。逆に、重みがあるだけに、片テンビンのようなふわっと感のある誘いが不得手です。微妙なニュアンスを仕掛けに伝えるために、丸玉オモリを利用するなどスペックのチョイス&ジャッジを常に行う必要があります。
アマダイ釣り、胴付きオモリ仕掛けおすすめアイテム
海底でのタナ取りを自由自在に
アマダイの棲み家近くへと、素早くそして静かにリーチ。水中の先鋒として海底の変化にも対応できるよう数種準備します。
ハイクオリティかつ収納のよさで星5つ
強度を追究した高分子フロロカーボンを採用。PEとも相性がよく、コアは硬くそれを包む柔らかい素材の2重構造で安定感ある操作を。
シマノ(SHIMANO)ショックリーダーエクスセンスEXフロロカーボン30m5.0号クリアCL-S23L
素材:フロロカーボン/全長:30m/5.0号
平均強度:20.0lb/9.1kg
大物を逃さない頑強仕様
軸はしっかりと太く、鈎先はシャープな線形。また、アマダイの口を確実にとらえる内向きフックになっており、大物であっても問題なく釣り上げます。
ダブルシンカーで操作性を向上
タナ取りの軌道修正を素早く行いときの強力な助っ人。また、シングルでは表現しにくいソフトな仕掛けアクションもダブルで操作するとアピール力のアップに。
アマダイ釣り、一つテンヤ仕掛けとそのおすすめアイテムをご紹介!

出典:Foter
テンヤはサイズやタイプ、色をポイントに準備します。
サイズ |
3〜12号
潮流などの影響で、ボトムまでに時間がかかりすぎる場面も想定して数種スタンバイ |
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タイプ |
アイの付き方
潮流速度に変化があった時でも、エサが違和感なく水平を保つための工夫が必要となります。それには、テンヤのアイがラインに対して水平になっているものと垂直になっているもの、この2種類をうまく使いわけるといいでしょう。流れが早いときには水平のものを、流れが弱くラインにあまり影響を与えない場合には垂直、でエサの違和感をおさえることができます |
色 |
テンヤの機能で最も重要
カラーの効果は大きく、赤、金、シルバー、蛍光色をそろえておき、喰い渋るなら色を使いわけます。また、発光テンヤを使うのも光に反応しやすいアマダイには魅力といえましょう。 |
以上、テンヤのほかに
ライン |
PEラインの0.8〜1号
潮流の変化を受けやすい軽めのテンヤを使うので伸縮しない、浸水後もまっすぐボトムをひろえるものを準備 |
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リーダーライン | ナイロン3〜5号 |
テンヤの動きは、アマダイの捕捉欲をかきたてる動きを見せ魅惑的です。わずかなアタリもつかみやすいく初心者にもおすすめです。
アマダイ釣り、一つテンヤ仕掛けおすすめアイテム
本物のただよい感でアピール
誘いのパフォーマーとして自然な泳ぎとクリスタルアイでアマダイを魅了します。
潮流の変化にも左右されない安定感を
質感がソフトでシルキーなため水抵抗の変化に対しても安定した、そして素早いタナ取りを可能にします。
タフクロス2工法で強度、耐久性を追究し伸びにくいラインです。
ナイロンにフロロを配合したハイブリッドライン
ナイロンの持つ強度や操作のしやすさにフロロの特長を加えた新たな素材・カーボナイロンライン。
伸びにくく感度も上々にアングラーの操作をさまたげません。
潮流の変化に対応する仕掛けを準備し釣果を伸ばそう!
海底の巣穴から、餌がこないかなと待ちわびているアマダイの姿を想像するだけでも楽しいアマダイ釣り。そんなデリケートなアマダイには、繊細かつ緻密で臨機応変なタナ取りの仕掛け、作戦が大事です。どの仕掛けがよいのか、その答えは、その釣り場、その釣り場にいるターゲットが出してくれるともいえます。さまざまな仕掛けに挑戦して、ご自分に合ったアマダイ釣りを追究!ですね!