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フィッシング界の王者マダイ!その最も釣れる時期について解説!

釣りごたえ、仕掛けの自由度、味等、釣り人にとって最もポピュラーとも言えるマダイ。実はオールシーズン釣れるのも魅力で、初心者もすぐに狙っていけるターゲットとなっています。今回はそんなマダイシーズンの中でも特におすすめの時期を解説していきます。

トップシーズンは春と秋の2シーズン!

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出典:visual hunt

マダイ釣りのトップシーズンは4~6月の春から初夏と、9~11月の秋の季節となります。
マダイは基本的には年中狙えるターゲットです。しかし水温が高いと活性が上がる魚でもあるので、暖かい時期の方が餌への食いつきが良く狙い目のシーズンとなります。

質・量共に春秋に最高潮を迎えるマダイ釣り!

マダイには産卵期を迎え、数と大型の個体が増える「春の乗っ込み」の時期と、餌への食いつきが良くなる「秋の荒食い」の時期があります。
この時期にトップシーズンになる理由として挙げられる点が、春はマダイが産卵を行いに沿岸部へ回遊してくる事、秋は産卵前後のマダイがこの時期に栄養を欲する事です。
この両シーズンは陸に近い沿岸部からの投げ釣りでも狙う事ができます。
特に春のマダイは「乗っ込みマダイ」として有名で、大型を狙うのであれば冬の時期と合わせておすすめのシーズンとなっています。

トップシーズンのマダイの魅力

祝いの席等でも振舞われる事で有名なマダイですが、釣り好きの間でも非常に人気の高い魚です。
多くの釣りブログでその釣果が発信され、釣り人の一つのステータスとして最もポピュラーな魚となっています。
その体の大きさや高級感からハードルが高いと思われがちですが、実際はそうではありません。日本各地に生息しており、トップシーズンは堤防からライトタックルでの投げ釣りで狙う事の出来る手頃な魚となります。
ですので初心者でも狙えるおすすめのターゲットとなっています。
又、その味は言うまでもなく美味であり、マダイ釣りは釣り上げた後の食事も魅力の一つです。
刺身、塩焼き、煮物、はたまた鯛めしまで多くのレパートリーがあり、持って帰った後の料理人にも喜ばれる釣果となるでしょう。
大型の個体も存在し、1メートルを超える個体が確認される事もあります。釣りごたえも抜群の魚となっていますね。
マダイのトップシーズンは、この様にマダイの魅力を余すことなく体感できる素晴らしいシーズンとなるのです。

釣り魚の王様!生態から見るマダイ釣り

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出典:visual hunt

マダイは普段は水深30~200メートルの深場に生息し、岩礁地帯や砂泥底になっている箇所で群れを成し活動しています。
活動範囲はそこまで広くなく、基本的には決まったエリアを中心に海底の根(シモリ)の近くを遊泳しています。生息域は北海道以南から東シナ海までと日本の海域に広く分布していますね。
マダイは水温が15℃以上になるとその活性を増していくので、4月辺りの暖かい春の時期から冬に入る前の晩秋の辺りまでが釣りのシーズンとなっています。
「乗っ込みマダイ」と呼ばれる春の時期にマダイは産卵期を迎えます。産卵は日本の各地の沿岸部の岩礁地帯で行う為、この時期は大量のマダイが沿岸へと回遊してきます。先述の通りこの時期はトップシーズンとして有名です。
又、秋には荒食いの季節を迎えます。
この時期は産卵を終えたマダイや、冬を越す為に深場へ回遊していくマダイが多くの栄養を欲している為、餌への食いつきが普段より増します。その事からこの時期も良く釣れる時期として有名になっているのです。

春・夏・秋・冬!それぞれの時期のマダイの魅力について解説!

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出典:visual hunt

一年中狙う事の出来るマダイですが、同じ場所でいつのシーズンも大量を狙う事が出来る訳ではありません。
各シーズンの釣れ方の傾向や、狙いどころは以下の通りとなります。
基本的には海底近くの岩礁等の根の部分、海底の立ち上がり部分、潮通りの良い部分等がおすすめの釣りポイントです。
普段マダイは深場を縄張りとしているので、トップシーズン以外は沖釣りで狙っていきましょう。

春の乗っ込みシーズン【4月~6月】

この時期は産卵期を迎える為、絶好のシーズンとなります。
普段は深場に生息しているマダイ達が、この時期には水深5メートル程の浅場でも釣れる可能性が高まります。ですので堤防からの投げ釣りでもどんどん狙っていきましょう。
ただし、多くの個体が産卵を行う5月頃は、食いつきが渋くなっている可能性もある為注意しましょう。
釣り場は堤防の先や岩礁の入り組んでいる場所等、潮通りの良い場所を中心にポイントを設定する事をおすすめします。
春は冬の寒い時期を超えた70~80センチ程の大物がかかる可能性も高いです。ですのでタックル等の装備は充実させておきましょう。

夏のシーズン【7月~8月】

夏は産卵期も終わり、少し落ち着いたシーズンとなります。
しかし千葉県の千倉の海等、一部の地域ではこの時期に乗っ込みのシーズンを迎える個体も存在します。ですので場所によってはまだまだ釣りが盛んな時期となります。
水温が高くマダイの活性も悪くない為、沖釣りで深場のマダイを狙っていきましょう。

秋の荒食いシーズン【9~11月】

マダイのもう一つのトップシーズンである荒食いの季節です。この時期は餌を求めたマダイが沿岸部に集まってくる為、その食性から一年で最も仕掛けへの食いつきが良い時期となります。
大型の個体は少なく、40~50センチ程の小~中型が中心ですが、釣り上げられる量はこの時期が最盛期となります。大量のマダイを狙うのであればこの時期に釣りを行いましょう。
狙いは春の時と同じポイントで問題ありません。マダイは群れを成して行動する魚ですので、一度かかればその場所に多くのマダイが潜んでいる可能性が高いです。腰を落ち着けて狙っていきましょう。

冬から初春のシーズン【12~3月】

冬は荒食いの時期も終わり、冬の寒い時期に備えて海底の深場へと回遊していきます。マダイは先述の様に水温15℃以上で活性が増す魚ですが、水温の低い冬は逆にあまり活動的ではなくなります。
この様にマダイは水温の安定した深場へと戻っている為、この時期に沿岸部で釣れる事はほぼありません。船を利用し、深い海底の沖で釣りを行いましょう。
しかしこの時期にマダイは旬を迎える事から、脂の乗った超大型のマダイが釣れることがあります。又、数もまったく釣れないという訳でもないので、この時期でも積極的に狙うのもありでしょう。
大型は海底が大きくせり上がっている部分に根付いている可能性が高いので、その場所を把握し狙ってみて下さい。

まとめ

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出典:visual hunt

トップシーズンの4~6月、9~11月だけでなく、夏、冬もそれぞれ狙いどころのあるマダイ。魚の王様の異名を取る事もあり、まさに釣り人にとっては魅力満載の魚となっています。
沖釣りでも投げ釣りでも狙う事の出来るマダイは、初心者、ベテラン、プロの方々が一緒になって狙える安定のターゲットです。
釣って良し、食べて良しのマダイの釣りを、是非堪能してみて下さい。

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