作成:2018.11.26 更新:2023.3.25
サビキ釣り仕掛けを解説!4種の仕掛けの使い分けとコツ教えます!
サビキ釣りの仕掛けを徹底解説します。サビキの素材や仕掛けの種類といった基礎的な事から、どんな状況でサビキの仕掛けを変えるのか、食いが悪い時の仕掛けによる対処法等の応用編まで説明します。サビキの釣果を伸ばしたい!そんな方におすすめの記事です。
目次
サビキ釣りは仕掛けで釣果が変わる

出典:visualhunt
サビキ釣りは堤防でアジやサバといった回遊魚を狙う釣り方です。ゴールデンウィーク頃から晩秋まで良く釣れ、ファミリーフィッシングの代表格です。
一口にサビキ釣りといっても、実に様々仕掛けがあります。ハリの形状や疑似餌の種類。材質やカラーなど、細かく分けると沢山の種類にわかれ、意外と奥が深かったりします。
状況に応じた仕掛け選ぶ事で釣果がもっと上がります。これからサビキ釣りを始める方や、もっと釣りたい方は是非参考にしてください。
サビキ釣りで狙える魚はアジやサバの青物中心
サビキで狙える魚はアジやサバの青物が中心です。春先は数センチの小さなサイズですが晩秋になるとサイズも大きくなり釣り応えもあります。
投げサビキにはイナダ(ブリの子供)が掛かってくることもあり大きな歓声が聞こえることもあります。
サビキの仕掛け!針の大きさの選び方
サビキの仕掛けには号数が書いてあります。号数が大きくなると、針もハリスも太くなります。号数の選び方は釣れる魚の大きさによって変えます。春先の数センチから晩秋の15㎝クラスでは、当然サビキのサイズを変えなければいけません。
- 春の豆アジ:5cm前後には3~4号
- 夏の小アジ:10cm前後には5~6号
- 秋の中アジ:15cm以上には7~8号
サビキの仕掛け1:カラフルなスキン系

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スキン系の中で最もメジャーな色がピンクスキンです。皆さんも一度は使ったことがあると思います。ピンクスキンはアミエビと色や形がそっくりな形状の針です。アミエビのコマセに夢中になった魚が思わず食いついてきます。
スキンとはゴムやビニールの素材のこと
所でスキンって何のことだかご存知ですか?スキンとはゴムやビニール製の薄い素材の事を指します。この素材を釣り針に巻き付けて疑似餌にします。ピンク色のスキンを巻き付けてあるからピンクスキン、白色のスキンを巻き付けると白スキンになります。
スキンには白色やオーロラカラー、ぴかぴか光るものなど無数にあります。スキンはゴムやビニールなので、加工が容易でカラフルな色を作ることができます。
サビキの仕掛け!スキンのカラーの選び方
スキンは色々なカラーがあります。カラーの選び方にはエサと同化させるという考え方があります。アミエビのコマセを使う時はピンクのスキンといった具合です。アミエビが最もメジャーなコマセなのでスキンもピンク色が選ばれるのは当然かもしれません。
白色のスキンはシラスに同化したスキンです。サビキ終盤の晩秋によく使われるエサです。
夜間や光量の少ないマヅメ時はの蛍光色
夜間のサビキ釣りや、まずめ時の光量の少ない時間帯は蛍光サビキを使うと釣果が上がります。発光するスキンには蓄光型やケイムラがあります。水中で妖しく光る蛍光サビキがアジの捕食スイッチをオンにします。
サビキといったらこれ!定番のピンクスキン
ハヤブサHS710これ一番ピンクスキンサビキ6本鈎
袋入り数:6本鈎1セット
鈎種・色:小アジ 金
特徴1:アミエビ・オキアミなどエビ類の持つイメージを再現。ベストセラーの定番カラーです。
鈎(号):6
ハリス(号):1.5
幹糸(号):3
定番のピンクスキンです。
間違いない信頼感で釣果実績は一番です。
サビキ釣りに出かけるのであれば必ずボックスの中に入れておきたい仕掛けです。
釣れないときは白スキンで変化を付ける
ハヤブサ HS711 これ一番白スキンサビキ 6本鈎
袋入り数:6本鈎1セット
鈎種・色:小アジ 金
特徴1:シラスや小魚の色と形をリアルに再現。状況を選ばないカラーはピンクと並ぶベストセラーです。
アミエビのコマセで釣れなくなった時に変化を付ける白スキン。
食い気が渋い時に投入すると一気にあたりが発生することもあります。
シラスを撒き餌に使う時は同調色のスキンになります。
見とれるリアルさ!まるで本物のエビみたい
ハヤブサ(Hayabusa)HS200小アジ専科リアルアミエビ4-0.8
針サイズ:4号
ハリス:0.8号
幹糸:1.5号
針数:6本
針仕様:小アジ針(赤)
入数:1セット
全長:1.4m
リアルアミエビは思わず見とれるリアルさです。
本物のエビに見えます。
技術の高さとスキンに掛けるメーカーの情熱を感じます。
夜間や光量が少ない時に効果絶大!蓄光スキン
水中で光る蓄光型のスキンです。
光でアジを刺激して釣り上げます。
夜間の釣りや薄暗い時間帯には効果が高いです。
サビキの仕掛け2:ハゲ皮とはカワハギの皮

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サビキの仕掛けにはハゲ皮とよく書いてあります。このハゲというのはカワハギのことです。関西方面ではカワハギを一般的に「ハゲ」と呼びます。そこからサビキの名前にもなりました。
サビキの仕掛けに使われる皮はハゲだけじゃない
サビキの仕掛けに使われる皮は、ハゲだけじゃありません。ハゲの他にもサバ皮、ナマズ皮、などが使われます。それぞれに特徴があります。柔らかくてしなやかに揺れるのがサバ皮。硬くて丈夫なのがナマズ皮。中間に位置しているのがハゲ皮です。
- サバ皮:薄くて滑らかでナチュラルに揺れる
- ハゲ皮:アジの実績が最も高い
- ナマズ皮:非常に硬く丈夫な素材
スキンと皮系を使い分けるコツは「魚の活性」
サビキは朝まずめや食いが立っているときは誰がやっても釣れてしまいます。ピンクスキン一本でOKです。ところが活性が落ちてなかなか釣れない時間帯がやってきます。この食いが悪くなってきた時こそが腕の見せ所です。
食いが悪い時は皮系に実績があります。より自然に近いので魚が違和感をもちません。また冬場も皮系の実績が高い季節です。
朝まずめはピンクスキンで初め、釣れなくなったら変化で皮系で探っていく。このパターンが釣果を伸ばすコツです。
定番のハゲ皮!ナチュラルカラーにアジが食いつく
魚皮のデザインに徹底的にこだわったハゲ皮のサビキ。
ハゲ皮独自の質感と滑らかさを存分に生かした疑似餌です。
アジが夢中に!ハゲ皮が妖しく光るオーロラカラー
ハヤブサ(Hayabusa)小アジ専科HS068オーロラハゲ皮5-0.8
針サイズ:5号
ハリス:0.8号
幹糸:1.5号
針数:6本
針仕様:小アジ針(金)
入数:1セット
全長:1.4m
天然素材のハゲ皮をオーロラカラーに加工してあります。
鱗のようにキラッと光り妖しい輝きでアジを魅了します。
光るサビキ仕掛け!ケイムラがアジを誘う
ハヤブサ(Hayabusa)HS100小アジ専科ケイムラサバ皮レインボー7-1.5
針サイズ:7号
ハリス:1.5号
幹糸:3号
針数:6本
針仕様:小アジ胴打ち針(白/金)
入数:1セット
全長:1.75m
光る素材ケイムラです。
ケイムラとは蛍光紫の略称で水中で妖しく光ります。
人間の目にはぼんやりとした光にしかめませんが、魚には紫外線を感知する能力があると言われ、とても輝いて見えます。
サビキの仕掛け3:トリック仕掛け

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トリック仕掛けとは、サビキの針に直接コマセのアミエビを付けエサにして釣る方法です。本物のエサを付けるので、疑似餌のサビキよりも良く釣れます。スキンや皮系の疑似餌にスレた魚にも効果が高いです。
トリックサビキの仕掛けにカゴはない
トリックサビキの仕掛けは、サビキ針とナス型おもりを使います。道糸の先にトリックサビキを繋げ、一番下にナス型おもりを付けます。基本的にカゴは使いませんが、集魚の目的で底にカゴを付ける場合もあります。
ナス型おもりはカラフルなものを選ぶのがコツ
仕掛けを回収した時に手でつかむのがナス型オモリです。視認性の悪いオモリだと誤って針を掴んでしまう事にも。オモリは視認性の良いオモリを選ぶのがコツです。定番カラーはオレンジです。
視認性の良いオレンジのオモリ「カラーシンカー」
視認性の良いオレンジのオモリです。
サビキの仕掛けは針の本数が多い上に、ハリスも細くて見えにくいです。
仕掛けを回収した際はオモリの位置でしか仕掛けが見つかりません。
たかがオモリですがトリック仕掛けのオモリはとても重要です。
オモリもセットになったトリック仕掛け
オモリ付きの取り組サビキです。
各針には、ピンピンと跳ねるようにラメ入りのファイバー繊維が結び付けられています。
これはエビのひげや尾のように見え、アミエビと相まって疑似餌の効果もあります。
トリックサビキの定番!朱塗りタイプ
トリックサビキはアミエビを針にさして釣ります。
アジに見破られないために、針も煙幕の中でアミエビに似せてしまうのが得策です。
赤く塗った針はそれだけでも疑似餌効果でアミエビのように見えます。
夜光玉がキラッと光る!トリックサビキ
針の根元に夜光玉が付いたトリックサビキ仕掛けです。
小さな球が光ってアジを呼びます。
薄暗い日や光量が少ないまずめの時間帯等に投入すると効果絶大です。
トリックサビキの仕掛けには絶対必要なエサ付けバケツ
トリックサビキの仕掛けには、疑似餌が付いておらず、ハリにアミエビを直接つけなくてはいけません。
そこで便利なのがこのスピードバケツです。
バケツの横についたエサ付け専用のスペースにサビキを入れ、切込みの入った溝に仕掛けをセットして、アミエビの中を通していくとトリックサビキの針にアミエビが見事に引っ付きます。
サビキの仕掛け4:遠投サビキで大物を狙

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サビキは堤防周りに回遊してきた小魚を狙う釣りです。このサビキ釣りを改良して沖合のポイントでサビキ釣りが出来るようにしたのが投げサビキです。投げサビキでは堤防の近くまで寄ってこない大物を狙うこともできます。晩秋のアジなら15㎝以上も狙うことができます。
投げサビキの仕掛けと釣り方
投げサビキは、サビキの仕掛けにウキを付けます。ウキを付けることで狙ったポイントに仕掛けを誘導できます。ウキは遊動式にするのがコツで、狙ったタナを攻めることができます。
投げサビキの仕掛け作りは少し手間
投げサビキの仕掛けに使うアイテムは、通常のサビキ仕掛けと比べるとずいぶん多くなります。道糸の先に来るのが遊動式のウキです。
ウキは中通しタイプの長浮きか卵型ウキです。遊動式なのでウキ止めとシモリペットが付きます。ウキの下に仕掛けが絡むのを防止する「からまん棒」を付けます。
投げサビキの仕掛けに使うアイテム一覧
- ウキ :オモリ負荷10号程度
- 遊動式 :ウキ止め、しもりペット
- 絡み防止:からまん棒
- 針 :7号以上
- 下かご :オモリ入り
ハヤブサのサビキ専用のウキ!ウキ止め付き
ハヤブサ 名人の道具箱 サビキウキ 12号 オレンジ P482
ウキ号数:12号
カラー:オレンジ
ウキ止め適合道糸(目安):ナイロン2-5号
セット品:ウキ止めゴム×2、シモリペット×1、ウキ×1、ウキ止めゴム×1
遊動ウキ使用にすると、ウキ止めやしもり玉と揃えるアイテムが増えてきます。
このウキにはウキ止めとしもり玉がセットになっています。
ビギナーの方が自作の仕掛けを作るにはお勧めのセットです。
サビキの仕掛け絡みを防止するからまん棒
釣研からまん棒
サイズ:中
最大外径×全長:2.7×22.5mm
入数:6個
元祖絡み防止パーツ。
道糸にキズをつけないソフト素材採用。
遠投やハードなアワセでもズレや外れが発生しない。
仕掛けの絡み防止に役に立つのがからまん棒です。
長い棒ウキを使う時には、ウキと仕掛けが絡まないように必須のアイテムです。
投げサビキにも使った方が良いです。
投げサビキの仕掛けがすべてセットで便利
ハヤブサ(Hayabusa)下カゴ飛ばしサビキセットリアルアミエビ8-3
袋入り数:4本鈎1セット
鈎種・色:小アジ 赤
特徴1:沖目の群れを攻略する飛ばしサビキセット。マキエが入れやすく手返しが早い下カゴ式。マキエをみごとに同化する、リアルアミエビ仕様。
鈎(号):8
ハリス(号):3
幹糸(号):5
仕掛けを自分で作るのは面倒だ!という方におすすめなのが、ワンタッチで道糸にセットすれば全てが揃う「サビキセット」です。
ウキから仕掛け、カゴまで付いているので道糸と仕掛けを繋げるだけで完成です。
直ぐに釣りが始められます。
上にカゴをセットする投げサビキセット
こちらも投げサビキの仕掛けが全て揃ったサビキセットです。
こちらのセットはカゴが上に付くタイプです。
上にカゴがあるから下に向かってアミエビの煙幕が落ちていきます。
投げサビキについてもっと知りたい!そんな方は下記の記事も併せて参考にしてください。
投げサビキが詳しく書かれています。
サビキは仕掛け次第で釣果がアップ
サビキ釣りは時合に当たれば誰でも釣ることができます。逆に、食いが渋る時や、あるいは1日中釣れない日もあります。
そんな時には、仕掛けに少し気を使うとあたりが発生して釣果がアップします。皮系やスキン系、カラーを思いのままにコントロールして釣果を上げるのはなかなか難しいものです。是非色々な仕掛けを使って挑戦してみてください。
先ずは食いが渋くなったらピンクスキンから他の仕掛けに変えてみる。それだけでも釣果は増えてサビキ釣りも楽しくなります。